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昨日(平成29年2月17日)は福島県立高校Ⅱ期選抜試験の出願期限日でした。夜には倍率が発表され今年度の県立高校の倍率の態勢は見えてきましたね。

平成29年福島県立高校入試Ⅱ期倍率はこちらです

倍率が出るや予想以上の倍率で不安になった受験生から相談メールが15件ほど来ました^^; 土・日も返信しいます。出願先で迷っている生徒は高校合否データを利用してみてください。
※マメさん、きらきらさん、メールが戻って来てしまいました。迷惑メール設定や記入ミスの確認お願いします。

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さて、今回の記事は「倍率と出願先変更」がテーマになります。

●今年の入試倍率の特徴
●激戦の学校と穴場の学校
●出願先変更の基準は?

などを話していきますね。

平成29年福島県立高校のⅡ期倍率を見て

今年の高い倍率の学校は?

まず倍率について、主観になりますが私は高校入試は

●1.15倍以下だと倍率は低い
●1.50倍以上だと倍率は高い

と捉えています。

今年のⅡ期選抜志願状況で1.5倍以上の高倍率は次の9校でした。

【Ⅱ期試験 一次志願高倍率ベスト8】

(1位)岩瀬農業環境工学 1.95倍
(2位)郡山商業会計科 1.93倍
(3位)福島南国際文化科 1.90倍
(4位)福島南情報会計 1.70倍
(4位)郡山北工建築 1.70倍
(5位)二本松工業都市システム科 1.65倍
(6位)郡山商業流通経済科 1.59倍
(7位)岩瀬農業アグリビジネス 1.55倍
(8位)郡山商業情報処理科 1.50倍
(8位)田村体育科 1.50倍

1.9倍はかなり厳しい倍率です。38人受験して18人不合格なんですから・・・
厳しい受験になります。ギリギリの生徒は受験校を再考したほうがいいです。

高い倍率の上位校は定員の少ない実業系が多いので倍率も少しは落ち着くと考えますが、普通科の場合、定員数が多いため出願先変更があってもさほど倍率は変化しないのが特徴です。そういう意味で普通科だと1.4倍以上でもかなり高い倍率と言えます。

【普通家系で1.4倍台の高倍率】

(1位)白河理数科 1.47倍
(2位)須賀川桐陽普通科 1.46倍
(3位)郡山普通科 1.43倍
(3位)福島西普通科 1.43倍
(4位)郡山東普通科 1.42倍
(5位)いわき総合総合学科 1.40倍

内訳は県中学科が3校、県南学区が1校、いわき学区が1校。普通科の高倍率の学校は県中学区が目立ちます

昨年と変わった点

昨年の記事「Ⅱ期倍率と出願先変更」を見直して見ると、

「私が今回倍率を見て驚いたのは、いつもは高倍率である地域NO2の進学校の倍率の低さです。」


と感想を述べていました。

今年はというと以前に戻った感じです。これが普通だったんですが・・・。ついでに地域NO2の進学校の昨年と今年の倍率を比較してみました。

・橘高校1.13倍→1.24倍
・安積黎明1.18倍→1.34倍
・葵高校1.12倍→1.16倍
・磐城桜が丘1.39倍→1.28倍
・白河旭1.11倍→1.37倍

今年上がらなかったのは磐城桜が丘だけでした。これは磐城高校が昨年異常に低倍率だったためです。ちなみに今年は磐城も1.25倍と通常に戻りました。

私が今年注目したのは地域NO2に対抗するライバル校の人気ですね。これらの高校は部活も強い学校が多く、特に「高校入学したら部活に勉強に頑張りたい」という生徒に圧倒的な人気があります。学区ごとに該当する学校を上げてみます。

  • 県北→福島東、福島南 福島西
  • 県中→郡山、郡山東、須賀川桐陽
  • 会津→会津学鳳
  • いわき→湯本、いわき光洋

いずれも人気校です。今年は県北と県中学区の上記の高校は超激戦ですね。

出願先変更について

出願先変更はどうなの?

福島県高校入試のⅡ期選抜は出願先変更が1度だけ許されています。これは利用価値のある制度なんです。みんなの出願状況を見て受験校を決めることが出来るのですから「後出しジャンケン」みたいなものなんです。

受験生は昨年の倍率を踏まえて出願するケースが多いです。昨年低かったからこの偏差値でも入れそうだと出願してみたら爆上げの倍率なんてことも。

・福島南国際文化1.00倍(昨年)→1.90倍
・郡山商業会計科1.11倍(昨年)→1.93倍
・岩瀬農業環境工学1.10(昨年)→1.95倍

もちろん逆のケースもあります。もし倍率が想定外に高かったり低かったりしたら
・志望校を下げる
・志望校を上げる

と積極的に「後出しジャンケン」を検討したほうがいいです。

出願先変更を考えた方がいい生徒は?

出願先変更を考えた方がいい生徒は

●予想以上に倍率が高かった(低かった)
●模試の成績が悪かった

になります。

出願先変更に関しては昨年書き尽くしましたのでそちらをご覧下さい。
出願先変更について

今年度の出願先変更の期限は2月20(月)~22日(水)の午前中までになります。今年の倍率を確認し、ギリギリの成績で出願した生徒は、家族、担任の先生、塾の先生と相談し、納得いく結論を出してください。あくまで最終的な結論は自分で出すように!

どうしても決められず悩んでいる時は私にメッセージ下さいね。
渡部への相談メールはこちら

今年の穴場は?

ざっと見渡して、「え、今年は倍率が低いんじゃない?」と感じた学校は

  • 福島普通科1.08倍
  • 福島商業情報ビジネス0.87倍
  • 福島工業環境化学0.75倍
  • 福島西数理科学0.97倍
  • 本宮高校普通科0.75倍
  • あさか開成1.26倍
  • 相馬普通科0.72倍

でしたね。出願先変更で学科間移動があったりと多少動くとは思いますが、例年に比べ入りやすいことには間違いないです。

この中で私が思った最高の穴場は福島高校1.08倍ですね。県内では安積高校と福島高校が最も高い偏差値を誇っています。そのハイレベル高校が1.08倍ですから・・・。

安積高校や福島高校の受験者は落ちて元々の「思い出受験」をする生徒が必ず数名はいますので、この倍率ですとラインギリギリの生徒でもほぼ合格してしまいます。

ちなみに、一昨年の安積高校が1.08倍。私の知る限り最も倍率が低く、入試で150点以下の生徒で合格した生徒も!安積の生徒曰く「伝説の学年」らしいです^^;


■雑記■
「連立方程式の文章問題」の対策問題が評判が良いです^^ 対策問題にも解説を付けますので、ぜひチャレンジください。
宣伝になりますが私が家庭教師で使っている入試対策問題「方程式の文章問題49問」と「図形の証明問題49問」を急ピッチで編集中です。
明日にでも紹介しますね^^


 

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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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