前回の続きになります。記事は高橋先生です。
さて、子供の発達が「定型発達」ではないかと疑い始めるきっかけは様々だと思います。最近では、乳幼児健診や就学時健診で、医師から指摘される場合も増えています。そうすると、専門家への受診も早期にできます。しかし、症状が目立たないタイプや、その時のタイミングによって、気が付かれないケースが多いのです。
健診で指摘されなかった場合、保護者が気が付くか、本人が違和感を訴えるか、教師や親戚などの他人に指摘されるということが、非定型発達を疑い始めるきっかけとなります。その時の保護者の対処が非常に難しいところだと思います。
他の子ども達との違いが、周りに受け入れてもらえ、本人も今後の人生で大きな困難をきたさない、いわゆる個性と言える範囲のものか、それとも専門家のサポートが必要なのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。
保護者が自然に気が付いたとします。保護者の多くは、複雑な気持ちになるでしょう。自分の子どもが発達に問題を抱えているという可能性を、無意識に否認してしまい、「気のせいだ」ということで無理に自分で納得してしまう親御さんも多いでしょう。
本人が、違和感を自覚するのは、何かしらのトラブルの積み重ねなどで、不適応が起こってしまっている場合がほとんどです。この場合は、専門家への受診は意外としやすいことが多いです。ただ、既に不適応が起こっている状態での受診なので、本来の発達の問題が隠れてしまい、鬱状態などの二次的な障害のみの診断や治療になってしまうことが多いです。
教師や親戚など、割と身近な大人が気付いた場合、一般的には、その事を保護者の方に伝えるかどうか迷うと思います。専門家ではないので、「少し変わっているだけなのかもしれない」と思ったり、却ってもし違っていたら後々親御さんとの人間関係にまで影響してしまったりすることを危惧するからです。逆に考えれば、他人が忠告してくれるということは、それだけ症状が強い可能性が高いのです。
次に、我が子の発達のアンバランスさが標準を超えていると疑った時に、どのように行動したらよいかの判断ですが、「ADかもしれないから病院に行って検査を受けなさい。」と、単刀直入に切り出すことも難しいし、家族の中での情報や意識の共有も大変です。
今は、情報がたくさんあるので、本やネットなどで知識を入れるということも簡単にできるようになりました。気を付けなければならないのは、誰もが簡単に情報を発信することもできるので、全てが正しいとか、全てが自分の子にも当てはまるとは思わない事です。
客観的事実と、情報提供者の主観的な考えの区別や、正しい知識や理解が必要です。その上で、家族に同意を求めたり、本人に抵抗感なく受診しやすい説得の仕方を考えるということをお勧めします。
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