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恒例となりました「入試直前7点アップシリーズ!」今年も開幕の時です!

8年前に始めたこの企画、昨年が予想当たりまくりの「神回となり、これで幕を引こうと半ば思っていたんですが生徒からの要望も多く、老体に鞭を打ち今年も頑張ります^^;

予想を始めはや20年…。「駿英家庭教師学院」のホームページを立ち上げ、県立入試前に「国語」の入試傾向を書きその中で「韻文予想」したのが始まりなんです^^

2024年「直前7点アップシリーズ」のトップバッターは国語編になります。

あ、「直前7点アップシリーズ」は受験直前まで5-6回程度やりますので受験生はラストスパートの参考にして下さい。本当に7点以上変わりますから^^

昨年の受験生&親御さんからの感想メールの抜粋です。
「各教科の予想が当たってすごい!!!」
「ブログいつも拝見しておりました!!直前対策のおかげで15点ぐらい多分上がったと思います。」
「渡部先生の入試予想を信じて入試前かなり追い込み、結果、理科社会で最高得点を獲得でき、無事に合格しました。」
「最後、7点アップの理科社会に助けられました。」
「直前7点アップ作戦に物凄く助けられました!!」

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【令和6年】福島入試「国語」予想!

国語の予想は「韻文」「古典」「文法」「小問」などに限られてきます。まずこれらの予想を出題データと共に分析し予想します。

国語は福島県の高校入試問題で最も平均点が高い教科。1時間目に行われる国語の失敗は即入試の命取りになってしまうんですね。そこで失敗しないための戦術も伝授します^^ 国語苦手な受験生は必見です!

福島入試問題「国語」の特徴

まず「福島県の国語入試問題の特徴」をずらっと上げてみました。

福島県の入試「国語」の35年間の平均点はこちらです。
過去35年の入試平均点

平均点を見て納得したと思いますが、国語は5教科の中で安定して平均点が高い教科なのです。しかし、記述問題が多いお陰で45点以上の高得点者数は超少ないという真逆な一面もあるんです。そこも把握しておきましょう!

では福島県入試国語の特徴を箇条書きしてみます。

【入試「国語」の特徴】

・最も平均点が高い
46点以上の得点者は極々少数(昨年度は0.3%と数学0.2%の次に少なかった)
・国語は入試で最も得点差の付かない教科
・漢字は8問(8点)。
・韻文は4問(4点)。
・古典は5点で必ず「現代仮名遣いに直す問題」が出る。
小説問題が新教研や実力テストと比べて1.4~1.5倍の長さ
・文法問題は1問(1点)。たま~に2問出題。
・作文の配点は6点。
小説の記述問題に4点配点、解説文は4-5点配点とデカい配点の記述問題がある!
記述問題の文字数小説40-50字以内、解説文60-70文字以内と長~い
・国語で失敗する人の大部分は時間配分ミス

【韻文予想】ズバリ今年は「短歌」の番!

ズバリ今年は「短歌」が出る!

韻文とは「詩」「短歌」「俳句」のことです。福島県の入試では1題必ず韻文から出題されます。それでは過去の出題を見てください。

気づきましたか^^ 福島高校入試では28年間「詩⇒短歌⇒俳句」の法則で出題されているんです。昨年度は詩を予想し見事的中!(今のところ100%の的中率を誇っています)

令和6年は短歌の出番でしょう!

さっそく「短歌のポイント」についてまとめておきます。

短歌のポイント

区切れ:「初句切れ」「二句切れ」「三区切れ」「四区切れ」「区切れなし」
調子:「七五調」「五七調」
形式:「字余り」「字足らず」
比喩:「直喩法」「隠喩法」「擬人法」
表現技法:「比喩」「体言止め」「倒置法」「反復法」「枕詞」「掛詞」「縁語」

※韻文は全部で4問。配点も合計4点と小さいが易しい問題が多く得点源となる。昨年の正解率は(1)69.3%(2)64.9%(3)57.6%(4)69.9%と高い。韻文は配点も小さく序盤だ。サクッと通過しよう!時間配分にはくれぐれも注意!

【古典予想】漢文か古文か?

過去12年のデータを見ると

・古文⇒9回
・漢文⇒1回
・古文漢文の融合⇒2回

という出題傾向。(2年前は「漢文」といっても書き下し文だが一応漢文扱いしました)

今年は「古文と漢文の融合問題」と予想します。ま、漢文と言っても読み方、書き下し文のやり方などのルールを知っておけば大丈夫。復習しておこう。

【文法予想】良く出る文法問題は?

