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今回は「直前5点アップ作戦」国語編になります。

駿英でサイトを立ち上げて最初に予想したのが国語の「韻文(詩・俳句・短歌)」予想でした。以来サイトで予想をするのが恒例行事^^;

今のところ100%の的中率を誇っています。

今年の予想は…

ズバリ短歌です!

その理由は本文をご覧下さい^^

今回の直前5点アップ作戦の国語では、
●韻文や古典などの予想
●失敗しないための戦術

について書いていきますね。

国語をなめてはいけません。
昨年、国語で失敗した生徒が続出でした…

それもそのはず昨年は入試で最も難しい教科が国語だったんです。
では本題に入りますね。

リスニング対策!

昨年度の「5点アップ作戦」でリスニング対策を行いました。
書き尽くした感があるので今年はやりません。
土日を使い「5点アップ作戦~リスニング編」を参考に入試リスニングを聞きまくってください。
『直前5点アップ作戦~リスニング編』

【平成30年】国語入試問題 予想と失敗しない戦術

過去22年の出題傾向からの予想

数学同様、駿英家庭教師学院のホームページで「過去22年 国語の出題傾向」について表にしました。
過去22年国語の出題傾向

「過去22年 国語の出題傾向」の7年分の抜粋してみました。ご覧下さい。

今年の入試国語の出題予想
  • まず最初に恒例の韻文の予想から!昨年は「詩」を予想し的中!100%の的中率を継続中!上の表を見ていただくと、詩・短歌・俳句という順番で出題されているのが分かる。昨年は「詩」の順番(的中)。今年はズバリ短歌からの出題だろう!
  • 過去21年間で融合問題が2回出題されているので気にしている生徒も多い。確かに一度「詩と短歌」の融合問題が出題された。しかし短歌の順番の時に融合問題は出ていない。今年は「短歌」単独の問題と予想する。
  • 一昨年、「漢文の出題はない」と予想し外れ、昨年も「今年は古文からで間違いないだろう」と予想したのだが、なんと「古文・漢文」の融合問題が出た。さすがに今年は古文からの出題だろう!
  • 「漢文・古文」の融合問題の可能性もある。漢文嫌いの生徒も多いが漢文の方が簡単だ。漢文の法則は復習しておこう。
  • 大問1は「漢字」4問と小問1問の合計5問で構成されている。小問は「慣用句」「敬語」「文法」「部首」などからの出題。昨年は「文法」からの出題。今年は「敬語」or「文法」と予想
  • 入試の文法問題は難しくない。意味・用法が問われる選択問題。この形式の出題に慣れておけば簡単な問題だ。

今年の入試「国語」の傾向と予想でした。短歌を復習しておいてください。
では今年の傾向を踏まえ抑えるべき点をピックアップします!

【平成30年国語】ここを押さえるべし!
  • 短歌の表現技法や区切れ、形式(字余り・字足らず)、歌調(七五調・五七調)を押さえること。
    短歌の表現技法は「比喩」「体言止め」「倒置法」「反復法」「枕詞」「掛詞」「縁語」など
  • 古文アレルギーが多いが、入試の古文は思っているより簡単。日本語の訳が補われており内容が容易に分かるからだ。何度も読めば必ず理解できる。模試・過去問等で練習しておこう。
  • 入試の漢文も古文同様簡単である。訓点「レ点」「返り点」を押さえ、訓読文を読めるようにしておこう。古文のように日本語で内容が補われているから内容理解は簡単。得点源にしよう。
  • 古文は現代仮名遣いに直す問題が必ず出る。簡単なので絶対に落とさないこと。
  • 福島県の国語は平均点が高く差が付かない教科だったが、ここ数年、数学に次いで高得点者が出ない教科に。これは「記述式の解答が多い」「小説・解説文が難解」というのが理由だ。数学同様、「模試と入試は違う」とこころして臨もう。
  • 読解問題の文章が難しいと時間配分で失敗する受験生が出てくる。国語は1時間目。国語の失敗はその後(特に数学)に影響を与える。最後の「作文」に時間を残すことが重要。
  • 作文の配点は高く書かせる条件は新教研と同じ。必ず書くように。

