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恒例の「直前アップシリーズ!」開幕です。

あ、今年から「直前5点アップ」から「7点アップ」にアップデート!7年前に始めた企画なんですが予想以上に好評なんです^^

毎年多数の生徒から感謝メールを頂きます。実は書く方がメチャ大変で止めたいんですが(笑) 今年もブログを見てくれている受験生のために頑張りますので直前勉強にお役立て下さい。

今回は「数学編①」になります。長文になりすぎて二つに分けました。今回は問題予想がメインなので受験生はさっそく直前対策の参考にして下さい!

【昨年の受験生の感想です】
「5点アップさまさまです!!ありがとうございました!ほんとに当たるの?って不安だったんですけど特に社会で出た!ってなりました。」

「2月にブログを知り数学の裏技ですげ~ってなり、5点アップを参考にラストスパートやりました。国語は俳句が出るし、理科も社会もやったとこだ!と感動しました。ありがとうございました!」

「特に5点アップが良かったです!もっと早くやってほしかった」

「予想けっこう当たってました!」

どうしても不安な生徒、受験のことで質問がある生徒はメール下さい。「合否サービス」も受験前日までやっています。
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【令和5年】福島入試「数学」予想:前編

予想以上に長い記事になってしまったので

前編:入試問題の予想
後編:問題難易の予想と対策


にもったいぶってお送ります。

2023年 入試問題「数学」の予想!

さっそく「入試問題」予想に入ります。受験生が分かりやすいよう問題順に予想していきます。
●ここちょっと苦手だ!
●出ると困る~

と思ったところは即復習してください!

【小問】予想

小問は中1~3年までの基礎~標準問題。なかなか予想出来ないが図形の問題は必ず出題される。必ず正解しよう。

「小問」の傾向(図形)と予想

「図形」出題傾向
・令和4年:「角度を求める(平行線)」「おうぎ形の面積」
・令和3年:「立方体の展開図」「六角形の内角の和」
・令和2年:円すいの側面積
・平成31年:円柱の体積、作図
・平成30年:作図、おうぎ形の面積
・平成29年:円すいの体積
・平成28年:作図
・平成27年:作図
・平成26年:作図
・平成25年:球の体積
・平成24年:円柱の体積
・平成23年:回転させた立体の体積
・平成22年:おうぎ形の弧の長さ

【小問】図形の予想
福島県では小問で図形の問題(基本)が出題される。ここ2年は2問出題された。
今年は「円柱の表面積・側面積」「球の体積・表面積」を予想しよう。あと円周角も押えよう!

【小問】最終チェック
小問と言えども公式や解き方が分からないと得点は出来ない。私が指導する生徒に最終チェックする問題を箇条書きしてみよう。

【ここは押えておく!】
ねじれの位置、投影図の問題
「円すい」「円柱」「球」の体積・表面積
近似値、有効数字
・角度を求める問題、特に円周角
比例・反比例の式&グラフ
・作図
・因数分解
平方根(絶対値)

【小問】アドバイス
小問は全問クリアしたいところ。しかし時折難問が混じっていることも^^;その時は深みに入らず飛ばしてオッケーだ。まだまだ序盤ということを忘れないように。

【大問3】「確率」「資料の活用」予想

問3は通常「確率2問「資料の活用2問」の合計8点なのだが、昨年はなんと資料が小問から出題となり、「確率2問」「規則性2問」と9年ぶりに規則性問題が出てサプライズだった。

しかし今年は従来通り「確率2問「資料の活用2問」から出題されると予想している。したがって「確率」と「資料の活用」の詳細データを参考に今年の問題を予想する。進学校受験者は「問3」全問クリアしたいものだ。

ここは比較的簡単な単元。苦手な受験生は教科書&ワークでいいから必ず復習を!

【問3】「確率」出題傾向と予想

出題傾向
令和4年:8枚のカードを使った確率(2問)
令和3年:8個の玉を使った確率(2問)
令和2年:6枚のカード×2セットを使った確率(2問)
平成31年:サイコロを使った確率(3問)
平成30年:5枚のカードを使った確率(3問)
平成29年:5個の玉を使った確率(2問)
平成28年:5個の玉を使った確率(2問)
平成27年:サイコロを使った確率(2問)
平成26年:5枚のカードを使った確率(2問)
平成25年:サイコロを使った確率(2問)
平成24年:6個の玉を使った確率(2問)
平成23年:5枚のカードを使った確率(2問)
平成22年:サイコロを使った確率(2問)

予想
過去12年のデータを見ると確率は玉かカードかサイコロを使った問題
今年はサイコロを使った問題を予想!

