2013年の福島県立高校入試問題の感想

今年度の県立入試(2期)が終わりましたね～

受験生や親御さんは今頃「不安で不安で･･･」
という心境かと思います。

合否の結果は神のみぞ知ること。
ここは開き直って祈りましょう。

さて、今回の記事は県立入試問題についての感想です。
毎年のことなんですが、今日は入試問題を５教科全部やってみました。
そこで感じたことをコメントしてみます。

平均点など気になるところですが、詳細は数ヶ月待たないと分かりません。
したがって私の主観的な分析なので参考までにということでご理解ください。

●まずは今年度の難易度について

昨年度が異常に難しかったので今年は例年並に戻ったという印象です。
数学と理科の超難問が減り一昨年並と思われます。
英語や社会は例年並でしょう。
国語が少し難しかったと感じました。
平均点はどうでしょうかね～
一昨年並(121.8点)かなあという予想です。

昨年度の入試の特異なところは平均点の低さというよりは、
高得点者の少なさだったと思うんです。

今年度は勉強した人が報われたテストでした。

追記ですが今年から教科書が替わり学習内容が増えました。
そんな新しい学習範囲からの出題が多かったですね。

●各教科の感想について

（国語）
昨年から小説がやたら長い。今年も長かった。
そして今年度の解説文の問題が「哲学」的な内容。
文章を読むことが嫌いな生徒にはつらい問題だった。
俳句の出題は予想通り。
昨年並の難易度か。

（数学）
今年は第２問めで失点してしまう生徒が多かったようだ。
連立は今年も難しい。証明はいつもよりは平易。
最後の２題はお約束な問題。最後の問題は超難問。
しかし全体的に昨年よりは易しい問題だった。

（英語）
問題の傾向は昨年と全く同じだった。
ただし、解答しやすい問題も多く
昨年度より若干平均点は上がりそうだ。

（理科）
問題数が多い。基本的な問題も多いが凝った問題が目立つ。
高得点は難しい問題だ。
平均点は昨年度よりは若干高いと思うのだが
理科の苦手な生徒には今年も難問だった。

（社会）
社会の得意な生徒には恰好な問題だった。
並べ替えや記述の問題も答えやすく高得点可能な問題。
この問題だと社会の苦手な生徒と得意な生徒では開きが出たのではないか。
昨年度より平均点は若干上がりそうだ。

●合格ライン

何度もいいますが昨年度は異常な合格点だったんです。
あの磐城高校を１３０点ほどで合格した生徒がいたなんて信じられません。
（進学校用の配点を採用しているのだと推測しますが）

昨年度の合格点はこちらの記事を参考にしてください。

今年度は例年のボーダーに戻りそうです。

●配点について

今は各高校に採点方法は委ねられています。
気になる配点ですが3通りほどあるようです。

標準配点・進学校用配点・基礎力重視配点などと区別されていますが、
多くの高校は標準配点で採点しているとのことです。

解答のさじ加減は分からないので、
過去問についている配点で取りあえず解答してみてください。

進学校を受験する生徒はその点数に10～15点をマイナスすると良いかもしれません。

例年の事ですが、今年の入試はどうだったかと聞くと決まって
「今年はチョー難しかった」
という答えが返ってきます。

しかし平均点を見ると
115点～130点で収まっているんですよね。

だから今年度も123点前後ではないかと推測しているんですが･･･

ただ、昨年度のような問題ではなかったので
実力が発揮できた問題なのではと思います

合格発表日は3月14日！！

楽しみに待ちましょう♪

【2013年福島県立入試 今後の日程】
・2月7日（木）～8日（金）：県立高校Ⅱ期選抜試験
・3月14日（木）：合格発表日
・3月15日（金）～18日（月）：Ⅲ期選抜出願期間
・3月19日（火）：Ⅲ期出願先変更日
・3月22日（金）県立高校Ⅲ期選抜試験
・3月25日（月）Ⅲ期合格発表・・・今年度の県立入試全日程が終了