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入試まで1週間となりました。
「今さら勉強したって無理でしょ」
と考えている受験生はもったいないです。

これからは短期記憶が効きまくります。
特に暗記ものは効果抜群!ガンガン詰め込みましょう^^

今回は「直前5点アップ作戦~社会編」になります。
詰め込みにぴったりな「社会」!

出題されそうな単元はやらなきゃ損です。
教科書の隅々まで覚えきって下さい!

【直前学習で注意すること】
●欲張った計画は立てない
●極端な夜更はしない
●朝は通常通り起きる
●寝不足にならない
●体調をいつも以上に注意する

これらは守りましょう。

不安な生徒や質問のある生徒はメール下さい。「合否サービス」も受験前日までやっています。
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令和4年入試【社会】を大胆予想!

社会は「地理分野」「歴史分野」「公民分野」に分かれており
●地理⇒17点
●歴史⇒17点
●公民⇒16点

が入試社会の配点です。

で、地理分野は過去問を分析すると出題傾向が掴めます。地理の出題は世界地理が1問、日本地理が1問の合計2題。過去12年の出題傾向は次の通り。

世界地理の予想

10年前迄は世界全域から出題されていたので予想の参考になりません。
過去9年の出題をまとめるとこんな感じです。

「南北アメリカ」→「ヨーロッパ」→「アジア(東南・南・西アジア)・オセアニア」→「アフリカ(中南アフリカ)」→「世界全域(地図を絡めて)」→「南極大陸・世界全域」→「世界全域(地図を絡めて)」→「ヨーロッパ・アフリカ」→「南・東南アジア」

ではでは今年の予想に入ります!当たりますよーに^^

【令和4年 世界地理の予想】
本命◎⇒「南北アメリカ
対抗○⇒「オセアニア州
穴×⇒「アフリカ

注目
・時差の問題or地図(正距方位図法)の問題!
・アンデス、アラスカの気候、アメリカ大陸の地中海性気候
・アメリカの農業(適地適作)
・サンベルト
・オセアニアの時は「ポリネシア・ミクロネシア・メラネシア」

「今年も「世界地理」は昨年のような形式だろう」

昨年は、まず大問で「世界全域」の地図が出てその設問に「南アジア(インド)」と「東南アジア」の地図が出されたというハイブリットな問題。

今年は「時差」or「正距方位図」が出ると予想し、同じタイプの問題が出るのではとにらんでいる。

ちなみに昨年度は対抗で「アジア全域」と予想し何とか体裁は保ったというところ^^;

日本地理の予想

次は日本地理の予想です。日本地理は平成25年から詳細な地域での出題に変わりました。したがってデータは平成25年からの9年間データを元に考えてみます。

「中国・四国地方」→「東北・関東地方」→「九州地方」→「関西・中部地方」→「北海道」→「中部・関東地方」→「中国・四国地方」→「東北地方」→「近畿」

今年の予想ですが

【令和4年 日本地理の予想】

本命◎⇒「九州・沖縄地方
対抗○⇒「中部・関東地方
穴×⇒「中国・四国地方
注意△⇒「地形図
注目
今年は九州・沖縄地方が狙われると予想、本命にしました。対抗は中部・関東地方。ここはいろいろな種類の問題作成が可能、復習しておいて下さい。
最近、日本地理問題の中に「地形図」が組み込まれることがデフォルト化。地図記号、等高線なども要注意!

ちなみに昨年の予想はこんなことを書いていました。

昨年度の直前予想では
関西、九州地方がしばらく出ていません。そこが怪しいと踏んでいます^^ あ、ここ2年間日本地理の問題の中に「地形図」が組み込まれています。今年も同じような形式で「地形図」が出そうです!

で、昨年は「近畿地方」&「地形図」からの出題バッチリ的中でした^^

令和4年 入試「社会」のマメ予想!

受験生の「もっと予想して欲しい!」というわがままなLINEに答えたのがこの「マメ予想」になります。社会の頻出問題である「気候」「文化」「組織の略称」をピックアップ。こちらを予想します。

【3つのマメ予想】
●気候(雨温図)
●歴史の文化
●アルファベットの略称(公民)

※もっともっと頻出問題はあるんですが時間がありません。余力があれば入試前にもう一回マメ予想を行います。あまり期待せずお待ちください^^;

こんな問題が出た!
昨年度は
●気候(年間降水量)⇒インドの気候・季節風
●歴史の文化⇒天平文化の頃の様子
●アルファベット略称⇒ASEAN

2年前は
●気候(雨温図)⇒西岸海洋性気候(ロンドン)
●歴史の文化⇒国風文化の平等院鳳凰堂・文明開化の様子
●アルファベット略称⇒AU(アフリカ連合)

