今年も福島入試問題を5科目全てやってみました。今回は「令和6年度 福島入試問題」を実際に解いてみた感想や予想平均点などについて書いてみます^^。
昨日からアンケートで自己採点をお願いしているんですが、多くの生徒にご協力頂いています!本当にありがとうございます^^
中には超詳細コメント付きで送ってくれる生徒もおり感謝です。やっぱ生の生徒の声が一番ですね。まだまだ募集していますのでご協力下さい。
予告
前期選抜の発表は3月15日(水)。発表まで駿英ブログでは
●【令和6年】入試合格点の予想
●【門外不出2024年版】実際の入試合格点
など予定しています。もう少しお付き合い下さい^^
お願い①
引き続き「自己採点アンケート」募っています。ニックネーム、受験校、得点だけの簡単アンケートですので、ご協力お願いします!
お願い②
毎年行っているんですが、合格発表後入試の得点や合否を教えて下さい!来年の受験生に生きたデータとして伝えます。ぜひご協力お願いします!
後日、専用の得点フォームを作りますのでそれに記入して送って下さい。名前は聞きませんのでお気軽に参加下さい。
※入試得点を送っていただいた生徒には駿英ネットサービス(高校生用)のアクセス権を送ります。
【令和6年】県立入試のざっくり感想&予想平均点
入試後、入試問題を生徒から借りた時は「今年は簡単じゃん!」と思いましたが
5教科ガチにやってみると
●国語は異常に難しい
●今年の数学のボス問題は簡単だぞ
●この社会は高得点取れないんじゃね
●理科は計算問題多いな
●生徒にこれを練習させれば良かった
など今年も思うことが多すぎでした^^;
生徒からのコメントを見ると
NO1 国語が異常に難しかった
NO2 社会が予想外に出来なかった
NO3 数学の応用問題が簡単だった
これが感想ベスト3です。
私も入試に取り組み同じように感じましたので、今年の入試は国語、社会、数学の3教科がいつもと違う様相を呈しました。
「入試の特異点」まとめ
・通常は入試で一番平均点が高いのが国語⇒一番難しかった
・通常は一番難しい教科は数学⇒ボス問題が簡単だった
・進学校受験者の平均が高く一番高得点が多いのが社会⇒高得点者は少数だろう
平均点自体は昨年(126.7点)と比べ2点ほど下がると予想していますが、高校によってはボーダーはもっと変化するのではと推測します。
倍率にもよりますがおそらく下がるものと思われます。予想合格点は後日で書く予定ですのでお待ち下さい。あ、自己採点どんどん送って下さい!コメント付きでいただけたら嬉しいです^^
・国語:昨年(29.8点)より下がる
・数学:昨年(22.4点)より上がる
・英語:昨年(22.3点)並み
・理科:昨年(27.4点)より下がる
・社会:昨年(25.3点)より下がる
・全体:昨年(126.7点)より下がる
今年の平均点予想⇒昨年より3点下がると予想し5教科合計の平均点は123~124点を予想!これが5教科やってみた私の感想です。
※詳細は「教科ごとの感想」に書きます。[/box]
ちなみに過去35年間の入試平均点はこちらです。
過去35年の入試平均点[/blockquote]
【令和6年】教科ごと入試予想平均点&感想
入試「国語」はどうだった?
韻文は『短歌』からの出題で的中。古典は『古文』単独の出題、文法は「だ」の区別で想定内の問題だった。
小説問題は昨年に続き、中学生の主人公と「部活」の話。感情移入しやすいが場面で視点が変わり、記述問題も難しく昨年と違い難解な小説問題となった。で、論説文は「未来予測」がテーマ。難解な内容ではないが設問が難しく普段国語を得意としている生徒にも厳しかった。作文も新教研より難度は上がった。
コメント:国語
韻文で短歌が出て一安心でした^^ 小問は書き順が出て意外でしたが、文法が「だ」の区別と予想内の範疇でした^^
今年は韻文も古文も想定内。ところが「小説」が身近なテーマで内容は読みやすいのに設問が難しく焦った生徒続出でしたね。
論説文も「未来予測」のテーマ。難解な哲学的な内容ではないが小説同様設問が難解で特に記述問題には冷や汗をかいた生徒も多かったでしょう^^;
生徒の自己採点を聞くと国語は「記述式次第」という生徒が多い。高校受験の採点はレベルの高い進学校は採点が厳しいという特徴があります。う~ん得点を大きく左右する記述問題は各高校の採点基準に依るとしか言えません。ただ今年の国語は最近の中で一番難しかったのは確実。高得点者は極々少数で平均点は昨年を大きく下回るでしょう。平均点は24点前後と予想します。
入試「数学」はどうだった?
