【令和7年】入試問題の感想＆予想検証してみた

韻文は『俳句』からの出題でもちろん的中。古典は今年も『漢文の書き下し文』からの出題。意外だった^^;　小問は慣用句で文法は「もう(副詞)」だった。

小説問題は主人公が小学6年生で「親子レクレーション」の話。感情移入しやすく非常に読みやすい内容。注目の論説文も「生物の共生」がテーマ。哲学的内容ではなく中学生にも分かりやすい内容だった。選択問題も引っかけが少なく正答率は高いだろう。作文も例年通りの形式。昨年度の国語は記述問題の解答が非常に難しかったが今回は易しかった。低かった昨年の平均点をグッと上回るだろう。

コメント：国語
まず俳句が出て一安心でした^^　小問も慣用句を予想し的中！ただ文法は「もう(副詞)」と同じ品詞を選ぶ問題。ハズれてしまいました。

今年の国語は俳句も「星」がテーマで読みやすく、読解問題は小説・論説文ともにテーマが分かりやすく何より読みやすかったですね。国語で最も恐い時間配分に苦労せず済みました^^

生徒の自己採点を聞くと国語は「記述式の解答次第」という生徒が多いんです。模試と違い高校受験の採点はレベルの高い進学校ほど採点が厳しいという特徴があります。だだから得点を大きく左右する記述問題は各高校の採点基準次第としか言えません^^;

とにかく昨年度の国語は41点以上が1.4％という異常事態の結果だったんですが、今年は41点以上続出でしょう。平均点は29点前後と予想します。

今年の数学は易しめな年だった。数学のカギを握る高配点の「連立方程式の文章問題」は簡単で、大問5「相似の証明」は新傾向だったが易しめ。ただし関数の大ボス問題、空間図形のラスボスはいつもの如く難問だった･･･
今回のカギを握るのは大問2と大問3。決して難問ではないがひっかけや応用系もあり数学苦手には厳しい問題。今年の数学はやらかした生徒が多い問題だった。

コメント：数学
生徒の感想を見ると7点アップ大作戦「連立方程式の文章問題」で時間・道のり系の問題が狙われると予想し「おかげで出来ました！」と数名から感謝されました^^　また箱ひげ問題や規則性も7点アップで予想したのを見て復習し「出来た！」という受験生もいて素直に良かったです。ただ今年も「2次方程式」を予想し大外れでした(涙)

上にも書きましたが今年の数学は大問2、大問3で失点したため配点の高い応用系の問題が出来たのに得点が伸びなかった生徒が目立ちました。（もちろん両ボス問題は難問です）
その結果
●難関進学校⇒数学では差が開かない
●上記以外の高校⇒数学で大きな差が生まれる
こんな感じになりそうです。

平均点は昨年並みor上がり平均点は24点前後を予想！

傾向は昨年と同じで読解問題で英作文問題が2問出題された。配点の高い長文読解問題を分析すると、今年の対話分は「各国の平均睡眠時間について」、長文は「放課後の校内清掃と留学生の話」。どちらもテーマ自体は分かりやすいが単語・文法が難しめ。

で、さらに受験生を悩ませたのが読解問題に出てくる記述問題！英作文が2問(配点3点)、質問に答える問題などが3問(配点2点)と合計10点。模試のような抜き出せば正解のような問題は1つも無く･･･。これら記述問題の出来がダイレクトに得点差に繋がりました。

コメント：英語
データ上の英語の平均点は他教科と変わりませんが高得点者が多いのが英語という教科の特徴。しかし今年は高得点者が激減しそうです。

数年前までは英語の受験勉強というと単語練習や長文読解練習が中心でした。でも数年前から「英作文」の配点が増え高得点のキモになってきました。どうしても英作文練習は疎かにしてしまいます。そこで中1-2年へ断言しておきましょう！英語高得点のカギはズバリ英作文にあり！

今年の英語平均点ですが昨年より難化し平均点は22点前後と予想します。

今年も理科の予想は冴えた。生物は本命で「消化」、地学は本命で「天気図(前線、気団、風向)」、化学は注意で「気体の性質」、物理は穴で「エネルギー変換」「放射線」と全分野で的中！！
今年も記述問題が多かったが基本問題が多く計算問題は3問あったが難問はなかった。今年の理科は昨年が難しめだったためやや上がるだろう。

コメント：理科
今年度の新教研「理科」は計算問題が多く平均点が低かったです。そこで難化を予想したのでが今年の入試は解きやすい問題が多かったですね。

いつも言っていますが入試理科は中1～3年まで満遍なく出題され、レベル的にも「教科書＆学校ワークをとことん練習していれば十分」。この勉強法を信じて勉強した人は取れた問題でした^^

平均点は昨年を上回り24点前後を予想。

今年の社会は一番的中しまくりでした^^

世界地理は穴であげた「世界全域(地図問題を絡めて)」が的中！日本地理も大本命の「中部地方」が的中！しかも注意としてあげた「地形図」からも出ました^^

歴史の文化は対抗であげた「天平文化」から出題。ここからも凄かった(笑)　。
おかわり予想で力説した法律系からは「男女雇用機会均等法」選挙系からは「25歳以上の男子全員」。よく出ると強調した箇所からは「拒否権」「社会福祉」が出題された。

コメント：社会
今年の社会も資料・史料を読み取り活用する力が問われ、単なる暗記だけをしてきた生徒には厳しい現実が待っていました。

社会の配点は記述＆年号並べかえ問題が2点、その他は1点という構成。社会高得点のカギは2点問題をどう対策していくかになります。

傾向を考えるとますます読み取り問題が増えるでしょう。来年の受験生は早めに重要事項の暗記を終えそれを線に結びつけるようにしましょう。

今年の難易は昨年よりちょい易しいと考え平均点は25点前後と考えます。

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