3年前は
●気候(雨温図)⇒日本海側・瀬戸内海・太平洋側の気候
●歴史の文化⇒化政文化の富嶽三十六景
●アルファベット略称⇒TPP
が出ました。

この3つの出題傾向をまとめ、予想してみましたのでご覧下さい^^

天気「雨温図」のズバリ予想

福島県「地理」の入試問題には「雨温図」が頻出です。しかし昨年は出題されませんでした。今年は出ると思いますね。

あ、「雨温図」は嫌いな人が多いんですが、すっごく簡単です。押えるべきコツを覚えちゃいましょう。

【雨温図の見方】
いつ暑いのか?⇒北半球、南半球が分かる
何月に雨が多い?⇒「熱帯雨林とサバナ」の見分け、「地中海性と温暖湿潤と西岸海洋性」の見分け、「ステップと砂漠」の見分けがつく
夏・冬の平均気温⇒熱帯、温帯、冷帯の見分けがつく
この3つでだいたい区別がつきます!メチャ簡単ですね^^

【気候のマメ予想】
まず「気候」の予想はどこの地域から出題されるかに左右されます。今年の出題予想を
世界地理→「南北アメリカ」日本地理→「九州・沖縄」
としたので気候の予想はズバリ

世界の気候の場合
●アンデスの高山気候、チリ・カリフォルニアの地中海性気候、アルゼンチン、ブラジルの気候、アラスカの気候、合衆国の気候はチェック!

日本の気候の場合
●南西諸島の気候、太平洋側の気候、日本海側の気候、瀬戸内の気候を要チェック!

※気候の特徴など記述式で出ることもあります。説明できるようにしておきましょう。

過去12年に出題された「気候」のデータは次の通り。日本の気候より段違いに「世界の気候」が多いです!

【福島県の入試で出題された気候問題】

令和3年度
インドの年間降水量の地図を見て
海から吹く季節風、主食の農作物を答える
※「雨温図」は出なかった

令和2年度
世界地理の気候から
ロンドンの雨温図「西岸海洋性気候」を選ぶ
※「雨温図」はロンドン、モスクワ、トンブクトゥ、ケープタウン

平成31年度
日本地理の気候から
「日本海側・瀬戸内海・太平洋側の気候」の組み合わせを選ぶ
※「雨温図」は鳥取市、岡山市、高知市

平成30年度
世界地理の気候から
「地図の首都(ワシントン)の雨温図」を記号で選ぶ
※「雨温図」はワシントン(温帯)、リヤド(乾燥帯)、ブラジリア(熱帯)キャンベラ(南半球の温帯)

平成29年度
世界地理の気候から
「地中海性気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はローマ(イタリア)、ケープタウン(南アフリカ)

平成28年度
日本地理の気候から
「太平洋側の気候」を記号で選ぶ
※「雨温図」は舞鶴市、大阪市、潮岬

平成27年度
世界の地理の気候から
「熱帯の気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はバンコク(タイ)、シンガポール

平成26年度
世界地理の気候から
「西岸海洋性気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」はベルリン(ドイツ)

平成25年度
世界地理の気候から
「熱帯・高山気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図(気温のみ)」はマナオス(ブラジル)、キト(エクアドル)

平成24年度
日本地理の気候から
内陸の気候を読み取る
※「雨温の表」は新潟市、長野市、名古屋市、神戸市

平成23年度(2問出題)
①世界地理の気候から
「熱帯(サバナ気候)」を記号で選ぶ
※「雨温図」はニューデリー(インド)

②日本地理の気候から
「瀬戸内の気候の特徴」を記述式で解答
※「雨温図」は鳥取市、岡山市、室戸岬

「歴史」文化の予想

歴史の問題で「文化」は最低1問出ます。過去12年の「文化」の出題傾向をまとめてみますね。ちなみに昨年は天平文化からの間接的な出題。文化と扱えないよな微妙な問題でした^^;

「東山文化」→「国風文化」→「禅宗・最澄(仏教の問題)」→「元禄文化」→「国風文化」→「天平文化」→「天平文化」→「化政文化」→「国風文化」→「※天平文化」

ズバリ、今年の予想は

【文化のマメ予想】
本命◎⇒「元禄文化
対抗○⇒「東山文化
穴×⇒「桃山文化

注目
福島入試問題は「天平文化」「国風文化」が多いですね~。あと仏教系の問題も多いのが特徴。
しかし、敢えて出題されていない文化が出ると信じ「元禄文化」「東山文化」「桃山文化」に印を付けました^^;

注意
文化は教科書の資料&写真をよく見ておきましょう!そこから出ます。あ、鎌倉新仏教も要チェックです!

【公民】アルファベット略称予想

ちょー地味な予想になりますが、公民のアルファベット略称予想でマメ予想を締めくくります。

地味ですがこの1点は大きいです。私も高校受験の追いこみで3月に入り国連機関などの略称を覚え、本番で正解した覚えがあります。あの時は「GATT」が出たような…

アルファベット略称予想は出題されやすい「アルファベット略称」を列記します。全部チェックしましょう!すぐに覚えられます。全て覚えてください。ここは確実に得点です!

