【2021~2022年】新教研7月号の結果が出ましたね。今回はそのデータを分析してみましたのでご覧下さい。
新教研テストの結果には「志望校判定」が無慈悲に出てきます。
・C判定だからあきらめる
・B判定だからやばい
など、今年度の「受験」は始まったばかりだというの、的外れな決断を下す人がいます。
序盤に行われる模試は、長い受験勉強の「やる気スイッチ」or「スタートの合図」と捉え、8月号に向け夏休みの日々を有効に使って下さい^^
1ヶ月も自由に使える時間なんて夏休み以外ありません。
●夏休みの1ヶ月は有効に使えば超差がつきますし
●だらだら過ごしていたら確実に落ちます
あ、「夏期講習に通っているから大丈夫」と思っている生徒に一言!講習と言っても予習や復習もせず受けていると成績なんて上がることは100%ないです。塾の講習会で長年指導してきた経験で断言します。講習会は毎授業、目的を持って受けるようにしましょう。
時間があれば「夏休みの効率勉強方法」を書きますのでお待ち下さい。
【令和3年】新教研テスト7月号のデータ分析
「新教研テスト7月号」受験者数
5,005名(昨年4,311名)16%アップ
「新教研テスト7月号」平均点!
科目 | 7月号 | 昨年7月号 |
---|---|---|
国語 | 22.6 | 26.9 |
数学 | 25.5 | 21.1 |
英語 | 22.7 | 21.1 |
理科 | 20.5 | 18.6 |
社会 | 22.9 | 22.9 |
合計 | 114.2 | 110.6 |
最高点と最低点
【最高点】244点(昨年は247点)
【最低点】16点
高得点者数
【220点以上】
58名(昨年は28名)
【200点以上】
322名(昨年は170名)
必要偏差値
科目 | 偏差値50 | 偏差値55 | 偏差値60 | 偏差値65 | 偏差値70 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | 23点 | 27点 | 31点 | 36点 | 40点 |
数学 | 26点 | 31.5点 | 37点 | 42点 | 48点 |
英語 | 23点 | 29点 | 34点 | 39.5点 | 45点 |
理科 | 21点 | 26点 | 32点 | 37点 | 43点 |
社会 | 23点 | 29点 | 35点 | 40.5点 | 46点 |
合計 | 115点 | 138点 | 161点 | 184点 | 208点 |
7月号の総評と8月号に向けて
【令和3年】新教研テスト7月号の総評
今年度初の新教研はいかがでしたか?平均点を見るといつもより易しめな問題でした。実際に取り組んでみて、数学が簡単で、理科と国語がやや難しく、社会・英語は例年通りかなという感想でした。
テスト慣れしておらず、受験勉強を開始していない7月号は
●理科、社会の平均点が低い
●数学は応用問題に不慣れでめちゃ低い
●作文を書けていない生徒が多く国語平均点は通常より低い
こんな傾向が出るんですが、今年も同様でした。
今年度から新教研テスト(実力テストも)で大変革がありました。それは数学、国語の配点です!!
要するに県立入試と同じ配点になったんです。入試の配点は昨年まで公表されていなかったため昨年までは新教研が定めた配点で実施していたのですが、今年から入試配点が公表されたため模試も入試の配点に合わせて来ました。
配点で結果が大きく変わったのは数学と国語です!
【ここの配点が変わった】
●数学:「計算問題が1⇒2点へ」「方程式の文章問題が4⇒5点へ」「関数、空間図形の最後の問題が2⇒3点へ」
●国語:「読解の記述問題が2点⇒3点or4点へ」「作文が5点⇒6点へ」
変わった結果
●数学は応用問題が解けないと差がつかない教科
●国語は高得点が難しい教科
と、福島県の入試傾向そっくりになってきました。
今後同じような傾向になるはずです。進学校を目指す生徒は、
「差がつかない数学や国語で遅れをとらない」
「数学で差を付けることが出来たらかなりのアドバンテージになる」
この傾向を意識し、もう一度8月号を反省し作戦を立てましょう。
新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
7月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。
●正答率が高いのに得点できなかった。
→ そこがあなたの弱点
●正答率が低いのに正解だった。
→ そこはあなたの得意分野
このように分析してみて下さい。
格段に自分への分析力が上がり成績に直結します!!
7月号で最も正答率の低い問題は…、英語の問題でした!ここに当てはまる単語は難しかったですね。
二番目は理科の濃度の問題。確かに難しかったです。
意外なのは数学!一桁の正答率問題がナッシング。珍しく低い正答率が無く簡単だったと言えますね。ま、次回の数学は難しくなるのではと予測します^^
【7月号の低い正答率問題】
NO1⇒正答率2.1%(英語:大問4 文の完成)
NO2⇒正答率2.5%(理科:大問5 濃度)
「新教研テスト8月号」アドバイス
7月号の新教研テストは無防備での受験になりがち。だから例年低い平均点は問題レベルを考えると低くなります(特に理科や社会)。
しかし8月号は状況が一変。それは夏期講習などを利用し多くの受験生が総復習を行うからです。また、過去問を使ってたっぷり実戦特訓も可能です。
実際、私が指導した生徒で
●(7月号)123点 ⇒ (8月号)181点という生徒がいました!
その子は7月号が悔しくて8月号は超頑張ったんです^^ 志望校判定が悪かった生徒はあきらめる必要など全くありません。受験は長丁場、まだまだ序盤なのですから^^
まずは8月号に向け目標を設定しましょう。私が使っている「目標設定シート」を参考に自分用のプランを作ってみて下さい^^
ここ3年間の7月号と8月号の平均点を見てください。3年間、8月号の平均が上がっています^^
☆【三年前】(7月号平均)106.5点⇒ (8月号平均)123.6点
☆【二年前】(7月号平均)102.9点⇒ (8月号平均)118.0点
☆【昨年】(7月号平均)110.6点⇒(8月号平均)113.4点
※何度も言いますが理社は復習すればうなぎ登り可能な教科ですよ~
【駿英流】「志望校判定」の見方
S判定⇒トップクラス
A判定⇒上位での合格
B判定⇒中位での合格
C判定⇒下位での合格
D判定⇒ボーダーラインorもう少し必要
E判定⇒現時点では無理
C判定の生徒へ
下位ですが合格圏内にいます。この時期志望校変更の必要はありません。ただしもう少し下がったら合否ラインへ。安全圏に入れるよう頑張るのみです!
D判定の生徒へ
このままでは不合格。あと3~5の偏差値を上げる必要があります。現状に対し危機感を持って取り組み、「もし2ヶ月後の新教研テストの結果でもD判定なら志望校変更する!」と自分を追い込み取り組みましょう。
E判定の生徒へ
E判定の生徒は今のままでは厳しいです。諦めきれない生徒は勉強方法や学習環境を見直し「2ヶ月後もE判定なら諦めよう」と覚悟を決めやるしかありません。
■ 雑記 ■
やっぱりオリンピックは面白いです。特に新種目のスケボーとサーフィンは燃えました(笑)
そう言えば、中三の夏にスケボーが我が郡山二中で流行し、練習熱心な私は午前中の夏期講習が終わると午後は毎日麓山公園へ。その練習の成果で郡山二中で一番スケボーが上手になったが、勉強は友達に抜かれっぱなし(泣)
「夏に受験勉強頑張っておけば、あんなに直前に苦労しなくて済んだのに」と42年前の夏を未だに覚えています^^;
by 渡部
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