今年の数学は全体的に易しめでした。【小問】で「第3四分位」を答える問題。【大問3】は(1)確率問題と(2)規則性問題のセットだった。【大問4】は「連立方程式の文章問題(割合)」【大問5】は見た目は難しめだが通常レベルの「三角形の合同証明」だった。
で、ここからの応用問題だが【大問6】「関数応用」は予想通り二次関数と一次関数の融合問題で(3)が解きやすい問題。【7】「空間図形」も2題は易しくラスボスである最後の問題も拍子抜けするような解きやすさ^^ 今年の「関数&空間図形」ほど揃って甘めな問題の年は記憶にないほどでした。
コメント:数学
小問では「円周角」「作図(接線)」が出題され的中。特に接線を練習して良かったとコメントを頂きました^^今年は資料問題(第3四分位)が小問からの出題でした。
今年も方程式文章問題は「連立方程式の利用」からの出題。割合系の問題は想定内だっったが、意地で「2次方程式の応用」を予想いて大ハズレでした(涙)
証明問題は見た目が難しいのに惑わされず補助線が書けたら簡単な問題。「直角三角形の証明」が出たということで予想通りとしておきます^^;
「関数応用」は二次関数&一次関数の意外なほどのノーマル問題。「空間図形」は三角柱から三平方の定理、相似を駆使して解く問題と予想通り。予想外はラスボス問題の簡単さ。模試より簡単でサプライズでした。
平均点は昨年より確実に上がります。平均点は24点前後を予想!
入試「英語」はどうだった?
昨年と傾向は同じで今年も読解問題で英作文問題が2問出題さた。配点の高い長文読解問題を分析すると、今年の対話分は「デジタルと紙のテキストについて」、長文は「フィリピンから来た留学生の話」。どちらのテーマも内容は分かりやすく単語や基本文法さえ理解していれば読める文章だった。
ただ「小問」が比較的難しく英語嫌いな生徒には厳しすぎる問題と言える。今年も「英作文」問題が多く出題(全10点)されており、英作文の出来が英語高得点のポイントだった。今年も福島県の「英語」の特徴、出来る生徒と出来ない生徒の差が一番大きな教科となるでしょう。
コメント:英語
昨年の平均点は22.3点ですが国数に比べると高得点者が非常に多いのが英語の特徴です。今年はその傾向が非常に強くなりそうです^^; 進学校受験する生徒は英語高得点は必須。
単に単語練習や長文が読めるだけでなく「英作文能力」がポイントになってきました。今後その傾向はますます強まります。中1-2年は英語の土台である英作文&英文法にじっくり取り組んで下さい! 英検取得は必須です^^
今年の難易は昨年並みで平均は23点前後と予想。
入試「理科」はどうだった?
今年も理科の予想は冴えました。生物は「天体(日周運動)」「遺伝」地学は「地震の問題」化学は「混合物の蒸留実験」「イオン実験」物理は「バネと水圧実験」と全分野で的中!!
