3者面談の節ですね。いつもなら3社面談で現実を突きつけられ、「志望校は夢」だったと方向転換する生徒が多いのですが、今年は状況が違うようです。
10月に渡された模試の結果
●9月号新教研
●第3回実力テスト
の結果を見て心が折れ早々と「私立専願」「志望校変更」した生徒が目立ちます。
ちょっと短絡過ぎるなというのが私の意見です。テストなんて簡単に上がるものではありません。受験生は皆勉強しているのです。そこで上げて行くには、自分に合った学習を見つけコツコツやっていくしかないのです。
受験勉強はまだまだこれからです!学習方法などで悩んだらメール下さい。
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さて、今回は10月号新教研テストの記事になります。いや~10月号も低かったですね。実は数学は史上最低になるのではと予想していたのですが…、予想通りでした^^;
では、本題の「10月号新教研のデータ分析&アドバイス」に入ります。
【令和2年】新教研テスト9月号のデータ分析
「新教研テスト10月号」受験者数
7,083名(9月号6,420名)
※昨年度10月号は6,420名
「新教研テスト10月号」平均点!
科目 | 10月号 | 9月号 | 8月号 | 7月号 |
---|---|---|---|---|
国語 | 24.0 | 25.4 | 25.1 | 26.9 |
数学 | 14.0 | 16.2 | 17.8 | 21.1 |
英語 | 23.1 | 22.1 | 24.7 | 21.1 |
理科 | 22.2 | 19.9 | 23.6 | 18.6 |
社会 | 20.4 | 19.9 | 22.2 | 22.9 |
合計 | 103.7 | 103.5 | 113.4 | 110.6 |
最高点と最低点
【最高点】235点(9月号は237点)
【最低点】20点
高得点者数
【220点以上】
16名(9月号は41名)
【200点以上】
103名(9月号は243名)
偏差値・得点の関係
科目 | 偏差値50 | 偏差値55 | 偏差値60 | 偏差値65 | 偏差値70 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | 24点 | 29点 | 33点 | 38点 | 42点 |
数学 | 14点 | 20点 | 25点 | 30点 | 35点 |
英語 | 24点 | 29点 | 34点 | 40点 | 45点 |
理科 | 23点 | 28点 | 33点 | 38点 | 43点 |
社会 | 21点 | 26点 | 31点 | 36点 | 41点 |
合計 | 104点 | 126点 | 148点 | 170点 | 192点 |
10月号の総評と11月号新教研へ向けて
【令和2年】新教研テスト10月号の総評
平均点は同じでも9月号と違うデータが!
上のデータでも分かるように平均点は低かった9月号とほぼ同じの、103.7点!特筆すべきは数学の平均点が14点につきます。数学のデータを見てみます。
【10月号数学】
・偏差値55⇒20点
・偏差値60⇒25点
・偏差値65⇒30点
・偏差値70⇒35点
・偏差値75⇒40点
25点で偏差値60!これは予想の斜め上でした。なにせ福島西などの人気進学校の偏差値が55、郡山高校が60なのですから、数学だけで言えば25点取ればほとんどの進学校の偏差値を満たしてしまいます。
次は5教科のデータを見てみます。平均点は前回9月号とほぼ同じなのですが、成績上位者の人数に大きな違いが見られます。まずは200点以上の得点者の人数をあげてみます。
【200点以上の人数】
・9月号243人⇒10月号41人
200人以上激減しています。次は220点以上の高得点者の人数です。
【220点以上の人数】
・9月号41人⇒10月号16人
県内で16人しかいません。
どうしてこんな結果になった?
同じ結果でもどうしてこんなことになるか疑問に思われたかもしれません。それは
●平均点が低く
●得点上位者が極端に少ない
これが原因です。今回、40点以上の数学得点者はほとんどいませんでした。社会も45点以上はほとんどいません。こういうテストの時は、高得点者は減ります。当たり前です。
ところが、国語や英語などはいつもと変わりません。理科、社会も基本問題は取れますので成績下位の得点者はさほど変わらないのです。その結果、成績上位者が下に圧縮される感じの分布になるのです。
分かりやすく言えばダンゴ状態になるんですね。特に進学校の分布はダンゴ密状態で超激戦です。同じ得点に何十人もかたまっています。
実は福島県立受験はこんな感じになるんですね。だから1点が明暗を分けるというのは全然大げさではないのです。テストでの1点の重みを知りましょう。ケアレスミスを減らすだけでも結果はがらっと変わってきます!
新教研テストのHPで新教研テストの正答率を公表しています。
10月号新教研テストの正答率
これは役に立ちます!受験者は毎回確認する習慣をつけましょう。
●正答率が高いのに得点できなかった。
→ そこがあなたの弱点
●正答率が低いのに正解だった。
→ そこはあなたの得意分野
このように分析してみて下さい。
格段に自分への分析力が上がり成績に直結します!!
「11月号新教研テスト」に向けて
10月号のテストで感じたのは
社会 社会の配点2点問題「記述式」「歴史並び替え」で取れない生徒が多い⇒ここで差が付く
国語 古文で取れない生徒が多かった⇒古文への対策が必要
理科 理科の2点問題「計算などの応用問題」は常に正解率が悪い⇒ここを突破できれば高得点間違いない
英語 英作文で取れない生徒が目立つ⇒重要分の暗記練習を怠らない
数学 数学は感想が多く一言では終わりません。まず、
●規則性の問題
●確率の問題
で全問不正解者が目立ちました。今回はここで差が付いています。どんなに難しい問題でも必ず半分は得点できます。何度も復習し類題にも取り組んでおきましょう。とにかく全滅は最悪です!
メモ
今回、問2でどれだけ失点したのか確認して下さい。ここで落としている生徒は、問2の小問対策をみっちりやりましょう。必須です!勉強方法は簡単です。教科書&ワークの単元問題をまんべんなく練習です^^
実は問1の計算問題と問2の小問の配点は18点!軽く扱わず全問正解を狙っていきましょう!数学で劇的な結果が現れます^^
【駿英流】「志望校判定」の見方
S判定⇒トップクラス
A判定⇒上位での合格
B判定⇒中位での合格
C判定⇒下位での合格
D判定⇒ボーダーラインorもう少し必要
E判定⇒現時点では無理
C判定の生徒へ
下位ですが合格圏内にいます。この時期志望校変更の必要はありません。ただしもう少し下がったら合否線上へ。安全圏に入れるよう頑張るのみです!
D判定の生徒へ
このままでは不合格。あと3~5の偏差値を上げる必要があります。現状に対し危機感を持って取り組み、「もし2ヶ月後の新教研テストの結果でもD判定なら志望校変更する!」と自分を追い込み取り組みましょう。
E判定の生徒へ
E判定の生徒は今のままでは厳しいです。諦めきれない生徒は勉強方法や学習環境を見直し「2ヶ月後もE判定なら諦めよう」と覚悟を決めやるしかありません。
■ 雑記 ■
ドラマ「24 japan」を毎週見ているが、本家を思い出しながら見ていると実に面白い。ドラマはシーズン1のストーリーなのだが、私的にシーズン1は一番つまらない。シーズン2が抜群に面白かったので「24 japan」にもぜひ頑張って継続して欲しいのだが…。このままでは無理かな^^;
by 渡部
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