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11月号新教研テストまで10日となりました。三者面談を控え「志望校をどうしよう?」と迷いに迷っている生徒もいますが、時間はたっぷりあるんです。今は10月新教研テストの反省を行い11月新教研テストに向け冷静にポジティブに作戦を立てましょう!

今回は10月号のデータ分析と11月号に向けアドバイスします。

Break Time
先月から中学生の入会や相談が増えています。二学期最初の定期試験を終え「こりゃまずい!」と勉強環境の見直しを図ったご家庭が多いんのです。私も中1の生徒二人を担当することになったんですが二人とも英語に苦労しています^^;

小学校が英語必須になったとはいえ、英語を習っていない生徒にとって今のカリキュラムはしんどいですね。中学入学し半年で単語は難しいし、文法は早くも
・不規則動詞の過去
・三単現
・複数形
・進行形
・can

とオンパレード^^; 親御さんも中学生の「英語教科書」をご覧下さい。昔と比べると隔世の感があります。

今英語が分からなくなっている生徒は早い段階で対策しましょう!受験時に超苦労することになります。

志望校に悩んでいる生徒、成果が現れず勉強方法に悩んでいる生徒はお気軽にご相談下さい。
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【令和4年】新教研テスト10月号のデータ分析

「新教研テスト10月号」受験者数

6,130名(9月号は5,494名:11.6%アップ)
※昨年度10月号は6,303名、一昨年10月号は7,083名

「新教研テスト10月号」平均点!

科目 10月号 9月号 8月号 7月号
国語 22.5 28.8 25.8 28.2
数学 15.7 21.5 21.2 26.8
英語 24.0 23.6 24.3 23.5
理科 22.2 20.5 21.6 21.8
社会 22.6 24.6 24.2 22.3
合計 107.0 119.0 117.1 122.6

最高点と最低点

【最高点】245点(9月号は240点)
【最低点】20点

高得点者数

【220点以上】
39名(9月号は97名)
【200点以上】
230名(9月号は483名)

必要偏差値

科目 偏差値50 偏差値55 偏差値60 偏差値65 偏差値70
国語 23点 28点 32点 37点 42点
数学 16点 22点 28点 34点 40点
英語 24点 30.5点 36点 42点 48点
理科 23点 28点 32点 37点 42点
社会 23点 29点 35点 40.5点 46点
合計 107点 131点 155点 179点 203点

10月号の総評と11月号戦略

【令和4年】新教研テスト10月号の総評

新教研テスト10月号総評

新教研10月号の平均点は107.0点と前回(9月号)に比べ12点も下がりました。今までの新教研テストで最も平均点が低かったこともあり「受験勉強の成果が全く出ない(涙)」と悩んでいる生徒も多いです。

テスト結果は得点ではなく偏差値で考えましょう!入試は検定試験とは違い順位で決まります。得点だけ見て悪いと思わず偏差値で比較するべきなのです。

10月号で偏差値が落ち込んだ生徒は原因があるはずです。必ず原因を突き止めてください。例えば、
●国語で時間が足りなかった生徒は実戦練習の不足
●数学で取れなかった生徒は勉強方法の見直し

と失敗の原因を明確化し、どんなテストでも対応出来る柔軟性を養うのです。

ちなみに、駿英の生徒は「模試対策」を徹底してるので、10月号のようなテストだと上がった生徒が逆に多かったんです。下がった生徒は過去問などで徹底練習です!

教科別で気になったのは数学、国語でした。
●数学15.7点(前回21.5点)
●国語22.5点(前回28.8点)

数学は15.7点と5教科の中でダントツの低さ。国語も前回から6点下がるというあまり見たことのない低い平均点(22.5点)でした。

教科別分析

国語分析
国語は短歌、小説でいつも以上に時間が取られ、特に「小説」は背景が江戸時代と読んでも頭に残らず何回も読み直し、配点が高い「解説文」に十分な時間がない生徒が多かったです。ズバリ当てはまった生徒は読解問題の練習不足。時間を計りながらさまざまなテーマを練習しましょう!

