7月号新教研テストが明日に迫りました。昨日は「7月号新教研対策」と題し、勉強法や準備しておくことを記事にしました。未読の受験生は目を通しておいてください。駿英の生徒にはもっと早く載せて欲しかったと愚痴を言われてしまいました。8月号新教研対策はもっと早めに記事にしますので今回は大目に見てください^^;
今回は「7月号新教研テストの傾向と対策②」になります。過去の平均点を分析しその正答率から教科毎の特徴やアドバイスを行いたいと思います。テスト開始まで残された時間は僅かですが頭に入れておきましょう。
7月号新教研テスト分析
(1)7月号の平均点を分析
まずは過去三年間の7月号新教研テストの平均を見てみます。
科目 | 平成27年 | 平成26年 | 平成25年 |
---|---|---|---|
国語 | 29.0点 | 29.0点 | 29.5点 |
数学 | 16.4点 | 18.4点 | 22.4点 |
英語 | 21.2点 | 22.5点 | 22.5点 |
理科 | 25.4点 | 27.1点 | 21.7点 |
社会 | 22.2点 | 22.3点 | 18.0点 |
5教科 | 114.2点 | 121.1点 | 114.1点 |
5教科の平均点がかなり低いことが分ります。なんと昨年と3年前の5教科の平均点は114点という結果。これは低いですよ。ちなみに114点ですと1科目平均が22.8点。これで偏差値50が取れてしまうのですから150点で55の偏差値が取れてしまいます。
高校ランク表をご覧下さい。55の偏差値ですとほとんどの高校の合格ラインになっているのが分ります。
⇒2016年高校ランク表
話を戻しますね。教科毎の平均点を見ると数学の低さが目立ちます。特に昨年度の数学は16点!調べてみると28点の得点で60の偏差値でした。昨年を思い出すと有名進学校を目指す生徒でさえ20点以下続出という感じだったんです。
しかしこの数学、正直、内容はそれほど難しい訳ではないのです。数学は出題傾向が決まっているので勉強次第でかなり上がります。今は過去問で出題傾向や配点を掴んでおいてください。
逆に国語の平均点は3年間連続で29点です。新教研テストでの国語の位置は得点しやすい科目といくことが分りますね。それは漢字(8点)と作文(5点)という稼ぎやすい問題があるからなのですが、古典(8点)や韻文【詩・短歌・俳句】(5点)を得意にすれば誰でも国語は得点源になり得るということを憶えてください。
理科、社会、英語は教科毎の特徴で詳しく解説します。
【平成27年7月号】その他のデータ
- 最高点244点
- 最低点16点
- 受験者数5,691人
(2)教科の特徴とアドバイス
国語
国語を苦手としている生徒、特に男子に多いのですが、新教研テストの国語は得点しやすい科目と言えます。詳細は先ほど述べましたので省略しますが自信を持って最後まで解答して下さい。作文は全体に書くこと!絶対白紙で出すことはしないように!今年も平均点は28~30点と予想。
数学
数学は中3の範囲があまり出ません。多くの生徒は中3になってから中1・2の復習をする余裕がないでしょうから、準備不足で本番で臨むようになります。で、問題の半分以上が応用問題!これが最も平均点が低い理由です。とにかく出来る問題を時間をかけてもいいから解答する。ケアレスミスをしない。20点で偏差値50以上なんだと思って臨むことが大切です。平均点は18点以下と予想。
英語
英語は比較的易しいリスニングテストが14点。記号で答える基本問題が6点。あとは英作文4点、文章読解(長文)が26点という配点。高得点のカギは配点の高い長文読解問題です!とにかく新教研の英語は読解力の問題でどれだけ得点できるかです。意味が取れなくてもあきらめず何度も読み1問でも多く正解することです。くれぐれも「リスニングをやってあとは勘で記号問題だけ答えて終わり!」ということの無いように!平均点は22点前後でしょう。
理科
7月号の理科は基本問題が多いです。唸るような難問、面倒な計算問題は出題されません。重要語句をしっかり解答しましょう。半分は取れます。理科の高得点のカギは2点の問題で失点しないことですね。2点問題は「記述式」「計算」「グラフを書く」などの問題になります。全問が応用問題ではありませんので、そこは集中して解答して下さい。昨年度でいえば2点の問題は9問ありました。
社会
地理・歴史が満遍なく出題されます。基本事項さえ抑えておけば28点は越えます。社会も理科同様、配点2点の問題が高得点のカギになります。社会は計算問題など滅多にありませんので、「記述式で説明する問題」が最大の応用問題になります。昨年度は5問ありました。平均点は例年通り22点程度でしょう。
補足
新教研テストの場合、答案用紙に配点が書いてあります。解答用紙に記入しながら「これは2点問題、これは4点、これは1点だ」と配点も頭に入れるように!理科や社会は配点の高い問題に気合いを入れること!
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直前は理科・社会に目を通し、数学に取り組むと良いでしょう。数学は手を付ける問題と捨てる問題を決めておくといいですよ。作文の形式はいつも同じです。作文の基本を復習しておきましょう。ネットサービスは今日でもオッケーです。すぐに利用できますので興味がある人はご検討ください。
(3)7月号新教研テストの意義
7月から2月まで合計で8回、新教研テストが実施されます。7月の新教研テストはほんの始まりに過ぎません。志望校を決定する重要な資料になるのは12月号と1月号です。その時の結果で志望校の判定がAになることを目標とするべきなのです。毎月の模試で志望校を上げたり下げたりするのは変ですから^^;
そう考えると7月号の新教研テストの意義は、
●テストに慣れる
●行きたい高校を考える
●高校の偏差値を知る
●自分の偏差値を知る
そんな位置づけのテストなんだと考えてください。
2017年受験生にとって初の新教研テスト。伝えたいことが多く2回に渡って書いてみました。参考になれば幸いです。
そうそう8月号の新教研テストは大切ですよ。7月号はあまり準備が出来ずに受験したと思いますが、8月号は夏休み期間に実施です。たっぷりの復習時間が取れますし、過去問演習も徹底的に出来ます。私も「新教研8月号」の対策記事をもっと早めに書きますので宜しくです^^
by 渡部
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