ちなみに

●昨年度→ASEAN
●2年前→AU(アフリカ連合)
●3年前→TPP


が出ました^^

2年前は受験生から「AUが出ました!5点アップ信じて良かったです!」と感謝メールを頂きました^^

絶対暗記の「アルファベット略称」はこれだ!

●地域主義
EU、ASEAN、APEC、NAFTA、AU、NIES

●国連関係
UNESCO、WHO、ILO、UNICEF、UNHCR、UNCTAD、WTO、IAEA、PKO

●海外援助
JICA、ODA、NGO

●経済協力
TPP、EPA、FTA

実際の入試でどんな略称が出てきたのかご覧下さい。

【入試ではこんな略称が出ている!】

令和3年度⇒ ASEAN
令和2年度⇒ AU
平成31年度⇒ TPP
平成30年度⇒ 出題されず
平成29年度⇒ APEC,UNHCR(国連難民高等弁務官事務所),ODA
平成28年度⇒ ODA,NGO
平成27年度⇒ ASEAN
平成26年度⇒ UNICEF,EU,ASEAN
平成25年度⇒ NAFTA
平成24年度⇒ WTO,ODA,POS
平成23年度⇒ NGO
平成22年度⇒ NIES
平成21年度⇒ APEC
平成20年度⇒ 出題されず
平成19年度⇒ FTA,ODA
平成18年度⇒ EU

今年の「社会」の難しさを予想する

社会は理科と並んで「勉強を裏切らない教科」教科です。

過去6年間の平均点と高得点者分布を見ると
●極端な分布がない
●高得点者数が理科より多い
●4年前が低い平均点だった

そんなことが分かります。

ま、受験勉強をどれだけやったかが最も現れる教科と呼んで良いでしょう。今年の難しさは平均点は24-26点と標準だと考えます。

【過去7年の社会平均点&高得点者数】

入試平均点 46-50点 41-45点 36-40点
令和3年 25.7点 139人 738人 1155人
令和2年 26.4点 138人 826人 1434人
平成31年 27.5点 152人 789人 1048人
平成30年 23.5点 70人 388人 745人
平成29年 25.5点 74人 601人 1044人
平成28年 28.6点 188人 921人 1357人
平成27年 25.2点 43人 396人 982人

進学校を受験する社会の得点は高く、平均すると安積高校や福島高校、磐城高校の生徒は40点以上、安積黎明・橘合格の生徒は37-39点の得点です。郡山高校・郡山東・福島東合格の生徒も軒並み34-36点をマーク。ホント社会の得点は勉強量に比例する教科なんだなと感じます。

入試中「社会」のアドバイス

社会は入試最後の教科。緊張も取れ、時間配分にも気を遣わずに済む唯一の教科。思う存分実力を発揮してください!

社会でやっちゃうのが漢字間違い!漢字が怪しかったらひらがなで書くようにしましょう。見直す時間もたっぷりあるはずです。細心の注意を払い何度も見直し高校受験を締めくくろう

入試社会の得点を偏差値化(過去5年)

最後は入試社会の偏差値化です。他教科同様、5年分の得点を偏差値化してみました。社会は安定した平均点ですが4年前は「社会」は難問の年でした。偏差値にも現れています。

令和3年(25.7) 令和2年(26.4) 平成31年(27.5) 平成30年(23.5) 平成29年(25.5)
48点 偏差値72 偏差値71 偏差値70 偏差値74 偏差値71
45点 偏差値69 偏差値68 偏差値67 偏差値71 偏差値68
42点 偏差値66 偏差値65 偏差値64 偏差値68 偏差値66
40点 偏差値64 偏差値63 偏差値62 偏差値66 偏差値64
38点 偏差値62 偏差値61 偏差値60 偏差値64 偏差値62
36点 偏差値60 偏差値60 偏差値58 偏差値62 偏差値60
34点 偏差値58 偏差値58 偏差値56 偏差値60 偏差値58
32点 偏差値56 偏差値56 偏差値54 偏差値58 偏差値56
30点 偏差値54 偏差値54 偏差値52 偏差値56 偏差値54
28点 偏差値52 偏差値52 偏差値51 偏差値54 偏差値52
26点 偏差値50 偏差値50 偏差値49 偏差値52 偏差値51
24点 偏差値48 偏差値48 偏差値47 偏差値50 偏差値49
22点 偏差値46 偏差値46 偏差値45 偏差値49 偏差値47
20点 偏差値44 偏差値44 偏差値43 偏差値47 偏差値45
15点 偏差値39 偏差値39 偏差値38 偏差値42 偏差値40
10点 偏差値34 偏差値34 偏差値33 偏差値37 偏差値35

■ 雑記 ■
「入試直前5点アップ作戦」も今回の社会で一段落。このシリーズは労力を費やすんでホッとしています。
受験生には過去の出題データを活用し「テスト勉強はこんなふうに取り組めばいいんだ」とヒントを掴んでほしいものです。もちろん予想したところは復習して下さいね~

※私に余力があれば「予想シリーズ」もう一回やりますね^^
by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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