福島県立高校のⅡ期入試まで1ヶ月を切りました。
毎日、受験生から「高校合否判定通知サービス」を通して相談が届きます。多い相談が「受験まで何を勉強したら良いのか?」というラストスパートに関する質問です。
先日、直前対策コースに入会した受験生に「何を使って勉強しているの?」と話を聞きいてみたところ、「これです」と福島県立入試の過去問1冊を差し出したのにはビックリしてしまいました。
その生徒は基本レベルの生徒、数学などは計算問題でやっと得点している現状なんですね。その生徒が過去問を使用して勉強しても思うように上がりません。その生徒が今学習するべき内容は「覚える勉強」なんです。
運動部に例えると、試合に出場する最低限の体力や技術が備わっていない初心者がいきなり練習試合に出るようなもの。 ※今回は部活に例えてみますね(笑)
受験が迫ってきた今、勉強法(練習法)の失敗は命取りになります。
●何を使って学習したら良いのか
●どんな勉強法が良いのか
受験生なら誰もが不安に思う点ですね。そこで、数回にわたって「ラストスパートのコツ」を記事にします。今回は「どんな勉強をしたら良いのか」を書いてみました。受験生は参考にして下さい。
超効率!ラストスパートのコツ
ラストスパートで受験生は3つの勉強(トレーニング)を併行して行う必要があります。その二つとは
(1)実戦力を身につける勉強(実戦トレーニング)
(2)学力維持&確認の勉強(基礎トレーニング)
(3)弱点補強や苦手克服の勉強(集中トレーニング)
になります。簡単に説明しますね。
本番に向けて3つのトレーニング方法がある
(1)実戦力を身につける勉強(実戦トレーニング)
部活に例えれば、紅白戦やフォーメンションの練習になります。本番さながらのトレーニングを積むことで、本番で最大限の実力が発揮できるようにします。
補足しますと、練習と本番は別物ですね。
・試合になるとテクニックが通じない
・本番になるとなぜか実力が出ない
・試合になると凡ミスを連発してしまう
・超緊張してしまう
心当たりがあると思います^^; 部活で例えましたが勉強も全く同じです。本番(入試)の備え「実戦トレーニング」を行うことは必須!具体的なトレーニング方法は「入試レベルの問題を実戦形式で練習する」になります。
このトレーニングの勉強ツールは
●入試過去問
●他県の公立入試問題
●新教研テスト&実力テスト
が良いでしょう。そして学習方法は、時間を決め実戦さながら取り組むのがベストです。
何となく過去問に取り組んできた生徒は「実戦トレーニング」の目的を理解し勉強して下さい。今までの「新教研テスト&実力テスト」の反省は必ずしておきましょう!
※関連記事「入試過去問を出願の参考にしよう」は下に書きました。
(2)学力維持&確認の勉強(基礎トレーニング)
学校で購入した「整理と研究」「整理と対策」「新研究」などの受験対策本で学習している生徒は多いですね。テキスト自体は非常にすぐれていますが、弱点があるのです。それは
総復習に適していない
という事です。人間の脳は忘れるもの。一度学んだことは単元ごとに学習するより一気に復習した方が効率が良いですし、得点力アップに直結します!
お奨めの勉強ツールは
●教科書(理科・社会・英語)
●1問1答式の問題集(理科・社会)
になります。
ここで補足です。教科書の総復習が効くのは分野別教科の理科や社会ですね。英語も単語・連語、文法の総復習になりますので有効です。しかし数学や国語の教科書学習は実戦的ではありません。数学・国語は「(1)実戦トレーニング」で総復習を行いましょう。効率的です。
※理科や社会は教科書の総復習と併行して、1問1答式(教科書レベル)を使うとより効果的です。
(3)弱点補強や苦手克服の勉強(集中トレーニング)
「神様、電流の問題が出ませんように!」「出るな出るな、平行四辺形の証明出るな~」と苦手な問題が出ないことを神頼みしている生徒もいます^^; そりゃ5教科もあれば誰だって嫌な単元の一つや二つはあるものです。
そんな生徒に苦手教科を勉強しよう!と言うと「そこが出たら捨てます!」と開き直る生徒もいるんです。そんな時私は生徒に
●難しい問題は捨てても全然OK!
