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一次出願を見てブログにも書きましたが、今年は地域ナンバーワンの進学校の倍率が低く「出願先変更はないだろうな~」と思っていたんですが、福島(11人減)、安積(3人減)、会津(6人減)と減りました^^;その受験生たちが橘や安積黎明、葵に動き激戦に!

今回は学区毎に出願動向や2023年の県立高校入試の傾向を話したいと思います。中学2年生は今から受験情報を掴んでおきましょう!すぐに来年はやってきます^^;

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【令和5年】福島県立前期選抜 最終倍率から今年の傾向を掴む

「2023年福島県立高校前期選抜」高倍率の高校を次の二通りにランキングしてみました!
●全学区・全学科ランク
●普通科ランク

前年度と比べゆるい倍率になった穴場もピックアップしてみましたのでご覧下さい!今年は福島南(文理科)といわき光洋(文理科)がサプライズです。

【2023年】県立入試 高倍率ベスト5

※一般選抜の倍率です
(1位)白河(理数科)⇒1.69倍【県南】
(2位)福島商業(経営ビジネス)⇒1.60倍【県北】
(3位)福島西(普通)⇒1.53倍【県北】
(4位)郡山北(電気)⇒1.50倍【県中】
(5位)郡山東(普通)⇒1.46倍【県中】

【2023年】普通科の高倍率ベスト5

※一般選抜の倍率です
(1位)福島西(普通)⇒1.53倍【県北】
(2位)郡山東(普通)⇒1.46倍【県中】
(3位)郡山(普通)⇒1.42倍【県中】
(4位)安積黎明(普通)⇒1.39倍【県中】
(5位)橘(普通)⇒1.32倍【県北】

【2023年】ゆるい倍率になった高校

・福島南(文理)⇒0.98倍【県北】
・福島西(デザイン科学)⇒0.40倍【県北】
・福島(普通)⇒1.06倍【県北】
・須賀川桐陽(普通)⇒1.03倍【県中】
・須賀川桐陽(数理)⇒0.54倍【県中】
・いわき光洋(文理)⇒1.09倍【いわき】

昨年メチャ高かった福島南文理科(1.65倍)ですが、今年はなんと0.98倍と定員割れ!! 2023年一番の穴場です。
想定外の低倍率の時、次年度は激戦になるのが定説。県北学区の中学2年生は福島南文理科の倍率に注意です。

【令和5年】県北学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県北の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県北学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・福島明成(食品科学)⇒1.75倍
・福島南(国際文化)⇒1.70倍
・福島(普通)⇒1.57倍

一般受験の高倍率
・福島商業(経営ビジネス)⇒1.60倍
・福島西(普通科)⇒1.53倍
・福島商業(情報ビジネス)⇒1.40倍
・福島西(デザイン科学)⇒1.50倍
・福島南(国際文化)⇒1.33倍
・橘(普通科)⇒1.32倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・福島西(普通科)⇒21人減少
・福島東(普通科)⇒14人増加
・福島(普通科)⇒11人減少
・福島工業(機械科)⇒8人減少

今年の一般傾向
今年の県北地区は福島普通科(1.06倍)が低倍率。しかも出願先変更で11人減少という異常事態。結果、福島東(1.26倍)橘(1.32倍)が激戦になっている。
冒頭でも書いたが昨年高かった福島南文理科(昨年1.65倍⇒0.98倍)、福島南情報会計(昨年2.23倍⇒0.94倍)、福島西デザイン科学(昨年1.50倍⇒0.40倍)と大きく倍率を下げた。「高倍率の翌年は大きく下がる」を表した感じである。
福島西(普通)福島西(経営ビジネス・情報ビジネス)は相変わらずの高倍率。特に福島西は21人出願先変更で減少したのに1.53倍!恐るべし。

【令和5年】県中学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県中の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県中学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・あさか開成(国際科学)⇒2.75倍
・田村(スポーツ)⇒1.75倍
・郡山北(電気)⇒1.50倍

一般受験の高倍率
・郡山北(電気)⇒1.50倍
・郡山東(普通)⇒1.46倍
・郡山(普通)⇒1.42倍
・安積黎明(普通)⇒1.39倍
・あさか開成(国際科学)⇒1.34倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・安積黎明(普通)⇒19人減少
・郡山東(普通)⇒17人減少
・郡山北(電気)⇒10人増加
・郡山(英語科)⇒8人増加
・郡山北(化学工学)⇒7人増加

