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福島県立高校二期試験まで5日と迫りました。

昨日は入試の国語について話しましたが今回は数学についてです。

今から数学力が劇的に上がることはありません。

しかし自分の目標点数を決めたら

●どの問題を正解すべきか
●どの問題を捨てるべきか

と目標達成への戦略を立てやすい科目です。

それは
福島県の数学の入試問題は毎年ほぼ同じ傾向で出題されているからです。
まあ、出題される形式が決まっていて、難易度も予想できるから過去問に取り組んだ生徒は肌で感じていると思いますが。。

まずは自分の目標点数を設定しどの問題を正解すべきかをシュミレーションです。
下に例をあげてみました。

【20点を目指すなら】
・大問の(1)(2)を2問までの間違いでクリアする。
・(3)の関数と確率と規則性?などの問題で3問正解する。

これで20点ほどの得点になります。
過去問で練習してください。

【30点を目指すなら】
・大問の(1)(2)を2問までの間違いでクリアする。
・(3)の関数と確率と規則性?などの問題で4問正解する。
・(4)(5)の方程式か証明の問題で部分点以上をもらう。
・(6)(7)の応用問題で2問正解する。

【38点以上目指すには】
・大問(3)までは1~2問の間違いでクリア
・方程式の応用か図形の問題のどちらかを正解
・(6)(7)の応用問題で合計4問以上の正解

あくまでも上記の得点は標準の配点の場合です。参考にして下さい。

●高得点のカギ

進学校を狙っている生徒は、「方程式の応用」「図形の証明」の問題が得点のカギとなっていると実感しているかと思います。

そこで、過去14年間の「方程式の応用」「図形の証明」の傾向をまとめてみましたので正答率と合わせてご覧下さい。

福島県立入試分析 数学(方程式・証明・規則性)の出題傾向~14年間の出題分析

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この表から分かることは上記のページでまとめましたので省略しますが、正答率の低さに驚いたのではないでしょうか。そこが新教研テストや実力テストと大きく違うところです。
それと部分点の多さも新教研テストと違います。入試の場合、採点するのが高校の数学教師ですので細かく見るんでしょうね。

とにかく高得点のカギを握るのは「方程式の応用」「図形の証明」と、そこまでの問題で取りこぼしをしないことです。そうすれば最後の応用問題2問に対し余裕を持って臨めますから。

【最後の応用問題「関数の応用」「空間図形の応用」への心構え】

最後の応用問題への取り組み方ですが、ここの問題は方程式や証明問題と違って、小問3問で構成されているということです。その中の1問、「関数の応用」の①と「空間図形の応用」の①は比較的簡単な問題だということです。したがってこの小問2問に対しては必ず臨んで下さい。解けます!

高得点を狙っている人は、「関数の応用」の①②と「空間図形の応用」の①②は頑張って見て下さい。ただし「関数の応用」の③と「空間図形の応用」の③は捨てても良いです。新教研テストの数学で46点以上取っている生徒以外は時間的にリスクが大きいです。例年正解率も低く、話のタネになるほどです。

■「関数の応用」の③と「空間図形の応用」の③の正解率
※「関数の応用」の③と「空間図形の応用」の③とは、それぞれの問題の中での最後の問題を指します。
☆平成25年度
(6)「関数の応用」の③の正解率:1.4%
(7)「空間図形の応用」の③の正解率:0.2%

☆平成24年度
(6)「関数の応用」の③の正解率:0.5%
(7)「空間図形の応用」の③の正解率:0.0%

☆平成23年度
(6)「関数の応用」の③の正解率:0.8%
(7)「空間図形の応用」の③の正解率:0.2%

いかがですか。
ほとんどの生徒にとって無視して構わない問題なんです。

私は生徒に、「ここに割く時間があるなら、規則性の問題を手で全部数えて方がいい!」と半分冗談ですがアドバイスしています。

もちろん数学が得意で難関校上位合格を狙っている生徒はチャレンジして下さい!かなり手応えがある問題です。

それでは、上記のデータを見てもう一度過去問を眺めて下さいね。数学は時間配分と問題の見極めがカギですよ!

【2014年福島県立入試の日程】
・3月10日(月)~11日(火):県立高校Ⅱ期選抜試験
・3月14日(金):合格発表日
・3月17日(月)~18日(火):Ⅲ期出願期間
・3月19日(水):Ⅲ期出願先変更期間
・3月25日(火):Ⅲ期合格発表・・・今年度の県立入試全日程が終了

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