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昨日(2/8)、福島県立高校の出願が締め切られ倍率が出ました。
●想定内の倍率だった
●思っていたより高くてビックリ

とそれぞれ感想はあるでしょう。

それが受験です。事実を受け入れやるしかないです!
残り22日。最後までファイトです!!

今回の記事はシビアなテーマ。出願先変更についてになります。福島県入試の特徴は『出願先が変更できる』こと。悩みに悩んで出願した生徒は昨日出た倍率と今回のアドバイスを踏まえ最終決断を!

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【2023年】出願先変更と目立った倍率について

2023年出願先変更期間
●2023年2月9日(木曜日)~13日(月曜日)
※2月13日夕方に最終倍率が出ます

出願先変更の考え方

福島県立高校入試の場合「出願先変更」という有効な手段があります。2023年は2月13日(月)まで変更が可能。

倍率を見て変更できるのですから出願先変更は積極的に利用しましょう。

●行きたくないけど無理に落とした
●予想より倍率が高過ぎ!
●同じ高校の他学科が低い


こんな生徒は出願先変更を検討すべき。出願先変更はある意味『後出しジャンケン』なのです。今年も穴になっている学校・学科も存在します。期限が過ぎたら変更は出来ません。自分の岐路なんです。時間は迫っていますが冷静に最終決断しましょう!

こんな状況の時出願先変更を考える

出願先変更を考えている生徒は
① 人気進学校に出願し倍率が高かった
② 実業系を希望し出願した学科が高かった
③ 気になる高校(学科)が定員割れしている

だいだいこの3パターンです。

そもそも出願先変更を考えている生徒は、模試の結果がギリギリだった生徒がほとんど。模試は昨年度の受験データから算出します。福島西や郡山東のような常に高倍率の高校だとしても想定内倍率があり、想定外の時合格ラインは大きく変動します。

昨年度の倍率と比べ

●想定外に高かった
●思っているより低かった
●本来の志望校が定員割れだった
●同高校の他学科の倍率が低い

などの生徒は出願先をもう一度熟考してみましょう。あ、弱気になれとは言っていません。魅力的な高校がない場合は「変更しない」一択です!

出願先変更で迷いに迷ったら

最終決断を控え受験生は誰もが不安な気持ち。
「弱気な自分」
「強気な自分」

とコロコロ心情は変わるものです。

迷った時こそ客観的なデータで判断しましょう!』 経験則上、それが私のアドバイスです。で、判断材料は次の5つ。

●倍率
●模試の結果(過去3ヶ月)
●過去問の得点
●先輩、先生、塾の先生のアドバイス
●親との話し合い

で、これらの判断材料をもとに必ず受験生本人が受験校を納得・決断するようにして下さい!!!

要注意 親御さんはなるべく客観視し自分の考えを伝えるべきです。自分の考えだけで、お子さんを説得し行きたくない高校へ変更させると高校入学後引きずることになります^^;

【学区別】昨年と比べ倍率変動が大きかった高校

ここでピックアップする倍率は全て「志願倍率」です。一般受験する人は必ず倍率一覧で「一般倍率」を確認して下さい。

県北学区

県北の倍率一覧表
※まずはこちらをご覧下さい!
「県北学区」一次倍率はこちら

注目の高校
●福島高校普通科(昨年1.20倍)⇒1.09倍
●福島西普通科(昨年1.43倍)⇒1.62倍
●福島南文理科(昨年1.53倍)⇒0.94倍
●福島南情報会計(昨年2.05倍)⇒0.85倍
●福島商業情報ビジネス(昨年1.00倍)⇒1.23倍
●福島商業経営ビジネス(昨年1.19倍)⇒1.44倍

今年の動向
今年の特徴は福島高校が低倍率だったこと。福高の場合、低倍率でも出願先変更は少ない。橘高校、福島東への影響もあまりなく今年はこの傾向で決まりそうだ。

変動がありそうなのは常に高倍率の福島西(1.62倍)と福島南文理科(0.94倍)。人気の福島南文理科が穴場となっている。福島西からの移動がけっこうありそうだ。

実業系では福島商業。情報ビジネスと経営ビジネスが高倍率。あまり逃げ道もなく多少の動きはあると思うが高倍率になるだろう。

県中学区

県中の倍率一覧表
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注目の高校
●安積高校普通科(昨年1.28倍)⇒1.11倍
●安積黎明普通科(昨年1.31倍)⇒1.42倍
●郡山東普通科(昨年1.42倍)⇒1.48倍
●郡山商業流通経済(昨年1.60倍)⇒0.84倍
●郡山北電気科(昨年1.05倍)⇒1.75倍

