平成29年度の福島県立入試Ⅱ期試験が本日終了しました。
やっと入試が終わったと言うものの、昨日の筆記試験を思い出しては不安でいっぱい。
まだまだホントの意味で解放出来ないですよね。
私のところにも相談メールが来ます。これ毎年のことですが
●今年の平均はどうなりそうですか?
●配点を教えてください
返答に困るのは
●今年は難しかったですよね!
という付加疑問文です(笑)
「いや簡単だったよ」とは即答出来ません^^;
昨日からこのブログに凄いアクセスです。
みなさん今年の問題の難しさや予想点を聞きたいんだと…。
すぐにお知らせしたいところですが、適当に答えることは出来ません。
本日、自分で入試問題を5教科全て解いてみました。
これを20年以上もやっています。すると
☆今年はどうだったか
☆この教科難しいわ~
☆この教科で差が付くな
など体感で分かります。
さっそく、今年の入試問題の予想点と感想について書きますね。
あ、あくまで私自身が思った予想点や内容の感想です。それを踏まえて参考にしてください。
※皆さんが知りたい「志望校に何点で合格出来るか?」と「入試の予想配点」や知り合いの塾長と話した今年の入試の難易など、明日にでもブログに書きますね。しばしお待ちください^^
こちら作りたての県立高校の入試倍率です
平成29年 福島県立高校Ⅱ期倍率【偏差値付き】
平成29年の入試予想点&感想について
今年の入試をやってみてまず、ここ数年と同じ傾向だなと思いました。過去の平均点をご覧下さい。
合計点の平均点を見れば分かりますが、ここ3年は約130点と平均点が高い年が続いています。
近年で低かったのは平成24年の115.9点でした。
平均点が低いと番狂わせが起こります。入試で差が付かないため「内申点の良い生徒が合格」する傾向になるんですね。ちなみに、この年は138点で安積黎明に合格したり、152点で安積高校に合格した年だったんです^^;
逆に平均点が高い年は模試の結果(偏差値)が入試の結果にそのまま出ます。とくに理科や社会・数学の平均点が高い年は紛れがなく決まる場合が多い年です。受験勉強の成果がそのまま出るからです。
今年の問題は私の感覚ですが昨年と比べると
国語:やや難しい
数学:易しい
英語:やや難しい
理科:やや易しい
社会:やや易しい
という感想でした。
追加の感想ですが昨年度より高得点者が多く出るのではと予想します。
逆に、受験勉強を怠り理科や社会の最低限の重要事項に暗記をして来なかった生徒は、勉強しなくても何とかなった問題(国語・英語)が難しくなり、結果過去問より下がる生徒も出てくるのではと推測です。
総合的に判断すると、平均点は昨年並み~やや高くなるのではと推測です。
得点にすると5科目合計平均点は131~133点になると予想します。
進学校の合格最低点は上がると思います。 倍率が高い高校は要注意です。
自己採点し不安なときはメール下さい。
メッセージはこちら
平成29年 教科ごとの予想点と感想
次は教科ごとの感想&予想です。
予想はおおむね予定通りという感じでした。ただ、一つ後悔が…。
私の遠い昔の入試の話。社会の日本地理で「北海道」が出たんです。そして最後に「屯田兵」と書いた記憶が残っててそれを時事に書こうとしたんですが…。
まさか出るとは^^;
予想通り『詩』からの出題。詩の表現技法は対句が出た。古典は漢文と古文の融合問題。漢文と言っても基本問題だったが2年連続で漢文が出てくるとは意外だった。文法は未然形と連用形の区別。選択問題だがこの出題も珍しかった。小説問題は読みやすく解答もし易かったが、論説文の問題が難解で理解に苦しむ生徒が多かった。
コメント:国語
出題内容は例年通りだが漢文が出てきたのには驚きました。その他は例年通りの傾向でしたね。解いてみて感じたのは、論説文の難解さです。話題の「人工知能」がテーマですが、まあ抽象的な表現で中学生には大変でした。多くの生徒は小説問題までは過去問と同じイメージに出来たかと思いますが、論説文で時間を取られたのではと推測します。したがって平均点は下がり25~26点を予想。
予想通り『連立方程式の文章問題』が出題された。内容は図式出来れば容易だったがそれが出来るかどうか^^; 資料の整理は『度数分布表』から3問の出題。確率はワークで何度も出てくるような古典的な問題。「証明」や「関数の応用」「空間図形」は例年通りの福島県の問題だった。
コメント:数学
今年の問題は「確率」と「度数分布表」が取り組みやすい問題だったため時間に余裕が出来ました。「連立の文章問題」は、み・は・じの問題。「図形の証明」は三角形の合同の証明。ともに練習量がものをいう問題でした。関数応用の最後と空間図形の最後はおきまりの難問です。それ以外はいつもより解きやすい問題でした。今年の数学は40点以上の高得点者が増えると推測。平均点は上がり23~24点を予想。
今年の入試で変わったところはリスニングテストの放送問題3で適した単語を書くようになったぐらいでほぼ例年通りの出題内容だった。ただし、対話分読解も長文読解もキーとなる単語が難しく長文苦手な生徒にはきつかったと思われる。
コメント:英語
リスニングの記述問題が増え、大問2もいつもより難しく英語苦手な生徒にとって今年の問題は鬼門でした。英作文は難しく、長文の内容はやや難化。とはいっても英語を得点源としている生徒には通常問題の範囲。今年の入試は英語で差が付きそうです。昨年より下がると推測。平均点は24~25点を予測。
今年初めて理科の予想記事を書いたことで一番興味を持って問題を解いてみた。「生物の生殖と遺伝」「植物のつくり」「動物の分類」「火成岩」「電流と発熱量」「エネルギー」が出題されホット一安心。全体的に幅広い問題、定石通りの問題が多く、今年の理科も勉強した生徒を裏切らなかった。
コメント:理科
ここ数年の理科は最も受験勉強の成果が出る教科の一つになっています。今年も幅広い範囲からの出題。記述式も良問でした。計算が必要な問題は2問。これも時間がかかるわけでもなく余裕で最後まで解答できたでしょう。昨年よりやや易しいかなと感じましたが、昨年度は問題ミスがあり全員正解が2問あったんです。そこを差し引いて、平均点は昨年並みの27~28点を予想します。
日本地理は予想通り「北海道」が出題された。だが単独での出題は意外。世界地理は「世界全体」からの出題と予想外だった。今年の問題は43問(昨年は40問)。つまり記述式の2点問題が7問。理科同様、重要語句の暗記を徹底的にした生徒には楽な問題だった。社会の高得点者は増えると推測。文化は天平文化からの出題。今年も不的中だった^^;
コメント:社会
過去の平均点を見ると福島県の入試で一番勉強の成果が出る教科が社会です。それでも「新傾向の問題」「記述式問題」が多い年は若干平均点が下がる傾向になってきました。今年の社会は、一般的な問題が多く、記述式も教科書を読んでおけば解答できる問題がほとんどでした。分野で言えば、地理がやや難しく、歴史は、公民は平易な問題が多かったですね。平均点は昨年が高かったので昨年並みの28~29点を予想。
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