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受験前の最後の週末です。時間的にガンガン詰め込みが出来る最後のチャンスになりました。

有意義な週末を過ごして下さい。そのためには、すべきことを書き出し実行することです。直前の追い込み勉強の内容が入試に出るなんてザラです。

ただし
●欲張った計画は立てない
●極端な夜更はしない
●朝は通常通り起きる
●体調には十分注意する

これらは守りましょう。

今日は「5点アップシリーズ」の社会編になります。

社会も分野別に分かれており予想が可能な教科です。特に地理はどこからの出題か予想しておくことで得する場合が多いです。私の予想を直前勉強の参考にしてみて下さい^^

不安な生徒や質問のある生徒はメール下さい。「合否サービス」も受験前日までやっています。
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【社会】入試問題の予想&対策

下記の表を見て下さい。過去11年の傾向が分かります。地理の出題は世界地理が1問、日本地理が1問の合計2題。10年の出題傾向はこんな感じでした。

世界地理の予想

過去11年の内容を見ると
・平成22-24年は「世界全域」
・平成25-28年は「地域」
・平成29-31年は「世界全域」
・令和2年は「地域」
から出ています。

分かりやすくまとめるとこんな感じです。

「南北アメリカ」→「ヨーロッパ」→「アジア(東南・南・西アジア)・オセアニア」→「アフリカ(中南アフリカ)」→「世界全域(地図を絡めて)」→「南極大陸・世界全域」→「世界全域(地図を絡めて)」→「ヨーロッパ・アフリカ」

●世界地理⇒5年間「世界全域」から出題、6年間は「地域」からの出題
●日本地理⇒11年とも「詳細な地方」からの出題

※日本地理は平成22-23年は大ざっぱな地域分けだったが今はやや詳細な地域分けになってきた

世界全域からの出題にすると「時差」や「地図」「グループ」など問題が作りやすく、貿易やら統計の問題も絡めると、世界各地の問題が網羅できます。テスト作成者からすると多くの重要事項が網羅でき作りやすいんですね。
昨年度は、本命を「世界全域」にし外しました(泣) しかし3番手に「ヨーロッパ」と予想し何とかカッコだけついたという感じです^^;

そして今年の予想は!当たりますよーに^^

本命◎⇒「南北アメリカ
対抗○⇒「アジア全域(東アジア、東南アジア中心)
穴×⇒「世界全域

注目入試に良く出る、時差の問題、地図(正距方位図法)の問題は練習しておくこと

日本地理の予想

次は日本地理の予想です。日本地理は平成25年から詳細な地域での出題に変わりました。したがってデータは平成25年からの8年間データを元に考えてみます。

「中国・四国地方」→「東北・関東地方」→「九州地方」→「関西・中部地方」→「北海道」→「中部・関東地方」→「中国・四国地方」→「東北地方」

日本地理の私の予想はいつも冴えています^^  昨年度は「東北・関東地方」と予想

昨年度の直前予想では
東北地方が出ていないんです。そこで東北地方メインで関東地方も共に出題されるのではと読んでいます。さてどうなるのか。
と語っていました(笑)

今年の予想ですが

本命◎⇒「関西地方(中国・四国も含めて)
対抗○⇒「九州・沖縄地方
穴×⇒「中部・関東地方

注目関西、九州地方がしばらく出ていません。そこが怪しいと踏んでいます^^ あ、ここ2年間日本地理の問題の中に「地形図」が組み込まれています。今年も同じような形式で「地形図」が出そうです!

入試「社会」のマメ予想!

「何でもいいからもっと予想して欲しい」という我が儘な要望に答えたのがこの「マメ予想」になります。社会で必ず出る問題が次の3つです。

●気候(雨温図)
●歴史の文化
●アルファベットの略称(公民)

昨年度は
●気候(雨温図)⇒西岸海洋性気候(ロンドン)
●歴史の文化⇒国風文化の平等院鳳凰堂・文明開化の様子
●アルファベット略称⇒AU(アフリカ連合)

2年前は
●気候(雨温図)⇒日本海側・瀬戸内海・太平洋側の気候
●歴史の文化⇒化政文化の富嶽三十六景
●アルファベット略称⇒TPP
が出ました。

この3つの出題傾向をまとめ、予想してみましたのでご覧下さい^^

天気「雨温図」のズバリ予想

大昔から福島県「地理」の入試問題には「雨温図」が出題されます。この「雨温図」嫌いが多いんですが、コツを覚えれば非常に簡単です。

基本は「何月に雨が多いのか?いつ暑いのか?雨の量はどうなのか?」を考えれば良いだけです。簡単ですから天気問題は確実にゲットです!

