【福島県立入試】国語の出題傾向を過去21年分析!入試予想!
福島県立入試の国語の分析を行いました。以下の表は過去21年間の入試データを調査しまとめたもの。ここから出題傾向を探り平成29年度の国語の出題予想をしてみます。
●過去21年間でどんな韻文が出たのか?
●どんな古文(漢文)が出題されたのか?
●平成29年度はどんな問題が出題されるのか?
この表で傾向を掴み自分自身でも予想してみよう!!
目次
過去21年の国語の出題分析
入試年度 | 出題された韻文 | 古文・漢文 | 文法・部首等 |
---|---|---|---|
平成8年度 | 詩 | 古文「伊勢物語」より出題 | 出題なし |
平成9年度 | 短歌 | 古文「徒然草」より出題 | 出題なし |
平成10年度 | 俳句 | 古文「平家物語」より出題 | 出題なし |
平成11年度 | 詩 | 古文「おくの細道」より出題 | 文法 |
平成12年度 | 短歌 | 古文「十訓抄」より出題 | ごんべん |
平成13年度 | 俳句と詩の融合問題 | 古文「ひとりね」より出題 | こざとへん |
平成14年度 | 詩 | 古文「枕草子」より出題 | 対義語 |
平成15年度 | 短歌 | 古文「伊曾保物語」より出題 | 対義語 |
平成16年度 | 俳句 | 古文「蒙求」より出題 | 敬語 |
平成17年度 | 詩 | 古文「古今著聞集」より出題 | くさかんむり |
平成18年度 | 短歌 | 古文「醒睡笑」より出題 | さんずい |
平成19年度 | 俳句 | 古文「草双紙」より出題 | 敬語 |
平成20年度 | 詩と短歌の融合問題 | 古文「一休ばなし」より出題 | 四字熟語 |
平成21年度 | 短歌 | 「十訓抄」「論語」の融合問題 | 敬語 |
平成22年度 | 俳句 | 「徒然草」「冬夜読書」の融合問題 | 語句補充 |
平成23年度 | 詩 | 古文「宇治拾遺物語」より | てへん |
平成24年度 | 短歌 | 古文「沙石集」より | 敬語 |
平成25年度 | 俳句 | 古文「正法眼蔵随聞記」より | 故事成語 |
平成26年度 | 詩 | 古文「古今著聞集」より | 文法 |
平成27年度 | 短歌 | 古文「三冊子」より | 文法 |
平成28年度 | 俳句 | 漢文「西京雑記」より | 慣用句 |
【国語の入試問題分析・予想】
- 韻文の予想は駿英の生徒にはしていたのだが、5年前からブログでも予想を開始。なんと的中率は100%! 的中には理由がある。上の表を見ていただければ気がつくと思うが、詩・短歌・俳句という順番で出題されているからだ。昨年は「俳句」が出題されると予想し的中。今年はズバリ詩からの出題だろう!
- 詩の融合問題が過去21年で2度の出題。可能性は低いと思うが「詩と短歌」の融合問題の出題も想定しておいた方がいいだろう。
- 昨年度、私は「漢文は過去20年間一度も出題はない。今年も古文からの出題だろう」と書いたが、何と漢文からの出題^^; 今年は古文からで間違いないだろう!
- 問1の基本問題。以前は部首の問題の出題が多かったが、昨年は「慣用句」一昨年は「文法」からの出題。予想は難しいが「慣用句」「敬語」「文法」「部首」は復習しておこう。
- 文法問題は難しくない。意味・用法が問われる選択問題。この形式の出題に慣れておけば簡単だ。
【受験生へ国語のアドバイス】
- 詩の表現技法や形式(定型詩・自由詩)、用語(文語・口語)、内容(叙情詩・叙景詩・叙事詩)必ず押さえておくこと。
※詩の表現技法:「比喩」「倒置法・対句方・反復法」「体言止め・押韻」など - 古文を苦手としている生徒が多いが入試の古文は、日本語の訳が補われており比較的簡単だ!何度も読めば必ず理解できる。模試・過去問等で練習しておこう
- 古文は現代仮名遣いに直す問題が必ず出る。簡単なので絶対に落とさないこと。
- 毎年言っているが、福島県の韻文・古文の問題は内容さえ理解できれば平易な問題だ。確実に得点しよう!ただし、時間配分に注意!
- なんと言っても小説や説明文の配点が高い。ここにたっぷりと時間をかけよう。実力テストと入試の違う点は
・小説→ 実力テストより長め
・説明文→ 内容が結構難しい
といったところか。難しいように思えるが、設問自体は易しい問題も多く平均点は高い。ただし、40字、60字、65字でまとめさせるような記述式の問題が多く、時間配分には十分に気をつけよう! - 作文の配点は高く書かせる条件は新教研と同じ。必ず書くように。
【家庭教師の目】
国語で失敗する受験生の大半は時間配分の失敗だ。
●作文まで手が回らず途中で終わってしまった
●小説・解説文をじっくり読む時間がなく適当に解答した
というケースが多い。国語は1時間目に実施される教科。不安いっぱいで「始めてください」の合図。緊張でドキドキするわ手は震えるわで、全然問題文が頭に入らない生徒もいるだろう。
そういう意味で、国語の序盤の問題である「小問(漢字・文法)」「韻文(詩・短歌・俳句)」「古典」を時間配分は大切!焦らないようにしっかり準備しておこう。
お薦めの対策は過去問でシュミレーションしておくこだ。データを見れば問題数や難易度は同じだと予想できる。前もって時間配分を自分なりに立てておこう!
最後の作文まできっちり書ければ実力は発揮できたということ。2時間目の数学には落ち着いて立ち向かうことが出来るはず。今まで数多くの生徒を見てきたが国語は失敗の少ない科目だ。
国語が苦手な生徒は「70字以内でまとめなさい」等の字数の多い記述問題は捨ててしまおう。正答率が低く(正答率は2~3%時間がかかる問題だからだ。その分作文は時間をたっぷり使いしっかり書こう!
最後に、時間配分が大切だといって、ささっと書かないこと!その字が読めなかったら正解にならないから^^; 漢字のミスに注意し見やすい答案を心がけよう!
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