今年の動向
今年の安積高校の倍率は低い。その影響で安積黎明が高倍率になっている。安積黎明から出願先変更で郡山や郡山東に流れそうだが、どちらも倍率は高く激戦になる。今年の郡山地区の普通科は安積高校以外大変だ。

驚いたのが実業系。人気の郡山商業は全学科定員割れ。郡山北は電気科の倍率が高いが、出願先変更で一定数同校他学科に流れるだろう。

県南学区

県南の倍率一覧表
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注目の高校
●白河理数科(昨年1.23倍)⇒1.55倍
●白河旭(昨年1.16倍)⇒1.09倍

今年の動向
白河高校理数科が例年以上に高いのが特徴。人気の白河旭はやや下がった。ただどちらも出願先変更はあまりないだろう。県南地区の高校は定員割れが多く今年も出願先変更の動きは最小になる。

いわき学区

いわきの倍率一覧表
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注目の高校
●いわき光洋文理科(昨年1.23倍)⇒1.06倍
●磐城農業食品流通(昨年1.38倍)⇒1.20倍

今年の動向
今年の磐城高校は1.13倍、磐城桜が丘が1.29倍と昨年とほぼ同じ倍率。昨年同様差ほど動きはないだろう。ただし人気のいわき光洋文理科(1.09倍)と穴場になっている。磐城桜が丘ボーダーの生徒が数名動きそうだ。

実業系では昨年同様磐城農業(食品流通)が高倍率。他学科への移動があるだろう。

会津学区

会津の倍率一覧表
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注目の高校
●葵高校普通科(昨年1.04倍)⇒1.20倍
●若松商業会計ビジネス科(昨年1.13倍)⇒1.24倍
●若松商業情報ビジネス科(昨年1.34倍)⇒1.03倍

今年の動向
昨年は1.04倍というラッキーな倍率だった葵高校だが今年は1.24倍と高倍率だった。他の進学校に穴場がなく今年は激戦となりそうだ。

実業系では若商が相変わらずの高倍率。今年は会計ビジネス科の倍率が高い。情報ビジネス科も定員割れしておらず会計ビジネスから多少動いても激戦模様。

相双学区

相双の倍率一覧表
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注目の高校
特になし

今年の動向
今年の相双学区普通科で1倍を超えた学校は原町高校(1.04倍)ふたば未来(1.17倍)の2校のみ。変動はあまりなさそうだ。

昨年の出願先変更はこうだった

【昨年出願先変更が目立った高校】

県北学区
・福島東(普通科)⇒8人増加
・福島(普通科)⇒7人減少
・福島西(普通科)⇒6人増加
・橘(普通科)⇒5人減少
・福島南(国際文化)⇒4人増加

県中学区
・安積(普通科)⇒12人減少
・郡山東(普通科)⇒8人減少
・須賀川桐陽(普通科)⇒7人増加
・郡山(英語科)⇒7人増加
・郡山商業(流通経済)⇒6人減少
・安積黎明(普通科)⇒5人増加
・郡山商業(会計)⇒5人増加

県南学区
・白河旭(普通科)⇒6人減少
・光南(総合学科)⇒3人増加

いわき学区
・磐城桜が丘(普通科)⇒5人増加
・磐城高校(普通科)⇒3人減少
・いわき光洋(文理科)⇒5人減少
・いわき湯本(普通科)⇒5人減少
・平工業(土木環境)⇒4人増加
・平商業(流通)⇒4人増加

会津学区
・若松商業(情報ビジネス)⇒6人減少
・会津工業(セラミック化学)⇒4人減少
・若松商業(会計ビジネス)⇒3人増加

相双学区
特になし


■ 雑記 ■
新教研テスト最終号(2月号)データ分析は明日アップしますね!

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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