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福島県立入試分析 国語(韻文・古文)の20年間の出題傾向!

過去20年間でどんな韻文が出たのか!どんな古文が出題されたのか!
そして、平成28年度はどんな問題が出題されるのか?予想してみよう!!




入試年度 出題された韻文 古文・漢文 文法/部首名
平成8年度 古文 「伊勢物語」より出題 出題なし
平成9年度 短歌 古文 「徒然草」より出題 出題なし
平成10年度 俳句 古文 「平家物語」より出題 出題なし
平成11年度 古文 「おくの細道」より出題 出題なし
平成12年度 短歌 古文 「十訓抄」より出題 ごんべん
平成13年度 俳句と詩の融合問題 古文 「ひとりね」より出題 こざとへん
平成14年度 古文 「枕草子」より出題 出題なし
平成15年度 短歌 古文 「伊曾保物語」より出題 出題なし
平成16年度 俳句 古文 「蒙求」より出題 出題なし
平成17年度 古文 「古今著聞集」より出題 くさかんむり
平成18年度 短歌 古文 「醒睡笑」より出題 さんずい
平成19年度 俳句 古文 「草双紙」より出題 敬語
平成20年度 詩と短歌の融合問題 古文「一休ばなし」より出題 四字熟語
平成21年度 短歌 「十訓抄」「論語」の融合問題 敬語
平成22年度 俳句 「徒然草」「冬夜読書」の融合問題 語句補充
平成23年度 古文 「宇治拾遺物語」より てへん
平成24年度 短歌 古文 「沙石集」より 敬語
平成25年度 俳句 古文 「正法眼蔵随聞記」より 故事成語
平成26年度 古文 「古今著聞集」より 文法
平成27年度 短歌 古文 「三冊子」より 文法

【平成27年度の国語分析】

@ 4年前からブログで韻文の予想を開始。なんと的中率は100%!というのも出題を分析すれば気がつくと思うが、詩・短歌・俳句という順番で出題されているからだ。昨年は「短歌」が出題されると予想し的中。今年はズバリ俳句からの出題だろう!

A 融合問題での出題も7年周期。可能性として「詩と俳句」の融合問題の出題もあるかもしれない。準備しておいた方がいいだろう。

B 漢文は過去20年間一度も出題はない。今年も古文からの出題だろう。

C 以前は部首の問題の出題が多かったが、最近は「故事成語」「敬語・謙譲語・丁寧語」「文法」からの出題が多い。

D 昨年度の文法問題は、大問1で「そうだ」と大問5で「れ」の意味・用法が問われた。この形式の出題に慣れておいた方が良いだろう。

 

【受験生へアドバイス】

@ 俳句の表現技法は必ず押さえておくこと。
「切れ字」「季語」「字余り・字足らず」「比喩・体言止め・倒置法」など

A 古文を苦手としている生徒が多いが入試の古文は、日本語の訳が補われており比較的簡単だ!何度も読めば必ず理解できる。

B 古文は現代仮名遣いに直す問題が必ず出る。簡単なので絶対に落とさないこと。

C 毎年言っているが、福島県の韻文・古文の問題は内容さえ理解できれば平易な問題だ。確実に得点しよう!ただし、時間配分に注意

D なんと言っても小説や説明文の配点が高い。ここにたっぷりと時間をかけよう。実力テストと入試の違う点は
・小説→ 実力テストより長め
・説明文→ 内容が結構難しい

といったところか。難しいように思えるが、設問自体は易しい問題も多く平均点は高い。ただし、40字、60字、65字でまとめさせるような記述式の問題が多く、時間配分には十分に気をつけよう!

E 作文の配点は高く書かせる条件は新教研と同じ。必ず書くように。

 

【まとめ】

国語で失敗する受験生の大半は時間配分の失敗だ。「作文が途中だった」「小説を読む時間がなくて適当に解答した」というケースが多い。国語は1時間目に実施される教科。ドキドキで始まり、問題文が頭に入らない生徒もいるだろう。

そういう意味で、序盤の問題である「小問(漢字・文法)」「韻文(詩・短歌・俳句)」「古典」の問題に戸惑わないように準備をしっかりしておこう。過去問でシュミレーションし時間配分をあらかじめ自分なりに立てておくのだ!

最後の作文まできっちり書ければ実力は発揮できたということ。2時間目の数学には落ち着いて立ち向かうことが出来るはず。今まで数多くの生徒を見てきたが国語は失敗の少ない科目だ。

最後に、時間配分が大切だといって、ささっと書かないこと!その字が読めなかったら正解にならないから^^; 漢字のミスに注意し見やすい答案を心がけよう!

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