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出願先変更が締め切られ県立Ⅱ期入試の最終倍率が出ました。
これで出願に悩むことはありません。

「賽は投げられた」のです。あとはやるだけ!

【平成30年】福島県立高校Ⅱ期選抜試験最終倍率(昨年比較付き)

1倍を超える倍率を受験すれば不合格する生徒が出るのは当り前です。
●ただやるだけやってダメだった
●勉強しなかったからやっぱりダメだった

では大違いなんです。

「志望校合否サービス」でも受験生に決まって書くアドバイスなんですが、最後までやりきりましょう!

さて、今回は県立入試のⅡ期の「最終倍率」と前回の「一次志願」を比べどう動いたのかデータを取ってみました。現在、中2の生徒・保護者には、来年の資料としてとても参考になると思います。出願先変更で何人動くものなのか見てください。

あと、最近生徒から良く来る質問が
「今年は昨年よりランクが上がりそうですか?」
という内容。

倍率が出ましたので地区ごとに今年の傾向を予想してみますね。例年と比べ今年の合格ハードルは高くなるか低くなるのか気になるところです。参考にしてください。

Ⅱ期入試高倍率&何人が出願先変更したか?

平成30年2月22日に福島県立高校Ⅱ期入試の最終倍率が出ました。
新聞にも出ていますが駿英では昨年と比較した倍率一覧表を作成してみましたのでご覧下さい。

リンク先は駿英のホームページになります^^

【比較付】平成30年 福島県立高校Ⅱ期選抜試験最終倍率

今年度の倍率TOP5はこのようになりました。

【平成30年】県立入試Ⅱ期倍率TOP5

(1)平工業情報工学科 1.80倍
(2)福島西普通科 1.71倍
(3)福島工業情報電子科 1.70倍
(4)郡山北工業電子科 1.65倍
(5)郡山北工業情報技術科 1.50倍
(5)若松商業会計ビジネス科 1.50倍

情報系が目に付きます。実業系の高校の中、福島西普通科の高倍率が際立っています。定員数を考えると今年一番の激戦ですね。

次に前回の一次志願で倍率TOP12校をピックアップしました。実際に出願先変更をした生徒は何人いたのか調べてみました。

【一次志願の高倍率高はどう動いたのか!】

(1位)平工業情報工学科 1.90倍⇒1.80倍(-2名)
(2位)福島西普通科 1.85倍⇒1.71倍(-21名)
(2位)岩瀬農業生物生産科 1.85倍⇒1.25倍(-12名)
(4位)郡山北情報技術科 1.75倍⇒1.50倍(-5名)
(4位)福島工業情報電子 1.75倍⇒1.70倍(-1名)
(6位)郡山北電子科 1.65倍⇒1.65倍(変動なし)
(6位)白河実業 農業科 1.65倍⇒1.20倍(-9名)
(8位)平商業流通ビジネス科 1.58倍⇒1.45倍(-5名)
(9位)郡山商業情報処理 1.55倍⇒1.43倍(-5名)
(9位)若松商業会計ビジネス科 1.55倍⇒1.50倍
(9位)清陵情報情報処理 1.55倍⇒1.30倍(-10名)
(9位)岩瀬農業環境工学 1.55倍⇒1.25倍(-6名)

白河実業や岩瀬農業、清陵情報は他の科に低倍率があり、同高校の他の科へ出願先を変更したと思われます。

しかし情報系を選んだ生徒はこだわって情報系をえらんだためあまり流れませんでした。特に郡山北高は全ての科の倍率が高く変動はほとんどありませんでした

次に最も多くの生徒が希望する普通科についてみてみます。
第一志願で倍率の高いTOP4は何人出願先変更をしたのでしょう。

【倍率の高い普通科系はどう動いたか】

(1位)福島西普通科 1.85倍⇒1.71倍(-21名)
(2位)安積黎明普通科 1.44倍⇒1.41倍(-9名)
(2位)郡山英語科 1.44倍⇒1.41倍(-1名)
(4位)磐城普通科 1.41倍⇒1.38倍(-6名)
(4位)いわき光洋文理科 1.41倍⇒1.36倍(-6名)