【問3】「資料の活用」出題傾向と予想

出題傾向
・令和4年:※小問で中央値を求める問題(1問出題)
・令和3年:『度数分布表』から階級の最小値、最大値、中央値(2問出題)
・令和2年:標本調査から平均値、傾向の推測を示す問題(2問出題)
・平成31年:『ヒストグラム』から階級値、『度数分布表』から割合(2問出題)
・平成30年:『度数分布表』から度数、相対度数(2問出題)
・平成29年:『度数分布表』から階級の幅、中央値、平均(3問出題)
・平成28年:『標本調査』から標本の大きさ、母集団の傾向を推測(2問出題)
・平成27年:『資料のちらばり』から分布の範囲、中央値の比較(2問出題)
・平成26年:最頻値(モード)を求める問題(1問出題)
・平成25年:中央値(メジアン)を求める問題(1問出題)

予想
高校範囲から中学範囲に移行された「箱ひげ図」が出題されると予想している。四分位範囲の求め方などしっかり復習しておこう。
あと「資料のちらばり」から出題されていないのでここも押えておこう。

【大問4】「方程式の文章問題」予想

次は得点を大きく左右する「方程式の文章問題」!なにせ5点というデカい配点。部分点もあるので0点は避けたい。4年前の正答率は低かった(6.1%)が昨年は易しかった(30.8%)。果たして今年は???

【問4】「方程式の文章問題」傾向と予想

出題傾向&正解率
令和4年:連立方程式の応用(正答率30.8% 部分点23.4%)
令和3年:連立方程式の応用(正答率19.4% 部分点24.1%)
令和2年:連立方程式の応用(正答率53.6% 部分点13.7%)
平成31年:連立方程式の応用(正答率6.1% 部分点10.7%)
平成30年:連立方程式の応用(正答率60.7% 部分点16.7%)
平成29年:連立方程式の応用(正答率15.3% 部分点23.9%)
平成28年:2次方程式の応用(正答率23.1% 部分点12.7%)
平成27年:連立方程式の応用(正答率44.7% 部分点16.0%)
平成26年:2次方程式の応用(正答率41.3% 部分点24.1%)
平成25年:連立方程式の応用(正答率8.3% 部分点28.2%)
平成24年:2次方程式の応用(正答率8.7% 部分点33.8%)
平成23年:連立方程式の応用(正答率12.9% 部分点36.9%)

予想
6年連続で「連立方程式」から出題されているが、私は「2次方程式の文章問題」を予想しよう。2次方程式の文章問題はレパートリーが少ないため対策は立てやすい。練習しておこう。
※金田先生は「絶対連立でしょ」と言っています^^;

【大問5】「図形の証明問題」予想

福島県の特徴である「図形の証明問題」。穴埋めではなく全て説明させる証明問題は全国公立問題を見てもほぼ当たらない。配点は5点と「方程式の文章問題」と同じだが、正答率は低い

ここを正解すると高得点が約束される。難関進学校の受験者は心して臨もう!

【問5】「図形の証明」問題

過去12年の「証明の種類」「正答率」を調べてみたのでご覧あれ。

入試年度 図形の証明 正答率(部分正答率)
平成23年度 合同の証明 正答率5.6%(部分正答率32.7%)
平成24年度 合同の証明 正答率正答率1.6%(部分正答率4.5%)
平成25年度 合同の証明 正答率正答率9.1%(部分正答率29.7%)
平成26年度 合同の証明 正答率正答率6.9%(部分正答率30.7%)
平成27年度 合同の証明 正答率正答率18.8%(部分正答率24.9%)
平成28年度 相似な図形から 正答率正答率5.0%(部分正答率7.4%)
平成29年度 合同の証明(円) 正答率正答率17.2%(部分正答率30.6%)
平成30年度 合同の証明 正答率正答率15.6%(部分正答率33.3%)
平成31年度 合同の証明 正答率15.5%(部分正答率17.3%)
令和2年度 平行四辺形の証明 正答率1.0%(部分正答率4.8%)
令和3年度 合同の証明 正答率18.7%(部分正答率24.8%)
令和4年度 合同の証明 正答率10.5%(部分正答率44.9%)

