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令和7年2月13日に福島県立高校入試の最終倍率が出揃いました。2月17日に中学校から各高校へ調査書が提出され、調査書評価が各高校で行われます。

ジタバタしても17日寝ると入試本番がやってきます。ここからは自分自身との戦い。まだまだ得点は上がります。己の能力を信じ出来る限りの努力を行いましょう。あと1点で泣きたくはありません!!

【予告】

今年も受験生に好評過ぎる企画「7点アップシリーズ」をやります^^ 一昨年は社会、昨年は理科と予想が当たり「7点どころではなく20点上がりました!」なんて声も! 今年も頑張りますのでお楽しみにお待ち下さい!

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【令和7年】福島県立高校前期選抜 最終倍率から状況分析

最終倍率が出ましたので今年の福島県立高校入試の体大勢が判明しました。駿英式の一般倍率、特色倍率から高倍率ランキング、穴場高校、学区ごとに受験状況・出願先変更数・傾向・所見をまとめてみましたのでご覧下さい。

令和7年の倍率トピック

前回チラッと昔の倍率を書きましたが、ホント高倍率の高校が減りました。で、高倍率は県北、県中学区に偏っています。今年一般倍率(駿英算出)で1.4倍を超えた普通科の高校は次の5校でした。

【2025年】県立入試 高倍率ベスト5

※一般選抜の倍率です
(1位)県中郡山商業(流通経済)⇒1.50倍
(2位)県北福島南(国際文化)⇒1.47倍
(3位)県中郡山東(普通)⇒1.60倍
(4位)県北福島東(普通)⇒1.43倍
(5位)県中郡山(探求)⇒1.40倍

【2025年】普通科系の高倍率ベスト5

※一般選抜の倍率です
(1位)県北福島南(国際文化)⇒1.47倍
(2位)県中郡山東(普通)⇒1.60倍
(3位)県北福島東(普通)⇒1.43倍
(4位)県中郡山(探求)⇒1.40倍
(5位)県北福島西(普通)⇒1.30倍

【2025年】ゆるい倍率になった高校

県北橘(普通)⇒1.05倍
県中郡山(普通)⇒0.94倍
県中須賀川桐陽(普通)⇒0.96倍
県中須賀川桐陽(数理)⇒0.52倍
県南白河旭(普通)⇒0.98倍
県南白河(理数)⇒0.81倍
いわきいわき光洋(文理)⇒0.98倍
会津会津(普通)⇒1.02倍

福島県教育委員会の2024~2028年の実施計画によると福島、安積、安積黎明、白河、会津、葵、会津学鳳、磐城が1クラス(40人)減の予定

今年は白河が40人減でしたので来年はもっと減りそうです。
定員減は激戦を呼びます。現在中1・2の生徒は募集定員に要注意!

【令和7年】県北学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県北の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県北学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・橘(普通)⇒2.21倍
・福島西(デザイン科学)⇒2.00倍
・福島(普通)⇒1.93倍

一般受験の高倍率
・福島南(国際文化)⇒1.47倍
・福島東(普通)⇒1.42倍
・福島工業(機械)⇒1.34倍
・福島南(情報会計)⇒1.33倍
・福島西(普通科)⇒1.30倍
・福島商業(経営ビジネス)⇒1.27倍
・福島商業(会計ビジネス)⇒1.27倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・福島東(普通科)⇒12人減少
・橘(普通科)⇒11人増加
・福島(普通科)⇒9人減少

今年の一般傾向
今年の県北地区の特徴は特色選抜も一般選抜も橘普通科と福島東普通科の動きが大きく左右した感じだ。特色は橘高校が2.21倍と最も高かったが、一般倍率は非常に低倍率(昨年1.11⇒1.05)。その影響で出願先変更で一番増えた(11人)ものの一般倍率は1.05倍という昨年を超える低倍率に収まった。また人気の福島南文理科(昨年1.15倍⇒1.08倍)も倍率を下げた

結果、激戦なのは福島東(昨年1.13⇒1.42倍)と福島南国際文化(昨年1.03倍⇒1.47倍)福島普通科も昨年1.05倍⇒1.17倍と最近の中では激戦だ。

高倍率の翌年は大きく下がり、低倍率の翌年は上がる」そんな傾向があるので来年の橘高校は上がり福島高校は下がるとみている。中2生は覚えておこう。
福島西普通(昨年1.39倍⇒1.30倍)福島商業経営ビジネス(昨年1.25倍⇒1.27倍)は安定の高倍率。変わらずの人気である。福商は情報ビジネス(昨年0.83倍⇒1.27倍)も高かった。

【令和7年】県中学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県中の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県中学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・あさか開成(国際科学)⇒2.50倍
・郡山(探求)⇒1.75倍
・郡山(普通)⇒1.69倍
・郡山東(普通)⇒1.68倍
・郡山商業(流通経済)⇒1.68倍

一般受験の高倍率
・郡山商業(流通経済)⇒1.50倍
・郡山東(普通)⇒1.43倍
・郡山(探求)⇒1.40倍
・郡山商業(探求)⇒1.30倍
・郡山北(電気)⇒1.19倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・郡山北(電気)⇒11人減少
・郡山東(普通)⇒7人減少
・郡山北(電気)⇒10人増加
・郡山北(化工)⇒6人増加
・郡山北(機械)⇒6人増加
・郡山商業(会計)⇒6人減少