気候の出題予想

まず「気候」の予想はどこの地域から出題されるかに左右されます。今年の出題予想を

世界地理→「南北アメリカ」日本地理→「近畿・中国四国」
としたので気候の予想はズバリ

●世界地理なら「熱帯雨林気候・サバナ気候」「温暖湿潤気候」「高山気候」「地中海性気候」「温暖湿潤気候
●日本地理なら「太平洋側の気候」「日本海側の気候」「内陸性の気候
としておきます。記述式で出ることも多々ありますので、特徴を説明できるようにしておきましょう。

過去10年に出題された「気候」のデータは次の通り。断然、「世界の気候」が多いです!

【福島県の入試で出題された気候問題】

令和2年度
世界地理の気候から
ロンドンの雨温図「西岸海洋性気候」を選ぶ
※「雨温図」はロンドン、モスクワ、トンブクトゥ、ケープタウン

平成31年度
日本地理の気候から
「日本海側・瀬戸内海・太平洋側の気候」の組み合わせを選ぶ
※「雨温図」は鳥取市、岡山市、高知市

平成30年度
世界地理の気候から
「地図の首都(ワシントン)の雨温図」を記号で選ぶ
※「雨温図」はワシントン(温帯)、リヤド(乾燥帯)、ブラジリア(熱帯)キャンベラ(南半球の温帯)

平成29年度
世界地理の気候から
「地中海性気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はローマ(イタリア)、ケープタウン(南アフリカ)

平成28年度
日本地理の気候から
「太平洋側の気候」を記号で選ぶ
※「雨温図」は舞鶴市、大阪市、潮岬

平成27年度
世界の地理の気候から
「熱帯の気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はバンコク(タイ)、シンガポール

平成26年度
世界地理の気候から
「西岸海洋性気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はベルリン(ドイツ)

平成25年度
世界地理の気候から
「熱帯・高山気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図(気温のみ)」はマナオス(ブラジル)、キト(エクアドル)

平成24年度
日本地理の気候から
内陸の気候を読み取る
※「雨温の表」は新潟市、長野市、名古屋市、神戸市

平成23年度(2問出題)
①世界地理の気候から
「熱帯(サバナ気候)」を記号で選ぶ
※「雨温図」はニューデリー(インド)

②日本地理の気候から
「瀬戸内の気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」は鳥取市、岡山市、室戸岬[/box_b]

「歴史」文化の予想

歴史の問題で「文化」は最低1問出ます。過去11年の「文化」の出題傾向をまとめてみますね。ちなみに昨年は化政文化からの出題。もちろん的中です^^

「東山文化」→「国風文化」→「禅宗・最澄(仏教の問題)」→「元禄文化」→「国風文化」→「天平文化」→「天平文化」→「化政文化」→「国風文化」
注目「天平文化」「国風文化」が多いなあ。あと仏教問題も多い。昨年度予想では3番手に国風文化をあげていました^^;

ズバリ、今年の予想は

本命◎⇒「桃山文化
対抗○⇒「元禄文化
穴×⇒「鎌倉文化(仏教)

注意文化は教科書の資料&写真をよく見ておきましょう!そこから出ます。

【公民】アルファベット略称予想

ちょー地味な予想になりますが、公民のアルファベット略称予想で予想を締めます。

地味ですがこの1点は大きいです。私も高校受験の追いこみで国連機関などの略称を覚え本番で正解した覚えがあります。確かGATTが出たような…

アルファベット略称予想はピンポイント予想ではなく出題されやすい「アルファベット略称」の列記になります。

すぐに覚えられます。全て覚えてください。ここは確実に得点です!
ちなみに
●昨年度→AU(アフリカ連合)
●2年前→TPP
が出ました^^

昨年、受験生から「AUが出ました!やって良かったです!」と感謝メールを頂きました^^

今年は出題範囲の縮小で公民分野「国際社会」が削除されています。略称の大部分がこの縮小範囲で習う範囲。出題されない可能性も高いのですが地域主義の部分は地理でも出てくる略称です。そこは押さえておきましょう。

絶対暗記の「アルファベット略称」はこれだ!