数学分析
数学は「小問2」からレベルの高い問題が多く、「規則性問題」も「資料の問題」も単純な基本問題が少なかったですね。そこが平均点を大きく下げた要因でした。
連立方程式も苦手が多い「時間と速さ」の文章問題。レベル的には平易だったのでここが出来なかった生徒は厳しい得点になりました。
数学で一番正答率が低かったのが【大問7】(2)の2.9%!空間図形の最後の問題より正答率が低かったなんて記憶にありません^^;

理科分析
理科は通常通りの問題。【大問8】の最後問題が出題ミスで全員正解に。ここは電流の計算が必要な問題。正答率はかなり低かったと思われる。理科の実質的な平均点は21点だったと予想します。

社会分析
社会は記述式問題のレベルが高かったですね。社会は勉強の成果が一番出る教科。記述式、年号並び替えのような2点問題の出来が大きく左右します。ここで落としている生徒はもう一段階上の学習をしましょう。

英語分析
英語は相変わらず上位と下位の得点差が激しいです。二年前に教科書が変わったこともあり単語力で損をしている生徒が目立ちます。教科書巻末を開き「単語チェック」行い習った単語は確実に覚えましょう!長文読解が苦手な生徒は国語同様、時間を計りながら読解練習をルーティンに加えてください。英語の読解力が身に付けば、英語は楽な教科になりますよ^^

10月号で正答率の低かった問題ベスト3

10月号の難問ベスト3の発表。

10月号で最も正答率が低かったのは数学の空間図形の問題でした。いつも通りという感じですが、(3)より(2)の方が低く2.9%でした。最後の問題より(2)の方が難しいとは珍しい現象でした。

次に低かった問題は「関数の応用」の(3)で3.4%。通常通りですね。

NO3は国語の古文問題。決められた字数を書き抜く問題で3.5%の正答率は^^; 意外でした。

10月号は全体的に正答率が低く、40%以下の問題がホント多かったです。こんな時は平均点が下がりますね。

11月号も「空間図形」「関数の応用」「リスニングの単語書き取り問題」「理科の計算問題」の正答率が低くなるでしょう。高得点を目指す人はここの対策をしっかりです!

【10月号難問はこの問題!】
NO1⇒正答率2.9%【数学:大問7(2)空間図形】
NO2⇒正答率3.4%【数学:大問6(3)一次関数】
NO3⇒正答率3.5%【国語:大問3(2-1)古文:書き抜き系】

「新教研テスト11月号」ここは絶対やっておく!

11月号から中3の学習範囲が数多く出題されるようになります。中3の範囲をピックアップしてみますね。

【11月号の中3学習範囲】
英語)間接疑問文 SVOO 現在・過去分詞の後置修飾
数学)2次方程式、二次関数の性質と調べ方
理科)化学変化とイオン、生命の連続性
社会)【公民】現代社会と私たち

断言しましょう。ここに書いてある範囲からは必ず出題されます!
で特に11月号で注目して欲しいのが

社会⇒公民の登場
数学⇒二次方程式の文章問題


になります。

公民は習いたてで簡単です。公民分野はパーフェクトを目指して欲しいですね。

11月号の数学は連立方程式の文章問題ではなく二次方程式の文章問題が出ることが多いです。絶対練習して歩来ましょう^^ 二次方程式は問題のレパートリーが少ないため易しいものでです。ただ、±と二つの答が出てきますので解答の書き方だけ注意してください。

あ、11月号の数学は二次関数からも出題されます。式を立てられるようにし、変域や変化の割合を出せるようにしておきましょう!

さて、毎度ですが11月号に向け目標設定を必ず行ってください。「目標設定シート」を参考に「新教研テスト11月号 合計&教科別目標点」を目立つところに貼り勉強開始です。
目標達成シート

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正答率を分析しよう!

新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
10月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。

●正答率が高いのに得点できなかった。
→ そこがあなたの弱点

●正答率が低いのに正解だった。
→ そこはあなたの得意分野

このように分析してみて下さい。
格段に自分への分析力が上がり成績に直結します!!

【駿英流】「志望校判定」の見方

S判定⇒トップクラス
A判定⇒上位での合格
B判定⇒中位での合格
C判定⇒下位での合格
D判定⇒ボーダーラインorもう少し必要
E判定⇒現時点では無理

C判定の生徒へ
下位ですが合格圏内にいます。この時期志望校変更の必要はありません。ただしもう少し下がったら合否ラインへ。安全圏に入れるよう頑張るのみです!

D判定の生徒へ
このままでは不合格。あと3~5の偏差値を上げる必要があります。現状に対し危機感を持って取り組み、「もし2ヶ月後の新教研テストの結果でもD判定なら志望校変更する!」と自分を追い込み取り組みましょう。

E判定の生徒へ
E判定の生徒は今のままでは厳しいです。諦めきれない生徒は勉強方法や学習環境を見直し「2ヶ月後もE判定なら諦めよう」と覚悟を決めやるしかありません。


■ 雑記 ■
大学の入試制度は特徴がありすぎてホント分かりにくいですね。で、賢く選択すれば有名大学もハードルがかなり下がります。
私が推しているのは英検利用!上手に利用すれば楽に大学受験を乗り切れます。「立教大学いいな~」なんて考えている高校1・2年生は大逆転のチャンスありです!
by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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