●苦手問題でも基礎問だったら捨てるのは絶対NG!
こんなふうにアドバイスします。1点が明暗を分けるのが受験。失敗のリスクはなるべく減らしましょう。多くの生徒は食わず嫌いなだけであって、問題対策してみると「意外と簡単だった」と勘違いしているパターンがほとんどすから。
話を戻しますね。この集中トレーニングのお奨めツールは、
●受験対策本:「整理と研究」「整理と対策」「新研究」など
●公立入試問題で作成された問題集
になります。学習塾に通っている生徒は塾用の受験対策本を持っているかも知れません。その場合は自分で使いやすいものでいいです。
※「公立入試問題で作成された問題集」はなければ大丈夫です。新教研テスト&実力テストの過去問などで代用しましょう。
勉強法としては実戦トレーニングとセットで行うと効果が上がります。実戦トレーニングで解けなかった分野・単元をピックアップ→ 受験対策本で復習 → 問題集で類似問題を探しチャレンジ! これを習慣にしましょう。
※駿英ネットサービスには3種類のラストスパート用ツールが揃っています^^
3つのトレーニングを組み合わせて勉強する!
受験直前の勉強法(トレーニング法)は3種類あると説明していきました。では、どう組み合わせて学習したらですが、
☆今まで受験勉強してきた量
☆目指す得点
☆受験生の特徴
などで変わりますので、全員に当てはまるマニュアルは書けませんが、「実戦トレーニング」と「学力維持&確認の勉強(基礎トレーニング)」を併行させながら学習することを推奨します。
●実戦トレーニング→集中トレーニング
●学力維持&確認の勉強(基礎トレーニング)
実戦トレーニングと集中トレーニング(反省・類似問題)をセットにしてしまえば、難しくありません。
ただ、取り入れて欲しいのは、日々計画を立てることですね。これは日課にして欲しいです。簡単で良いです。そうすることによって、戦略的にラストスパートを進められます。
トレーニング例
2/14
【実戦トレーニング:数学、英語】
(数学)英語の模試過去問→その反省→問題集で類似問題練習
(英語)新教研過去問→その反省→問題集で類似問題練習
【基礎トレ】
(理科)教科書「火山・地震」総復習→1問1答で確認
(社会)教科書「経済」総復習→1問1答で確認
これなら簡単ですね。大切なのは偏った学習で終わらないことです。勉強は「数学の過去問だけでいいや」など流されてしまう傾向があります。時間制限があるラストスパートにダラダラ学習は禁物。計画を立てその予防を行いましょうね。
入試過去問を出願の参考にしよう!
受験生なら「福島県の入試過去問」は購入済みだと思います。昔から過去問はラストスパートの最強の道具です。私は過去に何度も「過去問の取り組み方」を記事にしてきました。未読の方は参考にしてください^^
今回は出願を控えた生徒にぜひ取り組んで欲しい事を書いていきますね。それは時間を決め入試本番と同じ形式(ヒアリングテストも実施する)で5教科やってほしいのです。
その後自己採点を厳しく行い得点を出してみます。その得点が志望校の合格圏に入っているかどうかをチェックするのです。新教研と違ってリアルな入試問題での得点です。
過去問を実戦形式で実施することで
●出願に迷っている生徒は良い判断材料に
●受験校を決めている生徒は合否の参考に
●入試で取れる科目、取れない科目を知る
など、さまざまな情報を得ることが出来ます。まずは3年前あたりの過去問をやってみてください。
私が家庭教師で使っている過去問結果表というものがあります。生徒の部屋の壁に貼っておくんですがモチベーションアップなどに良いです。こちらにアップしておきますので、ご自由にお使いください。
使い方ですが、最初に目標校と目標点を記入します。あとは過去問を実施したら各教科ごとに得点を記入するだけ。その年の平均点が記載済みですので弱点などすぐに理解できます^^
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