●地域主義
EU、ASEAN、APEC、NAFTA、AU、NIES

●国連関係 ※出題されない
UNESCO、WHO、ILO、UNICEF、UNHCR、UNCTAD、WTO、IAEA、PKO

●海外援助 ※出題されない
JICA、ODA、NGO

●経済協力 ※出題されない
TPP、EPA、FTA

実際の入試でどんな略称が出てきたのかご覧下さい。

【福島県の入試ではこんな略称が出た!】

令和2年度
AU
平成31年度
TPP
平成30年度
出題されず
平成29年度
APEC,UNHCR(国連難民高等弁務官事務所),ODA
平成28年度
ODA,NGO
平成27年度
ASEAN
平成26年度
UNICEF,EU,ASEAN
平成25年度
NAFTA
平成24年度
WTO,ODA,POS
平成23年度
NGO
平成22年度
NIES
平成21年度
APEC
平成20年度
出題されず
平成19年度
FTA,ODA
平成18年度
EU

今年の「社会」の難しさを予想する

社会は理科と並んで「勉強を裏切らない教科」教科です。

過去6年間の平均点と高得点者分布を見ると
●極端な分布がない
●高得点者数が理科より多い
●3年前が低い平均点だった

そんなことが分かります。

ま、受験勉強にどれだけ時間をかけたのか?が表れる教科といって良いでしょう。今年の社会の難しさも標準で平均点は25-27点だと考えます。

【過去6年の社会平均点&高得点者数】

入試平均点 46-50点 41-45点 36-40点
令和2年 26.4点 138人 826人 1434人
平成31年 27.5点 152人 789人 1048人
平成30年 23.5点 70人 388人 745人
平成29年 25.5点 74人 601人 1044人
平成28年 28.6点 188人 921人 1357人
平成27年 25.2点 43人 396人 982人

進学校を受験する社会の得点は高く、平均すると安積高校や福島高校、磐城高校の生徒は40点以上、安積黎明・橘合格の生徒は37-39点の得点です。郡山高校・郡山東・福島東合格の生徒も軒並み34-36点をマーク。ホント社会の得点は勉強量に比例する教科なんだなと感じます。

入試中「社会」のアドバイス


社会は緊張も取れ、時間配分にも気を遣わずに済む唯一の教科。漢字間違いなどのケアレスミスに細心の注意を払い何度も見直し最後の教科を締めくくりましょう!

入試社会の得点を偏差値化(過去4年)

最後は入試社会の偏差値化です。他教科同様、4年分の得点を偏差値化してみました。社会は安定した平均点ですが3年前は難しかった年でした。偏差値にも現れています。

令和2年(26.4) 平成31年(27.5) 平成30年(23.5) 平成29年(25.5)
48点 偏差値71 偏差値70 偏差値74 偏差値71
45点 偏差値68 偏差値67 偏差値71 偏差値68
42点 偏差値65 偏差値64 偏差値68 偏差値66
40点 偏差値63 偏差値62 偏差値66 偏差値64
38点 偏差値61 偏差値60 偏差値64 偏差値62
36点 偏差値60 偏差値58 偏差値62 偏差値60
34点 偏差値58 偏差値56 偏差値60 偏差値58
32点 偏差値56 偏差値54 偏差値58 偏差値56
30点 偏差値54 偏差値52 偏差値56 偏差値54
28点 偏差値52 偏差値51 偏差値54 偏差値52
26点 偏差値50 偏差値49 偏差値52 偏差値51
24点 偏差値48 偏差値47 偏差値50 偏差値49
22点 偏差値46 偏差値45 偏差値49 偏差値47
20点 偏差値44 偏差値43 偏差値47 偏差値45
15点 偏差値39 偏差値38 偏差値42 偏差値40
10点 偏差値34 偏差値33 偏差値37 偏差値35

■ 雑記 ■

担当している受験生が「修学旅行決まりました!」と喜んでいました。そこの中学は入試後に「いわき」へ修学旅行(日帰り)を行くそうです。

今年の受験生は受難です。中体連などの行事が軒並み中止。まるで戦時中のようです。たとえ日帰りでも修学旅行決行でホント良かったです。いっぱい思い出作りしてきて下さい!その前に高校受験がありますが^^;

by 渡部


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この記事を書いた人

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