文法が嫌で国語嫌いな生徒も多いです。でも入試に文法はそれほど出ませんのでご安心を! 入試国語で出題される文法は1問or2問程度(合計1~2点)。しかもほとんどが選択問題です。

平成26年だけ形容動詞を抜き出し活用形を書く問題が出ましたが、後は同じような問題です。昨年は小問で「動詞の活用」の区別、2年前は助動詞「た」の区別。今年も「区別の問題」が1問出ると予想

私の今年の予想は
◎本命形容動詞の区別
○対抗「れる」「られる」の区別
×穴「ない」の区別
△大穴連体詞(品詞の区別)

あまり予想など当てにせず、次の「良く出る文法問題」を参考に復習しておいて下さい^^;

良く出る文法問題はこれだ!
①形容動詞
②副詞・連体詞・形容詞
③「れる」「れ」の区別
④「に」の区別
⑤「の」の区別
⑥「そうだ」の区別
⑦「が」の区別
⑧「た」の区別
⑨動詞の活用形

入試文法の問題を16年分まとめてみましたのでご覧下さい。

「文法」問題の出題傾向

令和5年(1問出題)
・「とりあえず」の品詞を選ぶ問題⇒副詞

令和4年(1問出題)
・異なる動詞の活用を選ぶ問題⇒仮定形

令和3年(1問出題)
・「近接した情報」の「た」と同じ意味、用法を選ぶ問題

令和2年(1問出題)
・「欲望の」の「の」と同じ意味、用法を選ぶ問題

平成31年(1問出題)
・「できない」の「ない」と同じ意味・用法を選ぶ問題

平成30年(1問出題)
・副詞「おのずと」と同じ品詞を選ぶ問題 ※答えは「はるばる」

平成29年(2問出題)
・異なる活用形を選ぶ⇒連用形
・「さらに」の「に」と同じ意味・用法を選ぶ問題⇒答えは副詞の「大いに」

平成28年
出題なし

平成27年(2問出題)
・5つの例文の「そうだ」の中で意味の違うものを選ぶ問題
・「支配されて」の「れ」と同じ意味、用法を選ぶ問題

平成26年(1問出題)
・次の文から「形容動詞」を書き抜き、その活用形を書きなさい⇒答えは「きれいな」連体形

平成25年(1問出題)
・「ではない」の「ない」と同じ意味・用法を選ぶ問題

平成24年(1問出題)
・「間違った」の「た」と同じ意味・用法を選ぶ問題⇒名詞にかかるものを選ぶ

平成23年(1問出題)
・「議論しているよりも」の「より」と同じ意味・用法を選ぶ問題⇒比較と起点の「より」の区別

平成22年(1問出題)
・「呼吸の」の「の」と同じ意味・用法を選ぶ問題

平成21年(1問出題)
・「流される」の「れる」と同じ意味・用法を選ぶ問題

平成20年(1問出題)
・「まさに」の「に」と同じ意味・用法を選ぶ問題

平成19年(1問出題)
・「できない」の「ない」と同じ意味・用法を選ぶ問題

【小問】マメ予想

「問1」の漢字の後に出される小問も予想してみましょう。
過去9年の傾向はこんな感じでした。

・平成28年 慣用句
・平成29年 文法
・平成30年 敬語
・平成31年 四字熟語
・令和2年 書写
・令和3年 慣用句
・令和4年 文法
・令和4年 文法
・令和5年 敬語

昨年は「敬語」を予想し的中しました^^

今年は
◎本命慣用句
○対抗二字熟語の構成
を予想しておきます。ま、ここに「文法:品詞の区別」が出て今年の文法は2問もあり得ます。

【駿英流】国語で失敗しない3つの戦術

入試「国語」は1時間目に行われます。ここで失敗すると落ち込んだ気持ちになってしまい…そのまま1日が終わってしまうなんて良くあることなんです。

そんな事態にならないよう駿英流3つの戦術を伝授します。
●国語が苦手で苦手で…
●緊張してヤバそう

なんて受験生は三つの戦術を身につけ無難に国語を乗り切って下さい^^

【駿英流戦術①】空欄ゼロ作戦

まず「入試国語」について把握しておきましょう。過去9年のデータを下に載せておきますのでご覧下さい。

下記データから入試国語は平均点は高いが高得点者がいないということが分かります。46-50点の得点者が昨年は0人、2~3年前は0人という状況。つまり入試で最も差がつかない教科が「国語」なんですね。まず『国語は普通に解答出来れば差がつかない!』と考えて下さい。

入試の小説問題が長すぎる

国語の失敗は時間配分のミスで起こります。国語の最後は作文(配点6点)でその前が解説文の配点も全部で13点とデカいんです。時間配分に失敗し解説文問題に到達したときに読む時間がなかったら…、最悪の事態です。

そうならないため
あらかじめ過去問を使って時間配分をさまざまな状況も考え十分すぎるほどやっておきましょう!

