福島県の入試情報から新教研対策問題、独自コンテンツまで提供!
プロの家庭教師の視点から『勉強』を綴った駿英ブログ。 勉強方法や参考書・問題集のレビュー、 タイムリーな入試情報までお得な情報満載☆ とっておきの『勉強術』をお届けします!

2月15日に福島県立高校入試の最終倍率が出揃いました
笑っても泣いても18日経つと本番がやってきます!ここからは自分自身との戦い。ギアを1段上げ最後の追い込みへ入りましょう。まだまだ10点は伸びます!!

今年も受験生に好評過ぎる企画「7点アップシリーズ」をやります^^ 昨年は予想が当たりすぎて「おかげさまで20点は上がりました!」の声も! お楽しみにお待ち下さい!私は睡眠不足で超大変なんですけど^^;

どうしても不安な生徒、受験のことで質問がある生徒はメール下さい。「合否サービス」も受験前日までやっています。
「質問&相談」フォーム
「志望校合否データ」請求フォーム(メール用)
「志望校合否データ」請求(LINE用)

【令和6年】県立高校前期選抜 最終倍率から状況分析

駿英で補正した最終倍率一覧表を眺めながら学区ごとに今年の受験状況・出願先変更・傾向・感想をまとめましたのでご覧下さい。

しかし高い倍率の高校が減りましたね。高倍率は県中学区に偏っています。一般倍率(駿英算出)で1.3倍を超えた普通科の高校は次の4校です。

【高倍率】
県中郡山高校普通科科⇒1.48倍
県中郡山東高校普通科⇒1.40倍
県北福島西高校普通⇒1.32倍
県中あさか開成国際科学科⇒1.30倍


で、今年は全体的に倍率が低く狙い目的な高校は・・・あまりなかったです。強いてあげれば次の高校(学科)です。

【穴場的高校】
県北福島高校普通科⇒1.05倍
県北橘高校普通科⇒0.97倍
県中須賀川桐陽数理科⇒0.64倍
会津会津高校普通科⇒0.91倍
いわき磐城桜が丘普通科⇒1.08倍

福島県教育委員会の2024~2028年の実施計画によると福島、安積、安積黎明、白河、会津、葵、会津学鳳、磐城が1クラス(40人)減の予定

その時は今年とは異なり各学区とも激戦になると思われます。現在中1・2の生徒は要注意!

【令和6年】県北学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

県北の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県北学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・福島西(デザイン科学)⇒2.22倍
・福島南(情報会計)⇒1.50倍
・福島商業(経営ビジネス)⇒1.28倍
・福島西(普通科)⇒1.25倍

一般受験の高倍率
・福島南(情報会計)⇒1.47倍
・福島西(普通科)⇒1.39倍
・福島西(デザイン科学)⇒1.32倍
・福島商業(経営ビジネス)⇒1.25倍
・福島南(文理科)⇒1.15倍
・福島東(普通)⇒1.13倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・福島東(普通科)⇒9人増加
・福島南(国際文化)⇒9人増加
・橘(普通科)⇒7人減少
・福島商業(経営ビジネス)⇒5人増加
・福島南(文理科)⇒5人減少

今年の一般傾向
今年の県北学区はおとなしめな倍率。特に福島高校(1.05倍)、橘高校(1.11倍)、福島東(1.13倍)のトップ3が1.15倍未満という今まで見たことのない倍率だった。

最も高倍率は福島南(情報会計)の1.47倍。人気の福島西は普通科(1.39倍)デザイン科学(1.32倍)と両学科とも激戦だ。

ブログで取り上げた狙い目校の福島東(1.09倍)は出願先変更で9人増加し1.13倍へ。逆に橘高校は7人減少し今年の狙い目校になった。

全体的に県北学区は普通科も実業系もいつもより大人しい倍率。ホッとした受験生も多いことだろう。

※注目福島高校は令和10年までに1クラス定員減となる。

【令和6年】県中学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

県中の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県中学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・あさか開成(国際科学)⇒2.58倍
・郡山(普通科)⇒2.05倍
・田村(スポーツ)⇒1.56倍
・郡山商業(流通経済)⇒1.43倍

