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2月7日夕方に福島県立高校前期選抜の一般入試と特色選抜の出願状況が発表されました。注意してほしいのは「一般選抜」の倍率

新聞やテレビで発表しているのは

●特色選抜の倍率
●一般と特色を合わせた志願倍率


で、多くの受験生が知りたい一般選抜の倍率ではないのです。

実際の一般倍率は特色選抜の状況で変わります。
特色選抜で不合格だった生徒が一般選抜に回る人数も考慮しなくてはならないからです。

駿英では一般選抜の倍率を計算して出してみましたのでリアルな倍率を掴んで下さい^^

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【2024年】福島県立入試 前期選抜一次倍率(一般選抜倍率)

「一般選抜」倍率の求め方

冒頭で書きましたが「一般選抜」の倍率の出し方には注意が必要です。

それは特色選抜で不合格だった生徒が一般選抜に回ることから起こります

入試の合否は「特色選抜」から行うことになっており、
●特色受験者が定員より少なかったら一般の定員が増え倍率は下がり
●特色受験者が定員より多かったらは一般に回り倍率は上がる

のです。

一般倍率の計算方法はこうする

今年激戦の『郡山高校普通科』を例にとってみますと

【郡山高校普通科】
募集定員200人(特色枠20人、一般枠は180人と想定)
志願者合計293名(特色志願者44名・一般選抜志願者249名)

ここから倍率出してみましょう。
●特色倍率は定員20名で44名が受験。
●志願学科人数倍率は総定員が200名で293名(特色44名+一般249名)が受験。

新聞やテレビで発表されている倍率は
特色倍率⇒44/20=2.20倍
志願学科人数倍率⇒293/200=1.47倍
となります。

では実際の「一般選抜」倍率を出してみます!

実際は特色選抜で不合格だった24名が一般選抜に回るので、その24人を一般選抜志願の249名にプラスし計算し倍率を出します。

∴一般選抜倍率⇒273名(249名+24名)/180名=1.52倍

この1.52倍が郡山高校普通科の一般選抜倍率と想定されます。(新聞などの志願者倍率は1.47倍ですのでかなり違いますね。)

このように一般選抜倍率は特色選抜人数を考慮し出す必要があります。
※高校によりますが、特色枠全部を使うわけではありません。あくまでも目安として考えて下さい。

【学区別】特色倍率と一般受験倍率

倍率でボーダーラインは変わる

倍率でボーダーラインは変わります。
前年と比較し

●1.10倍⇒1.28倍(上がる)
●1.45倍⇒1.20倍(下がる)
●1.15倍⇒0.98倍(かなり楽)

このようにボーダーは変わります。

今年度の出願先変更期間
2月8日(金)~14日(水)
と連休を挟みます。

詳細は明日書きますが、模試でボーダーラインギリギリだった生徒は倍率を踏まえ出願先変更するどうか判断しましょう

なお「出願先変更がどんな状況なのか」中間発表があります。駿英では中間発表が出されたら速報でアップしますね^^

前期選抜 一次倍率(画像)

上記の「倍率一覧表」はPDFファイルです。すぐに確認したい向けに画像でも上げておきます。画像をクリックorタップすると全体が見られます。

【県北学区】一次倍率

【県中学区】一次倍率

【県南学区】一次倍率

【いわき学区】一次倍率

【会津学区】一次倍率

【相双学区】一次倍率

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■ 雑記 ■
一次倍率が出ましたね。これで今年の県立高校受験の状況が掴めました。
・生徒数が減少している
・定員は変わらない
・私立の専願が増えている
そんなことから「今年は全体的に倍率は下がるな」と予想していましたが、予想を下回りました^^;

10年前の普通科は軒並み1.3倍以上でひしめいていたんです!今では考えられません^^;少子化を改めて実感します。

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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