シュミレーション例
●古典までに時間がかかりすぎたとき
●小説に時間がかかったとき

時間配分のシュミレーションは実戦で超役に立ちます。

あ、大事な点を忘れていました。「入試の国語は模試と変わらないじゃん」と決して思わないようにしましょう。入試国語の小説は1.5倍近く文章が長いんです^^;これホントです。数えてみましたから。

【小説の文字数比較】
●新教研1月号⇒約2000文字
●新教研1月号⇒約2500文字
●昨年度入試⇒約3640文字

こんなに字数が違うのです!ま、長いと言っても文章自体が難しい訳ではありませんので分かっていれば大丈夫です。過去問練習で小説の長さに対応しておけば本番で「え、長すぎだよ~」と驚かないで済みますよ^^

空欄はとにかく埋めよう

「この答でいいんだっけ?後で考えよう」と後回しする生徒もいます。それは止めた方が無難です。とにかく答案用紙は埋めること!空欄があると後で焦ってしまいます

自信が無くてもいいからとにかく埋めて先の問題へと進めるようにしましょう!これ私自身の高校入試国語の反省なんです。遠い遠い昔のあの日、慎重に解答用紙を埋めようとした私はラスト10分で空欄が多いことに気がつき焦りまくり^^; 結局ケアレスミスを連発してしまいました(泣) この反省を大学受験で生かしたものです。

【駿英流戦術②】答案は丁寧に書くべし

入試国語の場合、自己採点より下がることが多いものです。これは厳しく採点するからなんですね。

例えば模試だと作文は満点が当たり前ですが、入試で作文満点は簡単ではないのです。というのも採点するのは受験する高校の国語教師受験校が進学校であればあるほど採点は厳しいものになります。

オフレコですが、安積高校の国語教師が「今年の入試は厳しく厳密に採点した。漢字の減点が多かった」と話していたとか…。実際、得点を見ると厳しすぎる採点のようでした^^; 

当たっているのに減点される」ほど馬鹿らしいことはありません。字は下手でも良いですので丁寧に「当たりますように」と心を込めて書くようにしましょう^^

【駿英流戦術③】記述対策~まるパクリ作戦

国語は時間との勝負になります。分かっていてもガクブルで問題文が頭に入ってこないときがあります。「やべえ時間がないぞ~」と焦りまくり記述式問題など時間内に書けそうにありません。そこで実行してほしいのが「まるパクリ作戦」です。

この作戦は小説の4点配点問題と解説文の最後の問題(大問五の最後の記述問題)が対象になります。実はこれらの高配点の記述問題の正答率を見ると、昨年は【大問4】正答率16.3%【大問5】正答率1.1%なんですが部分正答率は【大問4】45.2%、【大問5】47.3%とかなり高いんです。これは見過ごすことは出来ません。部分点をもらいに行きましょう作戦です(笑)

やり方は超簡単。「ほぼ問題分を写しちゃう」というだけ。小説は読みやすいので比較的簡単。解説文の記述は難しいのでコツを解説します。

パクって完成の記述作戦

(1)問題にキーワードが記述されている場合
キーワードが書かれた文章を本文から探し出しそのまとめる

(2)キーワードが記述されていない場合
⇒ほとんどの文章は最後の段落がまとめという構成。そこで「最後の段落だけ見て解答する」使える文章を探してパクっちゃう。

注意
文章に書かれていない内容、自分の考えは絶対に書いてはダメ。「それはあなたの考えですよね」と不正解になります^^

実は記述対策のコツがここに隠れています。模試や過去問の模範解答を見てどこを引用してどうまとめるかを掴んで下さい。普通に得点出来ます^^ 注意点は「文章に書いていないことは絶対に書くべからず!」です。

【過去9年の国語平均点&高得点者数】

入試平均点 46-50点 41-45点 36-40点
令和5年 29.8点 31人 662人 1954人
令和4年 25.8点 0人 135人 812人
令和3年 27.0点 0人 171人 1058人
令和2年 27.8点 11人 470人 1445人
平成31年 28.0点 15人 229人 962人
平成30年 30.8点 78人 637人 1545人
平成29年 24.7点 0人 33人 338人
平成28年 28.0点 0人 102人 963人
平成27年 25.6点 0人 52人 551人

過去7年で最も低い年は平成29年度。この年は「論説文」「小説」ともに難解で、46点以上が0人、41-45点以上が県内で33人しかいないという驚きの結果(汗) いわゆる国語難問の年。こういう年は全体的に合格ボーダーラインが超下がり、番狂わせがたくさん起こります。実際凄かったです。

昨年の受験生&親御さんからの感想メールです。

「各教科の予想が当たってすごい!!!やっていてよかったと思いました。母がこんなことが載ってたけど・・・がなかったらと思うと感謝しかないです。ありがとうございました。」

「ブログいつも拝見しておりました!!直前対策のおかげで15点ぐらい多分上がったと思います。」

「渡部先生の入試予想を信じて入試前かなり追い込み、結果、理科社会で最高得点を獲得でき、無事に合格しました。本当にありがとうございました。」

「最後、7点アップの理科社会に助けられました。ありがとうございました!」

「入試の時、予想通りだってビックリしました!」

「理科と社会の予想が当たっていて助かりました」

「渡部先生の予想されたところが的中されてたことにすごく感銘を受けました。もっと早くにブログを拝見できればとおもいました。」

「直前7点アップ作戦に物凄く助けられました!!」


■ 雑記 ■
無性に焼き鳥が食べたい心境。
僕のお気に入りのお店は菜根屋敷にある「やきとり熊田」!
メチャ美味いんです。受験終わったらレバー食べに行こ♪

by 渡部


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この記事を書いた人

渡部
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