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夏休みは順調にお過ごしですか?夏休みも10日経過しました。夏季講習に参加中の受験生も、自分で頑張っている受験生もちょうど息切れの頃。夏休みはまだ1ヶ月近くあるのです。夏序盤の反省を行い気持ちを新たに最後まで走り続けましょう^^

本日は「新教研テスト7月号」のデータ分析と「新教研8月号」の戦略について。7月号で志望校判定「D」だった生徒もまだまだ大丈夫!受験勉強は始まったばかり。8月号で爆上げです^^

【令和4年】新教研テスト7月号のデータ分析

「新教研テスト7月号」受験者数

4,415名(昨年5,005名)12%ダウン

「新教研テスト7月号」平均点!

科目 7月号 昨年7月号
国語 28.2 22.6
数学 26.8 23.5
英語 23.5 22.7
理科 21.8 20.5
社会 22.3 22.9
合計 122.6 114.2

最高点と最低点

【最高点】245点(昨年は244点)
【最低点】15点

高得点者数

【220点以上】
85名(昨年は58名)
【200点以上】
364名(昨年は322名)

必要偏差値

科目 偏差値50 偏差値55 偏差値60 偏差値65 偏差値70
国語 29点 33.5点 38点 43点 48点
数学 27点 33点 39点 45点 48点
英語 24点 29点 34点 40点 45点
理科 22点 27点 32点 36.5点 41点
社会 23点 28点 32点 37点 42点
合計 123点 146点 168点 191点 213点

7月号の総評と8月号に向けた戦略

【令和4年】新教研テスト7月号の総評

私も7月号をやってみましたが、まず思ったのが数学の簡単さです。「この平均点はかなり高いだろうな」と思いましたし、国語も「小説が読みやすく作文さえ対応出来れば高得点続出だろうな」とも感じました。で、英語、理社、社会は「いつも通りかな」というのが解いてみた感想でした。

で、7月号の結果…。いや~平均点高かったですね~ 予想通りとは言えこんなに高い7月号平均点はあまり記憶にないです。過去のデータを見て下さい。今年が飛び抜けているのが分かります。

【7月号平均点推移】※250点満点
4年前(106.5)⇒3年前(102.9)⇒2年前(110.6)⇒昨年(114.2)⇒今年(122.6)

「数学」「国語」の平均点も例年より高かったです。

【数学平均点推移】※50点満点
3年前(17.6)⇒2年前(21.1)⇒昨年(25.5)⇒今年(26.8)

【国語平均点推移】※50点満点
3年前(23.7)⇒2年前(22.6)⇒昨年(26.9)⇒今年(28.2)

昨年から平均点が上がりましたが、これは「数学」「国語」の配点が変わったことが原因なのです^^

参考資料配点の変化で平均点が上がった】
●数学:「計算問題が1⇒2点へ」「方程式の文章問題が4⇒5点へ」「関数、空間図形の最後の問題が2⇒3点へ」
●国語:「読解の記述問題が2点⇒3点or4点へ」「作文が5点⇒6点へ」

今後の難度は上がってきますが、7月号と同様「方程式の文章問題」「図形の証明」「読解・記述問題」などに対応出来るかがポイントになります。類似問題を徹底的に練習し底上げしていきましょう。

理科社会はほぼ例年通りでした。理社は中1-2年が出題の中心。7月号は定期試験とも重なり全受験生が復習不足^^; だから7月号の理社なんて全く当てに出来ません。後で触れますが、8月号は理社に重点を置き、苦手分野(単元)を克服しながら総復習です!

教訓「今回の教え」
☆数学⇒「方程式の文章問題(5点)」「図形の証明(5点)」が得点出来ると有利
☆国語⇒作文まで上手に時間配分が出来ると得点は伸びる!

正答率を分析しよう!

新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
7月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。

●正答率が高いのに得点できなかった。
→ そこがあなたの弱点

●正答率が低いのに正解だった。
→ そこはあなたの得意分野

このように分析してみて下さい。
格段に自分への分析力が上がり成績に直結します!!

7月号で難問ベスト3の発表です。最も正答率が低かったのは理科の問題でした。意外なのは数学!常にエントリーするのに今回はベスト10にかすりもせず^^:超簡単な数学だったことがここでも分かります。次回は数学が難しくなると予想します^^

【7月号難問はこの問題!】
NO1⇒正答率7.2%(理科:大問4 気圧の計算問題)
NO2⇒正答率8.0%(英語:大問3-1英作文)
NO3⇒正答率11.1%(英語:大問1-3②適語補充)

「新教研テスト8月号」アドバイス

7月号の新教研テストは準備不足で受験した生徒が大部分。基礎体力(学力)勝負の運動会のようなものです。(特に理科や社会)

しかし8月号は状況が一変します。それは夏期講習などを利用し多くの受験生が総復習を行い受験するからです。例えると練習を積んで臨める練習試合という感じでしょうか^^;

8月号に向け準備して欲しい作戦を5個あげておきましょう。

8月号「5大作戦」

①理・社に力を注ぎ、必ず教科書を総復習してから受験する
②数学は出題傾向が決まっている。過去問などを利用し類似問題を集中特訓
③国語・英語の読解問題は時間制限を設け練習(最低1日おきに練習)
④新教研8月号の過去問に実戦形式で取り組んでおく(最低過去2年分)
⑤合計&教科別目標点を設定し目立つところに貼る

8月号で爆上げしたい人は「5大作戦」を試してください。特に学校が始まると時間を取るのが難しくなる理・社の復習にはとことん取り組みましょう。今後の受験勉強を考えたときメチャ優位に立てます。

嘘ではありません。夏休みを上手に使い成績が急上昇する生徒が必ず出てきますから^^ 私が指導した生徒で

(7月号)123点 ⇒ (8月号)181点という生徒がいました!

7月号が悪くても諦める必要なんて全くありません。受験は長丁場!まだまだ序盤なんです。臥薪嘗胆

最後に私が使っている「目標設定シート」を紹介します。まずは「合計&教科別目標点を設定し目立つところに貼る」から作戦遂行です^^
目標達成シート

【駿英流】「志望校判定」の見方

S判定⇒トップクラス
A判定⇒上位での合格
B判定⇒中位での合格
C判定⇒下位での合格
D判定⇒ボーダーラインorもう少し必要
E判定⇒現時点では無理

C判定の生徒へ
下位ですが合格圏内にいます。この時期志望校変更の必要はありません。ただしもう少し下がったら合否ラインへ。安全圏に入れるよう頑張るのみです!

D判定の生徒へ
このままでは不合格。あと3~5の偏差値を上げる必要があります。現状に対し危機感を持って取り組み、「もし2ヶ月後の新教研テストの結果でもD判定なら志望校変更する!」と自分を追い込み取り組みましょう。

E判定の生徒へ
E判定の生徒は今のままでは厳しいです。諦めきれない生徒は勉強方法や学習環境を見直し「2ヶ月後もE判定なら諦めよう」と覚悟を決めやるしかありません。


■ 雑記 ■
コロナの第7波で孫の保育園が休園(泣) 今日も私が午前中の子守係。カルチャーパークで何周も流れてきました^^;

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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