予想
昨年、一昨年は「三角形の合同証明」の標準問題で正答率は高かった。しかし3年前は「平行四辺形の証明」が出題。なんと正答率は1%!いつもの「三角形の証明」以外だと解けない生徒が多い。

今年も「三角形の合同証明」を予想しよう。私としては「円を使った証明問題」がクサいと推理。重点的に練習しておこう。あ、「直角三角形の合同」もやっておこう^^

※部分正答率は高い。とにかく書いてみよう!書かないと部分点は絶対にもらえない。

【大問6】「関数の応用問題」予想

いよいよ終盤にさしかかる。数学苦手な生徒は捨ててしまう傾向があるが(1)は簡単だ。絶対に正解しよう!

ではどんな関数問題だったか傾向をご覧あれ^^

【問6】「関数の応用問題」の出題傾向

出題傾向
令和4年⇒「2次関数と1次関数のグラフ」から
令和3年⇒「1次関数のグラフ」から
令和2年⇒「2次関数と1次関数のグラフ」から
平成31年⇒「2次関数と1次関数のグラフ」から
平成30年⇒「3種類の1次関数のグラフ」から
平成29年⇒「2次関数と1次関数のグラフから
平成28年⇒「2種類の2次関数のグラフ」から
平成27年⇒「2種類の1次関数のグラフ」から
平成26年⇒「2次関数のグラフ」から
平成25年⇒「1次関数のグラフ」から
平成24年⇒「2種類の1次関数のグラフ」から
平成23年⇒「2次関数と1次関数のグラフ」から
平成22年⇒「2種類の1次関数のグラフ」から

予想
昨年は「2次関数と1次関数のグラフ」から出題され問題(3)の正答率が1.2%と最も低かった

今年も「2次関数と1次関数のグラフ」からの出題と予想する。ま、傾きを求めたり、交点を求めたり、面積を求めたりとパターンは決まっており関数の対策は立てやすい。進学校受験者は2問正解がマスト。

あ、以前出題されたこともある「反比例」との融合問題は最近出題されていない。反比例は簡単なので復習し押さえておこう。

【大問7】「空間図形の応用」予想

いよいよ最後の問題。(1)は簡単な問題。(2)も時間があれば解けることが多い。だが数学は時間が足りずここで力尽きる生徒が多い。入試本番まで時間配分を徹底しよう。

(3)の問題は正答率0%となることも多い。上位合格を狙う生徒はプライドを賭けて臨もう!出来たら2023年の入試レジェンドだ!!

【問7】「空間図形」傾向と予想

出題傾向
令和4年⇒「三角柱」から
令和3年⇒「正四角錐」から
令和2年⇒「直方体」から
平成31年⇒「正四面体(三角すい)」から
平成30年⇒「正三角柱」から
平成29年⇒「正四角すい」から
平成28年⇒「直方体」から
平成27年⇒「正三角すい」から
平成26年⇒「四角柱」から
平成25年⇒「正四角錐」から
平成24年⇒「三角柱」から
平成23年⇒「立方体」から
平成22年⇒「直方体」から

コメント
いよいよラスト問題。この「空間図形」の問題だが
柱⇒錐⇒柱⇒錐の順番
で出題されている。

昨年は柱だった(三角柱)。順番で言えば今年は「錐」の出番!普通に「三角すいor四角すい」からの問題を予想する。

錐の場合

●高さを求める(三平方の定理)
●最短距離を求める(展開)
●表面積を求める
●切断した面積・図形(相似を駆使)

などが必出!過去問&復習しておこう。

※実は【大問7】の問題は中三で習った「相似」「三平方の定理」の応用問題だということを頭に入れておこう。

裏技】を駆使し時間短縮だ!

数学にはいろいろ裏技があります。ブログで取り上げた裏技は今年出題されそうな問題で使えますからチェックして下さい!

「円すい・円柱」の表面積・側面積を暗算で出す方法
「二次関数と一次関数の交点の直線式」をあっという間に出す方法

「【入試対策】実戦公式を駆使せよ~対策その2」
⇒今年の空間図形が「三角錐」なら使える可能性がありますよ^^


■ 雑記 ■
今日は受験生への授業も多くて「7点アップ」が遅くなってしまいました^^;
やっと書き終えたのでこれから安バーボン「ジムビーム」でもチビチビやりながらプレミアの三苫でも見ます♪

あ、明日は待ちに待った「ブレイキングダウン7」!前売りチケット買ったし見逃せません。

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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