今年は計算問題が8問と予想以上に出題され理科得点のカギとなった。
コメント:理科
今年度の模試「理科」は平均点が以上に低かったです。そこで「今年は難しくなるぞ~」と煽っていたんですが今年も勉強量に比例する問題が多く理科好きの生徒は高得点可能でしたね。ただし計算問題嫌いな生徒にはキツい問題。う~ん、昨年よりは平均点は下がりそうです。
入試理科は中1~3年まで満遍なく出題されます。このブログで何度も「福島県入試理科は教科書&学校ワークをとことん練習していれば良い」と書いてきましたが、きちんと守って対策した人は普通に取れたのではないでしょうか。
平均点は昨年を下回り25点前後を予想。
入試「社会」はどうだった?
世界地理はヨーロッパ~日本にまたがる地図からの出題と想定外でした^^;日本地理は「北海道・東北地方」からの出題。対抗で「北海道」を上げたが、本当は対抗で「北海道・東北」を上げていたが後で変更したという大後悔(涙)注意としてあげた地形図からも出題された。
歴史で文化から出題されなかったのが意外だった「アルファベット略称ではTPP11が出題された。
マメ予想では基本的人権で対抗の「平等権」からの出題。他に公民分野であげた「財政政策」「フェアトレード」「インフレ」が出たが今年の社会は資料、史料、図・グラフ・写真などを読み取る力に重点が置かれ、普段は模試で高得点を誇っていた生徒もミスが続出。社会の勉強方法が得点を左右したようだ。
コメント:社会
今年の社会は資料・史料を読み取る力、活用する力が大きく問われる問題が多く背景を考えず単なる暗記だけをしてきた生徒には厳しい得点が待っていました。
生徒に社会の感想を聞くと
●社会が難しかった
●社会が全然解けなかった
などネガティブワードばかりです。
今回の社会は記述問題(6問×2点)と年号並べかえ(2問×2点)で16点!デカいです。中1・2年の生徒は社会を暗記教科と捉えず重要語・年号を覚えたらそれを線に結びつけるようにしましょう。あ、内容は教科書で十分です。
今年の難易は高かった昨年よりは難化し平均点は23~24点か。
「社会」高得点のカギ!
社会はとにかく教科書&ワーク(学校)を使った学習が一番。テキストや過去問は古い資料も多く、狙われる資料は最新のもの!とにかく重要語句を暗記し教科書を読み倒す。年号暗記し教科書をお音読!結局これが一番効きます^^
【令和6年 福島県立高校入試スケジュール】
・前期入試 3月5(火)~7日(木)
・県立高校合格発表日 3月14日(木)
・後期出願受付 3月15(木)~18日(月)
・後期出願先変更 3月19日(火)
・後期入試 3月22日(金)
・後期合格発表 3月25日(月)
■ 雑記 ■
入試が終わって1日が経ちました。発表まで8日。
これが長いんですよね。
今まで時間を惜しんで勉強していたのにやることがありません^^;
でも身についた学習習慣は貴重です。
それを失わないよう高校の勉強を始めましょう!
数学や英語を進めてみて下さい。
高校数学も最初は因数分解や展開の公式です。
サクッと出来ますよ!
by 渡部
今年で10年目の「駿英ネットサービス」で無駄のない受験勉強を!
●新教研テスト&実力テスト対策
●県立入試問題対策
●受験校のメール相談
力になります!「駿英ネットサービス」をご検討下さい^^
ご要望に応えオンライン解説・添削コース設置しました。
【2学期生徒募集】自分に合った勉強方法を見つけよう!
1学期を終え今ひとつパッとしない生徒は学習環境の見直しが急務!ズルズルと時間が経過しないよう今の勉強方法で良いのか自問自答してみよう!
駿英の指導は
●中学生コースは5教科指導可能
●徹底した新教研テスト対策
●映像授業とは全然違う高校生への直接指導
●どのレベルも分かりやすいと評判の高校数学
●スペシャリスト揃いの高校コース
駿英の個別指導は完全完全1対1!家庭教師そのままの授業を教室にて行います^^
ぜひ、駿英の家庭教師&教室指導をご検討ください^^
※映像授業で高校数学が分からない時はお早めに!スペシャリストが待っています^^
※難関大学用数学・物理、私大用古文など指導できる先生は限られてきます。まずはお問合せ下さい。
コメント一覧
コメントする