二学期が始まりました。早々に「第二回実力テスト」も実施され受験勉強も本格化といった感じです。
今回は8月に実施された「新教研テスト8月号」の結果が出ましたので、そのデータ分析記事になります。
今年度の新教研テストも合計2回行われ、昨年との違いも見えてきました。合否を分けるのはズバリ模試での得点力!その力を身につけましょう^^ まずは8月号の結果を取り出し
●自分の得点の特徴
●模試における苦手教科・単元
●現時点の伸びしろチェック!(解けたはずの問題は何点?もう少しで解けた問題は何点?)
自分流にデータ分析し具体的な作戦を練りましょう。毎回模試後はこの分析を繰り返し戦略をアップデート。必ず得点力は増し増ししますよ~
ここからは結果が出ないor下がった生徒へ現実的な話を…。
●模試の結果が全く出ない
●夏期講習を受けたが下がった
●正直、来月も上がる気がしない
●自分ではヤバいと感じている
当てはまった人は大至急抜本的な見直しが必要です。受験勉強にはコツがあり「教科ごとの勉強の仕方」「何を使って勉強するか」「模試の得点の上げ方」など受験に特化した勉強を始めるべき。
まだまだ間に合います。学期変わりの今こそ“自分維新”のチャンス!受験のことで相談がありましたらお気軽にメール下さい!
【予告】次回は中学一年、中学二年の新教研データ分析もやりますね。
【令和3年】新教研テスト8月号のデータ分析
「新教研テスト8月号」受験者数
6,557名(7月号5,005名)
※昨年度8月号は6,154名
「新教研テスト8月号」平均点!
科目 | 7月号 | 8月号 | 昨年8月号 |
---|---|---|---|
国語 | 22.6 | 23.8 | 25.1 |
数学 | 25.5 | 21.3 | 17.8 |
英語 | 22.7 | 20.4 | 24.7 |
理科 | 20.5 | 22.5 | 23.6 |
社会 | 22.9 | 23.2 | 22.2 |
合計 | 114.2 | 111.2 | 113.4 |
最高点と最低点
【最高点】239点(7月号は244点)
【最低点】22点
高得点者数
【220点以上】
80名(7月号は58名)
【200点以上】
383名(7月号は322名)
必要偏差値
科目 | 偏差値50 | 偏差値55 | 偏差値60 | 偏差値65 | 偏差値70 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | 24点 | 29点 | 34点 | 38点 | 44点 |
数学 | 22点 | 27.5点 | 33点 | 39点 | 44点 |
英語 | 215点 | 26.5点 | 32点 | 38点 | 43点 |
理科 | 23点 | 29点 | 34点 | 40点 | 46点 |
社会 | 24点 | 29点 | 34点 | 40点 | 45点 |
合計 | 112点 | 136点 | 160点 | 184点 | 208点 |
8月号の総評&9月号アドバイス
【令和3年】新教研テスト8月号の総評
7月号と比べ受験者数が約1,500人増えました。どうやら今年の受験者は6,500~7,000人が基本人数になりそうです(昨年並み)。
5教科合計の平均点は111.2点と7月号と比べると3点減少しました。これは7月号の数学平均点が高過ぎたせいですね。
7月号と比べ平均点は下がっていますが、200点以上の高得点者は322名⇒383名、220点以上は58名⇒80名とかなり増えています。ま、この結果は予想通りなのですが
●夏期講習で総復習出来た
●模試に慣れてきた
そんな理由で8月号は高得点者が増えるんです。もし、この流れに乗れなかった生徒は勉強法の見直しから抜本的なリフォームが必要ですね^^
あ、今年から配点が変わり得点傾向が変わると予測していましたが、7月号、8月号の結果をみると見立て通りでした。昨年までと比べると次のような傾向に変化しましたので、兄弟がいて受験経験済みの親御さんはご注意下さい。
●国語の平均点が下がる(2~3点)
●数学の平均点が上がる(3~4点)
数字上、大した変化がないように見えますが、数学は最初の計算問題が2点配点になったことでかなりの底上げになりました(平均点アップ)。応用問題で得点できないと差がつかない教科になってしまったんです。
ここから考えると進学校受験者は「数学の応用」をどう対処するかが合否のポイントになりますね。模試の数学は最も戦略的に勉強出来る教科!受験勉強のカギを握る教科と捉え取り組んで下さい^^
※模試の数学は出題傾向がガチガチに決まっています。得点できない問題をピックアップしとことん練習しましょう。
意外ですが、数学は対策が出来すぐに反映する教科。ちなみに、私が現在指導している生徒は全員数学は40点以上。得点源になっています。
理科や社会は「教科書」「学校のワーク」で十分です。もう一度総復習してしまいましょう!ちなみに何をやったら良いのか分からない生徒は昨年の記事になりますが参考にしてみて下さい。
【ここの配点が変わった】
●数学:「計算問題が1⇒2点へ」「方程式の文章問題が4⇒5点へ」「関数、空間図形の最後の問題が2⇒3点へ」
●国語:「読解の記述問題が2点⇒3点or4点へ」「作文が5点⇒6点へ」
8月号の難問はこれ!
