最後の新教研である2月号の結果が出ました。学校では今週「第7回実力テスト」が実施されており、今年度の模試はこれで全日程終了です。
あとは入試本番を残すのみ!
今までやってきた「8回の新教研テスト」「7回の実力テスト」…そりゃ良いときも悪いときもあったでしょう。それも全て入試本番で最大限の実力を発揮するための練習試合。練習結果を分析し本番に向け万全に仕上げて行きましょう!
今回は「新教研2月号データ分析&入試本番へ繋げよう!」になります。模試を最大限に生かしラストスパートへ役立たせてください^^
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【令和6年】新教研テスト2月号のデータ分析
「新教研テスト1月号」受験者数
6,731名(1月号は6,546名:185名アップ)
※昨年度2月号は6,663名
「新教研テスト2月号」平均点!
科目 | 2月号 | 1月号 | 12月号 | 11月号 | 10月号 | 9月号 | 8月号 | 7月号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 26.0 | 28.6 | 29.3 | 27.1 | 24.7 | 23.3 | 27.6 | 22.7 |
数学 | 18.2 | 17.1 | 17.5 | 19.1 | 19.8> | 15.8 | 19.4 | 22.3 |
英語 | 25.7 | 24.3 | 25.3 | 23.4 | 24.2 | 18.7 | 23.8 | 24.0 |
理科 | 25.1 | 19.7 | 21.0 | 20.5 | 18.8 | 22.8 | 23.9 | 19.7 |
社会 | 21.4 | 21.0 | 22.4 | 22.4 | 20.7 | 20.4 | 22.5 | 21.5 |
合計 | 116.4 | 110.7 | 115.5 | 112.5 | 108.2 | 101.0 | 117.2 | 110.2 |
最高点と最低点
【最高点】244点(1月号は244点)
【最低点】14点
高得点者数
【220点以上】
34名(1月号は69名)
【200点以上】
278名(1月号は404名)
必要偏差値
科目 | 偏差値50 | 偏差値55 | 偏差値60 | 偏差値65 | 偏差値70 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | 26点 | 31点 | 35点 | 39点 | 43点 |
数学 | 19点 | 23点 | 28点 | 33点 | 38点 |
英語 | 26点 | 31点 | 37点 | 42点 | 47点 |
理科 | 26点 | 31点 | 36点 | 41点 | 46点 |
社会 | 22点 | 27点 | 32点 | 37点 | 42点 |
合計 | 117点 | 139点 | 160点 | 182点 | 204点 |
2月号の総評と入試本番に向けて
【令和6年】新教研テスト2月号の総評
2月号の平均は116.4点と1月号と比べ5.7点上がりました。問題レベルが簡単だったわけではありませんのでみんなの受験勉強の成果が出た証拠です。
教科毎には国語の解説文の記述問題は厳しかったですね。それも含めて入試をメチャ意識した作りだなと感じました。
今回理科「天体」や社会「公民」で学校で習っていない範囲から出題された生徒も多かったんですが、そこは平等だと割り切り結果を受け入れるようにしてください。
今、模試の偏差値を得点に変換した一覧表を作成しているんですが、今年の模試「新教研&実力」の結果は昨年より10点近く低い結果になっています。これは
●理・社記述問題が難しくなった
●理科の計算問題が多い
●とにかく数学の平均点が低い
ことにあります。
おそらく入試本番もこんな傾向の問題になります。心して最終調整を行うようにしましょう。
出願先変更を考えている生徒
2月号の結果を見て出願先変更を考えていた生徒もいますよね。
私の意見は『出願した時点で気持ちは固まっているはず。ここで変更する必要はない!』ということです。
ただ、出願先変更ありきで願書を出した生徒もおりその生徒には
●県立高校の倍率を見て判断する
●12月号、1月号、2月号の結果全てがD判定以下⇒即変更
●1月号(C判定)⇒2月号(D判定)⇒下がった理由を分析し倍率を見て判断
●1月号(D判定)⇒2月号(C判定)⇒倍率を見て判断
こんなアドバイスを送ります。ま、生徒の性格や置かれている状況、出願先の高校によって変わりますので、家族で良く話し合い最終的には納得し自分で判断しましょう。
※偏差値を得点に換算した「県立高校ボーダー表」を今夜アップしますのでそちらも参考にしてください。
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福島入試【Key問題】はこれ!
国語⇒時間配分、作文、記述問題
理科⇒重要語句、計算問題、記述問題
社会⇒史料・資料の読み取り、年号の並べかえ
英語⇒英作文、長文読解
数学⇒小問で失点しない、時間配分、あとはいつもの方程式の文章問題、証明問題、関数&空間図形の応用
2月号の教訓
模試の解き直しは必ず行うべし!特に理社!!
1月号の難問ベスト3は数学2問と国語! 入試本番もこんな感じになりそうな予感。
教科別の「正答率10%未満」問題は数学2問(前回3問)、理科2問(前回2問)、国語1問(前回0問)、英語1問(前回0問)の合計6問(前回5問)でした。
ちなみに昨年度の福島入試における「正答率10%未満」問題は数学4問、社会1問、国語1問、英語2問、理科0問の合計8問という結果。数学は通常通り、理科が超易しめでした。
【2月号難問はこの問題!】
NO1⇒正答率0.3%【数学:大問7(3)錐体の高さ】
NO2⇒正答率3.6%【理科:大問6(2)解説文:筆者の考えをまとめる】
NO3⇒正答率5.0%【数学:大問6(2)二次関数:面積系】
新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
2月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。
お勧めの『模試を利用したラストスパート!』
「2月号新教研テスト」や「第6・7回実力テスト」は問題様式も入試本番に合わせたサイズ感になっており、内容も配点も入試そっくりでホント良く出来た本番模擬試験です。
ま、国語の「読解文の長さ」など微妙に異なる面もありますが、どんな問題集よりも似ていることには相違ありません。そして模試は受験生が一番ガチに取り組んだ問題でしょう^^
そんな思い出の模試を入試前復習としてフルに活用して欲しいのです。まずは今までの全模試をファイリングすることから始めて下さい。
理社は7月号から取り組んでみましょう。(他教科は自分の状況に合わせて取り組んでみて下さい。) 一度やった問題です。予想以上にサクサク進めることが出来ます。間違えたところは『入試過去問の使用方法』同様、必ず教科書で確認するんです。
やってみると分かりますが、「え、簡単だ!8月号ってこんな易しい問題だったのか!」と驚いてしまいます^^;実際簡単だったんです(笑) 模試の解き直しは受験勉強の成果も実感出来ますし自信も付きますので、ラストスパートの勉強としてやってみてください。勉強は3周するのが基本。模試も反復練習で実力アップ図れます!
クドいですが、入試問題は中学校の先生が教科書を元に作成する試験。ラストスパート用のテキストは
●教科書&ワーク(学校)
●今年受験した「新教研テスト」「実力テスト」
●福島県入試過去問(5年分)
を3本の柱として進めて下さい!
受験まで26日。まだまだやれることはたくさんありますよ!時間は宝物なんだと大事に扱い3月5日の受験日までとにかく休むことなく大切に使おう!!
アナウンスですが、駿英では入試に向け毎年「直前7点アップ作戦」を教科別にやっていきます。昨年は「7アップどころか20点アップしました!」なんてメールを貰いました^^今年もやりますのでお待ち下さい♪
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■ 雑記 ■
いよいよ県立高校の倍率が出ますね。ホント蓋を開けてみないとどうなっているのか見当もつきません。
毎年、驚くような高い倍率の高校もあれば穴場の学校もあります。
さて、今年はどうなることやら。
by 渡部
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