福島県の入試「国語」の戦術

入試の国語は何点取れれば良いのか知っておく

数学と同じですが、国語は40点以上の人数がメチャ少ないんです。そこがポイントで、模試と同じように考えて失敗する生徒が多いんです。

入試得点を偏差値化してみました。模試と入試の違いを掴んでおきましょう。そして自分が受験する高校の偏差値を基準に国語の想定得点を掴んでおくことをお奨めします。

昨年の国語の得点を偏差値化

※平均点は24.7点。超難問でした。
●43点⇒偏差値75
●40点⇒偏差値72
●37点⇒偏差値67
●35点⇒偏差値65
●33点⇒偏差値62
●30点⇒偏差値58
●27点⇒偏差値53
●25点⇒偏差値50
●20点⇒偏差値43
●15点⇒偏差値36

コメント
昨年の国語は超の付く難しさ。とにかく高得点者がいなかった。40点で最高偏差値72!
安積・福島受験者で20点台が続出。こんな年もあると想定しておこう。

2年前の国語得点を偏差値化

※平均点は28点。標準的な問題でした。
●45点⇒偏差値75
●42点⇒偏差値70
●40点⇒偏差値67
●37点⇒偏差値63
●35点⇒偏差値60
●33点⇒偏差値57
●30点⇒偏差値53
●27点⇒偏差値49
●25点⇒偏差値46
●20点⇒偏差値38
●15点⇒偏差値31

コメント
2年前の問題は標準的な福島県の問題。高得点者はいないが平均が高く差が付かない問題。。
安積・福島の受験者なら38点、福島東・郡山クラスで33点が必要だった。

時間配分の戦術

国語で失敗する生徒はたいてい時間配分の失敗だ。
●時間がなくて作文の途中で終わった。
●後でやろうと問題を飛ばしていたのに時間がなくなってしまった。

読解文の途中で時間切れになったら、ケアレスミスところじゃありません。大失敗です。
そうならないために過去問でしっかり時間配分の対策をしておきましょう

どうしても時間が足りない生徒に裏技を伝授しましょう。
それは「○○字以内で書きなさい」という問題を最初から飛ばしてしまうのです。捨てることになってしまいますが途中で終わるよりは全然マシです。気も楽になります。

心配な人もいるでしょう。そこで正解率を調べてみました。
小説と説明文の「○○字で書きなさい」という問題(記述式問題)の正答率です。

問題数ですが
●小説:記述問題は2問
●説明文:記述問題は2問

全部で4問になります。

どんな正答率でしょうか。ご覧下さい。

平成29年 国語「記述式」の正答率

小説問題
【大問4】
(3)6.9%(部分正答率 38.6%)※45字以内で書く
(6)1.5%(部分正答率 17.8%)※50字以内で書く

説明文
【大問5】
(5)①2.3%(部分正答率 30.2%)※40字以内で書く
(6)5.9%(部分正答率 25.4%)※60字以内で書く

平成28年 国語「記述式」の正答率

小説問題
【大問4】
(3)11.4%(部分正答率 41.8%)※30字以内で書く
(6)2.8%(部分正答率 22.9%)※70字以内で書く

説明文
【大問5】
(3)②89.4%(部分正答率 0.2%)※12字で抜き出す
(6)1.8%(部分正答率 22.1%)※70字以内で書く

完全に正解した人はホント少数です。
受験する高校によりますが1or2点の部分点のためにその問題に時間をかけるのは効率的ではありません。

問題の難易次第にもなりますが、
●国語に苦手意識がある生徒
●模試でいつも国語の時間が足りない
●過去問をやってみたら時間がかかりすぎた

そんな生徒は「捨てる作戦」を決行し最後の作文に余裕を持ってたどり着くようにしてください。

ただし、「○○字で抜き出しなさい」という問題は簡単です。必ず取り組むように!

取るべき問題は確実に押さえる

国語の正答率を見ると、「韻文(詩・短歌・俳句)」「古典」の正答率は高いです。過去4年の正答率をまとめてみましたのでご覧下さい。

「韻文」5点、「古典」5点の配点と予想していますが、基本問題が多いです。韻文・古典は得点源にして欲しいところです。

明日は他の教科をアップしますね。

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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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