やはり最も激戦の福島西普通科は最大で21人が生徒が出願先を変更しています。しかし、他の高倍率の高校はさほど動きが見られませんでした。

毎年書いていますが、進学校普通科はあまり動きません。これは私立高校を併願しているためなんですが…。

平成30年は各地区の進学校で定員減があり、その影響で進学校の倍率がやや上がりました。では今年の進学校の傾向を各地区で見ていきます。

【地区別】平成30年の進学校の傾向

県北地区

今年の県北地区のトピックは「橘高校の定員40名減」でした。
しかし蓋を開けてみたら
●福島高校の倍率が上がり
●橘高校は昨年並み

という結果に。

どうやら「昨年度の福島高校が低倍率だったため橘高校に落とさなかった」「橘高校を目指さず福島西にした」そんな生徒が多かったためと思われます。

最終的に、福島西普通科が1.71倍という一番の倍率に!
穴場だったのは福島東普通科の1.17倍。これは合格ラインがかなり下がります。

県中地区

今年の県中地区のトピックは「安積黎明の定員40名減」でした。
結果は
●安積高校の倍率が上がり
●安積黎明高校は想定内の上昇

県北同様、地域1の進学校である安積高校の倍率が上がり安積黎明は想定内の上昇でした。次のランクである郡山高校や郡山東も下がっているので、定員減の40名は安積と安積黎明に分散したのではと考えられます。

穴場とまではいかないが郡山高校普通科は入りやすい年になりました。

県南地区

定員の変化はなく昨年同様と思っていたのだが、予想以上に生徒数減だったのか、
●白河高校1.03倍
●白河旭高校1.05倍

こんなに県南の進学校普通科ハードルが低い年は初めて見ました
今年、この両校を受験する生徒は合格ハードルが超低い年に当たりました。

いわき地区

今年のトピックは何といっても磐城高校普通科の40名の定員減です。
結果は、定員減の分、磐城高校の倍率が上がった感じです。
今年の磐城高校は激戦で合否ボーダーが1ランク上がりそうです。

磐城高校からけっこうな生徒が流れてくると思われていた磐城桜が丘高校ですが、予想に反し流れて来ませんでした。逆に磐城桜が丘高校からいわき光洋へ落とした生徒が増え
●磐城桜が丘1.15倍(↓)
●いわき光洋1.36倍(↑)

という結果に。

今年ハードルが下がったのは磐城桜が丘普通科でした。穴場だったのは湯本高校普通科の定員割れ。昨年度は1.23倍だったため予想外でした。

会津地区

今年の会津地区のトピックは会津高校の定員が40名減でした。
結果は
●会津高校普通科(↑)
●葵高校(↓)

いわき地区同様の現象で、会津高校の志望者は落としませんでした
葵高校や会津学鳳が影響を受け高くなると思われていたようですが、葵高校も会津学鳳も倍率は下がりました。

その分、若松商業や会津工業など実業系の倍率がアップという年に。
穴場は葵高校の1.09倍でしょう。合格ハードルが一段下がりました。

【福島県立高校入試スケジュール】

・Ⅱ期出願期間 2月14~19日
・Ⅱ期出願先変更期間 2月20~22日
・Ⅱ期選抜試験 3月8~9日
・県立高校合格発表日 3月14日

■■ 雑記 ■■

高校受験が近づき私も落ち着きません。気がつけば平昌オリンピックも終盤。
せめてカーリング女子の試合ははらはらしながら見たいものです。

ここで豆知識を(笑)
カーリングの叫び声知っていると楽しめます♪
・ヤー ⇒掃いて。
・ウォー ⇒掃くのをやめて。

受験生は勉強を「ヤーーーーーーー」ですよ

by 渡部

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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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