今年の一般傾向
今年の県中地区は郡山高校英語科がなくなり(定員40人)、探求科(定員80人)が新設されたことが一番のトピック。その影響もあり郡山高校普通科(昨年1.48倍⇒0.94倍)はもちろん安積黎明の倍率(昨年1.28倍⇒1.14倍)も低倍率へ。今年の県中学区普通科は郡山東(昨年1.40倍⇒1.43倍)が最も高かった。

実業系では郡山商業流通経済が1.50倍(昨年1.73倍)と県内最高倍率。郡山商業は会計科も1.30倍(昨年1.35倍)、情報処理科も1.00倍(昨年1.30倍)と定員割れはなく県内で最も厳しい戦いだ。

他の注目点は須賀川桐陽普通科0.96倍、数理科0.52倍と定員割れしている点。後期選抜の目玉になる。

いつも激戦の郡山地区ツートップの安積高校(昨年1.21倍⇒1.13倍)安積黎明(昨年1.28倍⇒1.14倍)は例年と比べ低い倍率だった。

【令和7】県南学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

県南の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県南学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・光南(総合学科)⇒1.61倍
・白河(普通)⇒1.53倍
・白河旭(普通)⇒1.08倍

一般受験の高倍率
・光南(総合学科)⇒1.20倍
・白河(普通)⇒1.07倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・修明(生産流通)⇒4人減少
・光南(総合学科)⇒3人減少
・白河実業(機械)⇒2人増加

今年の傾向
白河高校の定員が40人減り白河高校の倍率に注目していたが普通科は1.07倍(昨年0.82倍)と定員を上回った。しかし県南地区で最も難関な白河理数科が(昨年0.97倍⇒0.81倍)と今年も定員割れ。個人的に今年は普通科希望の生徒が理数科で合格するのか?という見たことのない展開に注目している。後期募集になれば最大の目玉だ
県南地区では特色も一般も光南高校が激戦。今年度も全体的に定員割れが多かった。

【令和7年】いわき学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

いわき学区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「いわき学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・平工業(電気工学)⇒3.25倍
・平工業(土木環境)⇒2.25倍
・磐城桜が丘(普通科)⇒1.63倍
・平工業(機械工学)⇒1.50倍

一般受験の高倍率
・平工業(電気工学)⇒1.33倍
・平工業(環境工学)⇒1.17倍
・磐城桜が丘(普通科)⇒1.16倍
・磐城(普通科)⇒1.15倍
・いわき総合(総合学科)⇒1.15倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・平工業(電気工学)⇒5人減少
・平商業(情報システム)⇒3人増加

今年の傾向
いわき学区ツートップの動向を見ると磐城高校(昨年1.09倍⇒1.15倍)と磐城桜が丘(昨年1.08倍⇒1.16倍)と両校とも倍率を上げ合否ボーダーも上がる予想できる。今年も今年は磐城、磐城桜が丘高校とも激戦模様。

穴場と感じたのがいわき光洋(文理科)の0.98倍(昨年1.18倍)!人気校で高倍率を誇るが今年は定員割れ。目玉校となっている。

最も倍率が高かったのが平工業の電気工学で1.33倍、環境工学も1.17倍と高く他の学科へのスライド合格も厳しい状況となっている。

いわき地区の場合、福島高専を合格した生徒が県立受験を回避するため倍率は動く。そんな特徴がある。

【令和7年】会津学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

会津地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!

「会津学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・会津(普通科)⇒1.50倍
・会津学鳳(総合学科)⇒1.41倍

一般受験の高倍率
・会津工業(セラミック化学)⇒1.22倍
・会津工業(建築インテリア)⇒1.17倍
・若松商業(会計ビジネス)⇒1.15倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・葵(普通)⇒4人減少
・会津工業(電気情報)⇒3人増加

今年の傾向
会津地区の普通科戦線は「会津高校」「葵高校」「会津学鳳」の動向で決まるが、会津普通科(昨年0.91倍⇒1.02倍)、葵高校(昨年0.97倍⇒1.04倍)、会津学鳳(昨年1.09倍⇒1.00倍)と定員割れはしなかったものの無風状態だった。

会津学区で最も厳しいのが若松商業だが会計ビジネス科(1.16倍⇒1.15倍)、情報ビジネス科(1.52倍⇒1.03倍)とどちらも昨年より倍率は下がったがスライド合格が出来ず相変わらず厳しい戦いだ。

【令和7年】相双学区の傾向と高倍率ランク

【倍率&出願先変更と傾向】

相双地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!

「相双学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・相馬(普通科)⇒1.33倍
・ふたば未来学園(総合学科)⇒1.20倍

一般受験の高倍率
・相馬農業(食品科学)⇒1.21倍
・相馬(普通)⇒1.05倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・相馬農業(環境緑地)⇒4人増加
・相馬総合(総合学科)⇒3人減少

今年の傾向
進学校の倍率を見てみると相馬理数科が0.82倍、原町高校が0.83倍という低倍率だった。最も一般倍率が高かったのが相馬農業食品科学の1.21倍、次が相馬高校普通科1.05倍。定員を超えたのが上記の2校のみ。他は定員割れだった。
相双学区で注目を浴びるのは「ふたば未来学園」。倍率には表れないが連携型選抜で中高一貫でスペシャリストを育成をしており大学受験で結果を出ている。大学合格者数に注目しよう。


■ 雑記 ■
入試倍率をまとめていると、少子化の影響でどの学区も昨年より倍率が低いことが分かります。
タイムマシンあったら団塊ジュニア世代の受験時に戻ってお見せしたいものです。安積高校の定員が550人近くいて目が点になります。

ま高校生がパンチパーマしたりリーゼントしたりそっちの方が驚きますね(笑)
僕も高校時代マッチパーマかけました^^;

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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