【令和8年受験】新教研テストを活用した合格戦略!!

来週(2025年7月5日)、最初の新教研テストである「7月号」が実施されます。この新教研テストは県立高校の模試としてなが～く実施されており、多くの受験生はこの新教研の偏差値で志望校を決めています。

駿英では毎年、新教研テストが実施される度に結果や内容を分析し、次号の狙われるポイントなどをブログに書いています。もちろん今年度もやっていきますので宜しくお願いします^^

今回はそんな「新教研テスト」の特集。
●新教研テストの重要性
●県立高校の偏差値
●結果の見方
など生徒や親御さんが知っておくべきことをまとめました。
長い受験勉強の参考にして下さい。

あ、「新教研7月号」に向けた具体的な対策は来週書きますので中3生はお待ち下さい。

「新教研テスト」の重要性を理解する

受験生(中3)の新教研テストは7月に開幕し2月号(入試予想問題号)で閉幕。全8回実施されます。範囲は目立つところに貼っておきましょう。

2025-2026年 新教研テスト範囲表（中学3年生）

新教研は県立入試問題と本当に似てるの？

新教研テストは県立入試の模擬試験。本当に似ているのか問題ですが
●問題数
●出題傾向
●配点
はクリソツです。

では難しさですが入試に一番近い新教研2月号と県立入試の平均点を比較して見ましょう。どちらも直近である令和7年のテストで比べてみます。

平均点は新教研テストの方が若干低めですが、難易はほぼ同じと考えていいでしょう。

新教研は何月号が重要なのか？

全8回実施される新教研テスト。何月号が一番参考になるかといえば入試直前の2月号に決まっています。「じゃ2月号の新教研以外の結果なんて関係ないじゃん！」と思ってしまいますが、11月に学校の3者面談があって併願・専願を決めたり、1月には県立高校への願書を書き始めなければなりません。

ということはシビアな結果を求められるのは次の通り。

私は11月号までが練習試合と捉え結果は下しません。12月号、1月号で受験校を決めるように話しています。特に1月号で志望校の偏差値ラインを3以上下回った場合は素直に受験校を下げるようアドバイスしています。

「新教研テスト7月号」の意味

7月号は範囲も短く難しさも入試問題とは大きく異なります。それに大多数の受験生は本格的な受験勉強をしておらず、新教研テストに慣れていません。そんな状況で7月号の結果が良くても全くあてにならないのです。私は7月号の結果は受験資料として参考にしません。

ただ7月号の新教研テストは
●真の弱点教科・問題をあぶり出す
●志望校や自分の偏差値を知る
●夏休みの受験勉強の最大資料となる
と今後の受験勉強を考えた場合の重要資料となります。

7月号はそんな感じなんだ！と『現時点での自分の力を知るテスト』と意識し受験するようにしてください。大事なのは受験後の振る舞いです！

「新教研テスト」の平均点を知っておこう

新教研テストは学校の定期試験とは違います。県立入試同様1教科50点満点のテスト。5教科合計は250点となります。昨年度の平均点を表にしましたので見て下さい。

昨年度の月ごと平均点一覧

科目	2月号	1月号	12月号	11月号	10月号	9月号	8月号	7月号
国語	32.7	27.2	26.1	24.6	25.8	23.6	24.8	25.0
数学	20.2	18.5	19.3	17.7	17.1	23.2	21.7	24.9
英語	24.3	22.4	23.9	23.1	21.1	27.5	22.2	26.1
理科	19.9	22.9	22.0	17.7	20.7	20.8	22.8	20.7
社会	21.9	20.5	22.3	23.1	21.1	23.3	22.4	17.5
合計	119.0	111.5	113.6	106.2	105.8	118.4	113.9	114.2

新教研はいつも同じ難しさ？

昨年度の5教科平均点を見ると最低が105.8点(9月号)、最高が119.0点(2月号)。7月号の平均点は113.9点と低めでした。

「じゃ7月号は難しいの？」と思ってしまいますが7月号が一番簡単です！まだ対策もせず受験する生徒も多く、部活で言えば新人戦みたいなもの。やっぱり練習を重ね経験も積んだ1月号、2月号の方がグッと難易も上がります。

志望校と目標点を決めておくべし

新教研テストの場合、志望校を4校設定することが出来ます。当日になって焦って書かないよう今から決めておきましょう。

「どこにしよう。○○高校なんて書くと笑われる^^;」など考えず遠慮せず「自分が行きたい学校から素直に書いてみましょう」まだまだあなたの実力は未知数なんです^^

下に「県立高校ボーダーライン表」を載せておきます。こちらを参考に志望校＆目標点を設定しましょう！7月号の目標点はおおざっぱで構いません。かなりラフですが模試の目標点を書いておきます。こちらも参考に！

2025年 福島県立高校ボーダーライン

2025年受験用に作成した県立高校ボーダーラインを上げておきますので志望校の偏差値・ランクを頭に叩き込んでおきましょう。あ、今はボーダー外でも大丈夫。これから勉強し上げていけば良いのです^^

ちなみにこの「県立高校模試得点換算ボーダーライン」は昨年度の新教研テスト＆実力テストのデータを基に作成しました。

☆この表のPDF形式はこちらです。段違いに見やすいです。ぜひダウンロードして使用下さい。
【令和7年受験用】模試得点換算ボーダーライン

上記のボーダー得点はあくまでも下位合格のボーダーライン。合否ギリギリの位置！余裕を持って受験するためにはこの得点プラス５～１０点が必要です。

今から出来る新教研7月号対策は？

前述したように7月号の新教研は初陣ということでかなり特殊です。

など、問題慣れしていないためのミスが非常に多いんです。問題慣れ対策には「過去問練習」が1番です。

過去問をやっておけば
●長文にどれだけ時間をかけたらいいのか？
●作文はどんな感じなのか？
●理科の問題の特徴は
●古文の問題は？
●長文の長さは？

このような疑問を持たずに取り組むことが出来るのです。7月号はハッキリ言って塾などで対策した人が絶対的に有利なんです。それが分かっているので先週から過去問にとりくんでいる塾も多いでしょう。

※今回は定期試験と被っており、過去問に取り組んでいない塾も多いかも知れません。そんな時は過去問だけでも先生に頼んで入手して下さい。未知の模試に何の情報もなく取り組むのは不利としか言いようがありません。

もし、過去問で対策したいときは「駿英ネットサービス」があります。思いっきり宣伝になってしまいますが、興味がある人はこちらをご覧ください。

【2021年受験用】駿英ネットサービスの詳細はこちら

今回はこの辺で終わります。7月号を受験する生徒は具体的な対策が欲しいですよね。来週「新教研テスト7月号～対策編」をアップします。ご期待下さい。

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■ 雑記 ■
今回、最初のイラストはAIで作成してみました。いや～予想以上にAIは凄いですね。すっかりハマってしまいました^^;

駿英の先生でイラスト作ろうと思い写メを参考に画像作成を頼んだところ超格好いいイラストが出来上がりました^^　あ、もちろん却下です(笑)

by 渡部

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