今年の一般傾向
郡山地区進学校の倍率はどこも高いのだが、今年は安積高校が比較的低倍率(昨年1.24倍⇒1.12倍)。そのしわ寄せが安積黎明(1.39倍)、郡山普通科(1.42倍)、郡山東(1.46倍)に^^;
安積黎明(19人減)や郡山東(17人減)と出願先変更でかなり減らしているがこの倍率・・・。倍率で合否ボーダは変わってくるため今年のラインも高くなりそうだ。
ここ2年須賀川桐陽(普通)や郡山(英語)は定員割れが続いたが今年は定員オーバー、後期募集はなさそうである。
実業系では郡山北電気科が1.50倍と最高倍率、逆に常に高めの郡山商業が全学科低倍率流通経済や会計が定員割れだった。来年は高くなりそうである。

【令和5年】県南学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県南の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県南学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・修明(食品科学)⇒1.50倍
・光南(総合学科)⇒1.35倍
・修明(生産流通)⇒1.33倍

一般受験の高倍率
・白河(理数科)⇒1.69倍
・光南(総合学科)⇒1.11倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・白河旭(普通科)⇒3人減少
・修明(食品科学)⇒3人減少
・修明(地域資源)⇒3人増加

今年の傾向
今年の県南地区で最も倍率が高いのが白河理数科(1.69倍)だった。しかし理数科から普通科へ流れる人数を計算すると定員に満たない状況(234人/240人)、白河高校普通科は後期募集が見込まれる
白河旭は昨年と比べ(昨年1.13倍⇒1.08倍)とやや下げた。県南地区は光南高校が激戦。特色も一般も定員を超えている。今年も県南地区は定員割れが多かった。

【令和5年】いわき学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

いわき学区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「いわき学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・勿来工業(電気)⇒3.50倍
・平工業(土木環境)⇒2.00倍
・磐城農業(生活科学)⇒1.90倍
・磐城桜が丘(普通科)⇒1.79倍

一般受験の高倍率
・磐城農業(生活科学)⇒1.40倍
・磐城桜が丘(普通科)⇒1.31倍
・小名浜海星(海洋)⇒1.29倍
・平工業(土木環境)⇒1.25倍
・磐城農業(食品流通)⇒1.23倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・いわき湯本(普通)⇒6人減少
・いわき総合(総合)⇒5人増加
・平工業(機械工学)⇒4人増加

今年の傾向
磐城高校(昨年1.12倍⇒1.14倍)と磐城桜が丘(昨年1.31倍⇒1.31倍)といわき地区を代表する進学校倍率が昨年とほぼ同じだった。合否ボーダーも昨年同様と予想できる。今年も磐城桜が丘高校は激戦模様^^;
穴場と感じたのがいわき光洋(文理科)の1.09倍!高い倍率を誇る人気校だが今年は穏やかな倍率になっている。
最も倍率が高かったのが磐城農業の生活科学で1.40倍、食品流通も1.23倍と高く他の学科も定員割れがないためスライド合格が出来ず厳しい戦いになる。
いわき地区の場合、福島高専を合格した生徒が県立受験を回避するため倍率は動く。注意が必要だ。

【令和5年】会津学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

会津地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!

「会津学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・会津学鳳(総合学科)⇒1.50倍
・葵(普通)⇒1.05倍

一般受験の高倍率
・若松商業(会計ビジネス)⇒1.25倍
・葵(普通)⇒1.22倍
・会津工業(建築インテリア)⇒1.21倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・会津(普通)⇒6人減少
・若松商業(情報ビジネス)⇒4人増加
・若松商業(会計ビジネス)⇒3人減少

今年の傾向
会津地区の普通科戦線は「会津高校」「葵高校」「会津学鳳」の動向で決まるが、会津普通科(昨年1.05倍⇒1.08倍)、会津学鳳(昨年1.24倍⇒1.19倍)に比べ葵高校(昨年1.05倍⇒1.22倍)が難化した。葵のボーダーは上がりそうである。
私が注目したのは若松商業会計ビジネス科(1.25倍)、情報ビジネス科(1.11倍)とどちらも高くスライド合格も出来ない。超厳しい戦いになる。

【令和5年】相双学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

相双地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!

「相双学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・ふたば未来(総合)⇒1.38倍
・原町(普通)⇒1.22倍

一般受験の高倍率
・相馬農業(食品科学)⇒1.06倍
・原町(普通)⇒1.05倍

出願先変更(一般)が目立った高校
特になし

今年の傾向
進学校の相馬理数科が0.80倍、原町高校が1.05倍という結果だった。最も一般倍率が高かったのが相馬農業高校食品科学科の1.06倍。定員オーバーだったのが2校上記の2校のみ。他は定員割れだった。
相双学区で注目は「ふたば未来学園」!倍率には表れないが連携型選抜で中学からスペシャリスト育成をしており大学受験では結果を出ている。今年も大学合格者数に注目^^


■ 雑記 ■
受験生に福島入試過去問を練習させているんですが、何十年もやっていると「これ何年度の問題だっけ?」とすっかり忘れています。
これから必死になって感覚を取り戻し予想しますね。俺の大脳大丈夫かな(笑)

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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