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福島県立高校のⅡ期選抜試験の出願が締め切られ、2016年度福島県立高校の第一次倍率がでました。

何年経ってもこの瞬間はドキドキです。最終倍率が出るのは2月23日(火)になりますが、今年の県立高校の倍率の態勢は決まったと考えて良いでしょう。

平成28年福島県立高校入試Ⅱ期倍率はこちら

出願先変更が出来るのは2月23日(火)の午前中までになります。
●予想以上に倍率が高かった
●本当に行きたい高校の倍率が低かった
●自分の願書先の科だけ高かった

など悩んでいる生徒も多いかと思います。
土日でじっくり考え、家族とも相談し納得いく答えを自分で出して下さい。

どうしても迷いがあるときは私にメール下さいね。
ご相談はこちらから

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では、2016年度の福島県立高校の倍率を見ながら、
●高校入試の倍率のとらえ方
●出願先変更の考え

について考えてみたいと思います。

2016年福島県立高校の倍率について考えてみる

昨年度も書きましたが、1.2倍と1.5倍の倍率は雲泥の差なんです。ピンと来ない生徒のために解説しますが

・12人受けて2人落ちるのが、1.2倍
・15人受けて5人落ちるのが、1.5倍

まだピンと来ない人のために
・60人受けて10人落ちるのが1.2倍
・60人受けて20人落ちるのが1.5倍

なんです。その差は大きいですよね。

昨日、志望校変更の相談を受けたのですが、
その生徒は郡山北工の電気科と迷った末に電子科に出願。

倍率は
・郡山北高電子科1.8倍
・郡山北高電気科1.05倍
だったんです。

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盲点なんですが、新教研の志望校判定は倍率まで考慮していません
電子化も電気化もほぼ同じ判定。しかし、倍率が現実です。
今年は郡山北高電気科1.05倍が入りやすいでしょう。

私が今回倍率を見て驚いたのは、例年高倍率である地域NO2の進学校の倍率の低さです。
・橘高校1.13倍
・安積黎明1.18倍
・葵高校1.12倍
・磐城桜が丘1.39倍
・白河旭1.11倍

特に橘高校と安積黎明は驚きでした。一昨年の黎明の資料を見ると1次出願の人数が430人。今年は341人なのですから、単純に90人近く不合格者数が減る計算というわけです。

このような目で倍率を見ると言葉は悪いですが、穴場の学校も探せます。昨年度の安積高校(1.08倍)のように入りやすい特別な年という時もありますので。

私の考えですが
●1.15倍以下だと倍率は低い
●1.50倍以上だと倍率は高い

と実感しています。

そんな感じで倍率を見てくださいね。
今年の倍率上位5校は次の通りでした。

【2016年高倍率の上位5校】
1福島西高校普通科1.99倍
2郡山北工電子科1.80倍
2郡山北工建築科1.80倍
4あさか開成国際科学科1.74倍
5会津工業セラミック化学1.73倍

出願先変更について考える

福島県の高校入試制度では1回だけ出願先を変更できるチャンスがあります。
今年度は2月23日の午前中までが期限となります。

この出願先変更は手続きを自分でやらなくてはいけないという面倒さはありますが、倍率を見て冷静に受験校を判断できるチャンスなのです。迷っている生徒は両親や先生とも良く相談し後悔しないように決断して下さいね。

私からも出願先変更についてアドバイスしてみたいと思います。

出願先変更の判断

【思ったよりも低い倍率の場合】

直前まで迷ったが昨年は倍率が高かったしと迷ったあげく第二志望の高校に出願した生徒はよく考えてみる必要があります。昨年度の安積高校普通科など1.08倍と信じられない倍率で出願先を黎明から変更して合格した生徒もいました。

このように穴場の学校、学科があった場合は積極的に動いた方が良いです。これは積極的な出願先変更になります。

【予想以上の高い倍率の場合】

昨年度より大幅に倍率が上がった場合などが当たります。ギリギリだと言われ出願した生徒は実に悩ましいところ。

直近のテストの結果や県立入試の過去問の手応えなどで判断するしかありません。もう一度、家族や先生とも良く相談し、最終的に自分で納得し決断を下してください。

私の考える「志望校を下げる基準」を挙げてみます。迷っている生徒は該当するかどうかチェックしてください。入試は英検とは違います。1倍を超えていれば必ず不合格者は出ます。甘くありません!
↓↓↓

【志望校を下げる判断基準】※倍率が1.1倍を超える志望校の場合

● 志望校の基準偏差値に対し12月号新教研も1月号も2月号も5以上足りない生徒
● 志望校判定が12月・1月・2月ともにE判定
● 12月から1月2月と三回連続偏差値が下がり、1月号の志望校判定がE判定だった
● 私立を併願せず、1月号、2月号がどちらもD判定以下

実際の出願先変更をする人数は?

長年、出願先変更を見てきましたが、よほど高倍率の学校で無い限り劇的に倍率が動くものではありません。まずは昨年度の出願状況をご覧下さい。

平成27年度福島県立高校2期出願状況

この表でどれだけの人数が出願先変更をしたかが分かります。出願先変更した人数の確認方法を昨年の表を使って説明しますね。

⇒ 出願先変更した人数の確認方法

【出願先変更の人数の確認方法】
① 赤で囲んだ数字を見ます。見る場所は2ヶ所だけです。左側の第一次志願者数と右側の二次(最終)志願者数になります。
② 一次志願者数と二次志願者数の差を計算します。それが出願先変更をした人数になります。
③ 気になる学校を分析してみましょう。

例:この表から計算してみます。
☆安積高校 第一次310人→第二次312人(+2)2人増えた
☆安積黎明高校 第一次408人→第二次393人(-15人)15人減った
☆郡山北建築科 第一次42人→第二次36人(-6人)6人減った

倍率が異常に低かった安積高校と高倍率の安積黎明、そして最も倍率の高い郡山北建築科の3校を例に挙げてみました。どう感じたでしょうか?

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私はさほど変わらないものだというのが実感です。とにかく出願先変更を検討している生徒は昨年のデータを見て、自分の受験校がどれだけ動きそうか考えてみて下さい。

最後に、駿英のデータサービスも遠慮なく使って下さい。参考になりますよ!無料ですがなんの魂胆もありませんから怖がらずご請求下さいね(笑)自分の偏差値で昨年度何人合格し、何人不合格だったのかを通知します。

>>>【無料】志望校合否判定メールサービスとは<<<

申し込みはこちらから出来ます。

・2月15~18日 県立Ⅱ期選抜出願期間
・2月19~23日 県立Ⅱ期出願先変更期間
・3月8~9日 福島県立高校Ⅱ期選抜試験
・3月14日(月)県立高校合格発表日

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この記事を書いた人

渡部
渡部 運営責任者

駿英家庭教師学院の運営責任者。体力の衰えは感じるものの指導の経験値は益々上がっています^^; このブログではその培った経験をお裾分けします。  

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