一般受験の高倍率
・郡山商業(流通経済)⇒1.73倍
・郡山(普通科)⇒1.48倍
・郡山東(普通科)⇒1.405倍
・郡山商業(会計)⇒1.35倍
・郡山北(建築)⇒1.31倍
・あさか開成(国際科学)⇒1.30倍
・郡山商業(情報処理)⇒1.30倍
・安積黎明(普通科)⇒1.28倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・安積黎明(普通科)⇒11人減少
・岩瀬農業(生物生産)⇒9人増加
・岩瀬農業(食品科学)⇒8人減少

今年の一般傾向
今年の安積高校は1.21倍と例年通りの倍率。(40年以上前に私が受けたときも1.2倍程度だった)。郡山の人気3校は安積黎明(1.28倍)、郡山東(1.40倍)、郡山普通科(1.48倍)といつも通りの高倍率。シビアな戦いになる。

今年の注目は郡山商業!昨年は定員割れしたので「今年は上がる」と予想していたが、流通経済(1.40倍)会計(1.73倍)情報処理(1.35倍)と全学科が県内屈指の高倍率超激戦になってしまった。

進学校で定員割れは須賀川桐陽数理科学科(0.64倍)。後期選抜の注目校だ。

※注目令和10年までに安積、安積黎明は1クラス定員減。郡山高校英語科からグローバル探求科(仮)に変更される。

【令和6年】県南学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

県南の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「県南学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・白河(普通科)⇒1.35倍
・光南(総合学科)⇒1.23倍

一般受験の高倍率
・修明(食品科学)⇒1.13倍
・修明(生産流通)⇒1.08倍

出願先変更(一般)が目立った高校
※特になし

今年の傾向
普通科系の白河、白河旭、光南高校は定員割れ。昨年、高倍率の白河(理数科)も定員割れし、1倍越は修明の2学科のみと今年の白河学区は無風状態といえる。
県南地区の定員割れ高校が多く来年は見直しが行われそうだ。

※注目白河、光南は令和10年までに1クラス定員減となる

【令和6年】いわき学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

いわき学区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「いわき学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・平工業(土木環境)⇒2.50倍
・磐城桜が丘(普通科)⇒1.83倍
・勿来工業(機械)⇒1.75倍

一般受験の高倍率
・小名浜海星(海洋)⇒1.42倍
・平工業(電気)⇒1.31倍
・勿来工業(機械)⇒1.22倍
・磐城農業(食品流通)⇒1.18倍
・いわき光洋(文理科)⇒1.18倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・磐城農業(生活科学)⇒9人増加
・磐城高校(普通科)⇒9人減少
・小名浜海星(食品)⇒8人減少
・磐城桜が丘(普通科)⇒8人増加

今年の傾向
今年の磐城高校(1.16倍→1.12倍)と磐城桜ヶ丘(1.28倍→1.31倍)の倍率は昨年と類似しておりボーダーも想定内と考えて良いだろう。人気校のいわき光洋は1.23倍と昨年(1.18倍)よりやや難化。

実業系では平工業(情報工学)が1.42倍と今年も狭き門。平商業は情報システムが1.37倍と高倍率、他の学科も激戦。
いわき地区の場合、福島高専の存在が大きく、合格した生徒は受験を回避するため工業系の倍率は下がることになる。

※注目磐城高校亜は令和10年までに1クラス定員減の予定。磐城総合&好間、四倉&平商も統合される。

【令和6年】会津学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

会津地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
「会津学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・会津工業(電気情報)⇒1.13倍
・会津学鳳(総合学科)⇒1.09倍