NO1⇒正答率1.3%【英語:大問4(5)文の完成】
NO2⇒正答率3.2%【国語:大問5(4)抜き出す問題)
NO3⇒正答率3.9%【数学:大問7(3)点と面の距離を求める)
※7月号に引き続き最も正答率の低かったのは英語という結果。waysが答えなのだがwayまでは分かっても複数形にしなかった生徒が多かった。惜しい!
二番目に低かったのは意外にも国語の問題。しかも抜き出す系の問題で通常なら正答率が高い部類の問題。しくじった原因は「1語を抜く出しなさい」という設問なのに「1語を抜き出す」と勘違いした生徒が多かったようだ^^;次回から気をつけよう。
【新教研テスト9月号】アドバイス
中学三年生は新教研2回、実力テストも2回終了と合計4回の模試を経験しました。もう問題には慣れたはずです。9月号からはガチな戦いになります。9月号からは得点を意識し結果重視でいきましょう。あ、そろそろ時間も意識して下さい。入試まで180日。受験勉強も中盤に突入といったところ。時間はたっぷりありますが大切に使いましょう^^;
受験は5教科合計の勝負。長期で取り組まないと上がらない教科・単元もあれば、短期でサクッと上げられる教科もあります。
あ、塾や家庭教師に全てを任せてしまうのは好ましくありません。勉強の本質は、自分に相応しい学習方法を試行錯誤の上見つけ出し、そしてプランニングし遂行する能力。早めに自己改革を行い受験勉強中盤で優位に立ちましょう^^
新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
8月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。
●正答率が高いのに得点できなかった。
→ そこがあなたの弱点
●正答率が低いのに正解だった。
→ そこはあなたの得意分野
このように分析してみて下さい。
格段に自分への分析力が上がり成績に直結します!!
【駿英流】「志望校判定」の見方
S判定⇒トップクラス
A判定⇒上位での合格
B判定⇒中位での合格
C判定⇒下位での合格
D判定⇒ボーダーラインorもう少し必要
E判定⇒現時点では無理
C判定の生徒へ
下位ですが合格圏内にいます。この時期志望校変更の必要はありません。ただしもう少し下がったら合否ラインへ。安全圏に入れるよう頑張るのみです!
D判定の生徒へ
このままでは不合格。あと3~5の偏差値を上げる必要があります。現状に対し危機感を持って取り組み、「もし2ヶ月後の新教研テストの結果でもD判定なら志望校変更する!」と自分を追い込み取り組みましょう。
E判定の生徒へ
E判定の生徒は今のままでは厳しいです。諦めきれない生徒は勉強方法や学習環境を見直し「2ヶ月後もE判定なら諦めよう」と覚悟を決めやるしかありません。
■ 雑記 ■
来週月曜日(8/30)に二回目のワクチン打ってきます。一回目はなんとも無かったんですが、二回目は妻も娘もけっこうひどい副作用で…。正直怖いです^^;
by 渡部
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