一般受験の高倍率
・若松商業(情報ビジネス)⇒1.52倍
・会津工業(電気情報)⇒1.41倍
・会津工業(機械)⇒1.17倍
・会津工業(建築インテリア)⇒1.17倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・若松商業(情報ビジネス)⇒7人減少
・会津(普通科)⇒6名増加

今年の傾向
地域1、2の進学校である会津高校0.91倍、葵高校が0.97倍と定員割れ。合格ラインは下がりそうだ。続く会津学鳳も1.09倍と低倍率。少子化の影響をモロに感じる。

会津学区の定員割れが多い中、若松商業は情報ビジネス(1.52倍)会計ビジネス(1.16倍)と両学科とも激戦会津工業も電気情報(1.41倍)機械(1.17倍)建築インテリア(1.17倍)と高く実業系に人気が集中した。
会津学区は中高一貫の「会津学鳳」の存在が大きく、駿英にも塾生がいるが中高一貫指導の長所を感じる。ちなみに2025年から安積高校も「中高一貫」を導入予定。

※注目会津、葵、会津学鳳は令和10年までに1クラス定員減となる。

【令和6年】相双学区の倍率と傾向

【倍率&出願先変更と傾向】

相双地区の倍率&出願先変更一覧表
※今年の最終倍率はこちらです!
※【修正】ふたば未来学園の定員には内進人数(57名)も含まれます。最初考慮せずアップしてしまいました。修正しアップしなおしました。

「相双学区」最終倍率&出願先変更数はこちら

特色選抜の高倍率
・ふたば未来(総合学科)⇒1.22倍

一般受験の高倍率
・小高産業技術(ビジネスパイオニア)⇒1.12倍

出願先変更(一般)が目立った高校
・原町(普通科)⇒3人増加
・小高産業技術(ビジネスパイオニア)⇒2人減少

今年の傾向
中高一貫のふたば未来(総合学科)は特殊なので除外して考えるが、今年の相双学区は小高産業技術(ビジネスパイオニア)の1.12倍を除きオール定員割れという倍率だった。
倍率には表れないが「ふたば未来学園」の連携型選抜は注目。スペシャリスト育成のため詳細に選抜し大学受験では結果も出ている!。大学合格者数は要チェック。


■ 雑記 ■
今週は福島県立医大の推薦合格発表がありました。駿英では一昨年に引き続きで合格した生徒が出てホッとしました^^

今年の安積高校は現役4名合格と厳しい結果でしたが、驚いたのは安積黎明が現役3名、いわき秀英が現役2名の合格者を出したことです。レベルが上がっていますね!

これから次々と合格発表がやってきます。吉報待っています♪

by 渡部


oshirase

駿英ネットサービスのご案内

今年で11年目の「駿英ネットサービス」で無駄のない受験勉強を!
●県立入試ラストスパート問題
●受験校のメール相談
力になります!「駿英ネットサービス」をご検討下さい^^

入試過去問のオンライン解説・添削コースやっています。

駿英ネットサービスのご案内

【3学期生徒募集】自分に合った勉強方法を見つけよう!
今学年の成績がパッとしない生徒は学習環境の見直しが急務!ズルズルと時間が経過しないよう今の勉強方法で良いのか自問自答してみよう!

駿英の指導は
●中学生コースは5教科指導可能
●徹底した新教研テスト対策
●映像授業とは全然違う高校生への直接指導
●どのレベルも分かりやすいと評判の高校数学
●スペシャリスト揃いの高校コース

駿英の個別指導は完全完全1対1!家庭教師そのままの授業を教室にて行います^^
ぜひ、駿英の家庭教師&教室指導をご検討ください^^

※映像授業で高校数学が分からない時はお早めに!スペシャリストが待っています^^
※難関大学用数学・物理、私大用古文など指導できる先生は限られてきます。まずはお問合せ下さい。

「質問&相談」フォーム

お問い合わせ(LINE公式)

この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

コメント一覧

この記事へのコメントはありません。

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。